第 1 四半期と第 2 四半期前半の数字から見た Dropbox の状況

ここ数か月間のビジネス慣行は、間違いなく世界的なパンデミックの影響によって変わってきました。この変化がビジネスに与える本格的な影響はまだわかりませんが、ここでは、お客様が Dropbox をどのように利用しているかに関して、これまでに確認した情報の一部をご紹介します。この先行き不透明な時期においても、信頼される製品を提供できることを嬉しく思います。

Dropbox 製品の需要が増加

3 月中旬以降、Dropbox Business チーム トライアル版の 1 日の使用量が 40 % 増加し、エンゲージメントやコラボレーション アクティビティも高まっています。同期間、Plus 個人向けプランのトライアルを開始する 1 日のユーザー数も 25 % 以上増加しました。

登録状況を詳しく見てみると、3 月の最初の 2 週間に、イタリア、フランス、ドイツ、スペインなど、感染拡大の影響を強く受けた国の多くで、モバイルとウェブの両方で Basic の登録が急増していることがわかりました。


新しいデスクトップ アプリの普及率が増加

Dropbox では、コンテンツの保存と整理、ツールの連携、チームでの共同作業がすべて 1 か所で行える統合型のワークスペースとして、2019 年 9 月に新しいデスクトップ アプリを導入しました。それ以来、Dropbox Business をご利用の 45 万以上のチームのうち、35 万を超えるチームが新しいデスクトップ アプリの使用を開始しました。3 月以降、新しいデスクトップ アプリを実際にご利用いただく 1 週間のユーザー数は、約 60 % 増加しています。

Zoom インテグレーションの利用が増加

このような危機的状況の中では、プライベートと仕事の両方でビデオ会議が欠かせないものになっています。Dropbox では、最近、Zoom インテグレーションに拡張機能を追加しました。この拡張機能により、Zoom ミーティングでの Dropbox コンテンツの表示、Dropbox からの Zoom ミーティング予定の追加とミーティングへの参加、Zoom ミーティングの録画や文字起こしの Dropbox への保存が可能となりました。4 月に入ると、Zoom インテグレーションの使用が 2 月に比べて 20 倍以上増加しました。

HelloSign と HelloWorks の利用が増加

HelloSign は、昨年 2 月に Dropbox の傘下に入った電子署名とドキュメント ワークフローのプラットフォームです。製品スイートには、HelloSign による電子署名、HelloSign API と HelloWorks による完全カスタマイズが可能なドキュメント ワークフロー ソリューション、そして HelloFax による電子ファクスの機能があります。

3 月と 4 月には、HelloSign 製品の利用が大幅に増加し、署名依頼数は 1 月と 2 月の平均依頼数に比べて 3 倍に増えました。

今回の新型ウイルス感染拡大に関連した新たな使用事例として、HelloWorks の利用も広がっています。たとえば、この製品を活用して、何万社もの中小企業の(Paycheck Protection Program による)救済ローン申請を行っている金融業者があります。また、ニューヨークのある救急医療施設では、患者を受け入れる際、4 月だけでも 2,500 人以上の書類の処理に HelloWorks を利用しました。

きわめて重要なこの瞬間に Dropbox をご利用いただけることに、私たちはやりがいを感じています。今後も、私たちの働き方に現れ始めた大きなパターンについて、インサイトをお伝えしていきたいと思います。2020 年第 1 四半期の業績については、こちらでご確認ください。

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