簡単、確実! iPhone で撮影した写真を管理する 3 つの手段

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これをお読みの方には、いつの間にか増えてしまった iPhone の写真管理にお困り、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

写真が増えてしまうと、iPhone 内の容量がいっぱいになってしまって、写真撮影する度に過去のいらない写真を探して削除、という手間が増えてしまいます。

また、せっかく撮って集めた写真なのに、いざ友人に見せたいときに保存場所がわからなかったり、編集したあとにバックアップを取るのを忘れてなくしてしまったり。そういったトラブルも、多くの人が一度は経験があるでしょう。

もうそのようなトラブルに遭わないために、iPhone の写真管理方法を紹介していきます。

具体的な方法としては、次の 3 種類があります。

  1.  パソコンを使って管理する方法
  2.  オンラインストレージを活用する方法
  3.  iPhone 本体でできるかぎり管理する方法

理想はこれら全ての作業をしておくことです。たとえそれが無理だとしても、この中から、自分にフィットする管理方法をどれかひとつでもマスターすれば、写真管理に困ることはぐっと少なくなるはずです。

目次

1. iPhone 写真管理の基本はパソコンに取り込むこと
2. Mac で写真を管理する方法
3. Windows で写真を管理する方法
4. オンラインストレージを利用した写真管理
5. iPhone だけで写真管理する方法と注意点
6. まとめ

1. iPhone 写真管理の基本はパソコンに取り込むこと

iPhone 本体だけで写真ファイルの管理をすることは可能です。しかし管理するためにはパソコンやオンラインストレージサービスの使用がおすすめです!まずはその理由を説明します。

1-1. 写真管理にパソコンやオンラインストレージサービスが必要な理由

ここでいう管理とは、

  •  写真がなくならないように、データを別の場所に移しておくこと
  •  写真を自分の好きなように編集(アルバム、フォルダ分け)し、まとめておくこと

の 2 つの作業を指します。

データを別の場所に移しておくことは、iPhone を紛失してしまった場合やデータが破損してしまった場合にどうしても必要になります。

また、iPhone で写真を編集する際、バックアップがあれば失敗しても安心です。データを別の場所に移しておくことは、写真管理をするなら最初に行うべき作業です。

写真を編集したりまとめたりする目的は、写真の加工をするためだけではありません。重複した写真を削除して容量を確保すること、ファイル名を入力したりフォルダを分けてわかりやすくしたりすることなどは、写真を探しやすくするには必須の作業です。

1-2. 写真を管理する 3 つの方法

写真を管理するためには、大きく分けて 3 つの方法があります。

  •  パソコンを使う
  •  オンラインストレージを使う
  •  iPhone 本体で行う

写真のバックアップやリネーム、または大量の写真をフォルダ分けしたいときなどは、パソコンを利用した方が効率よく管理できます。

オンラインストレージサービスは、写真のバックアップだけではなく、他のデバイスからも写真を見られるというメリットもあります。

iPhone 本体で管理するのは、手間がなくてどこでも管理できるというメリットはありますが、バックアップが心許ないという欠点もあります。

【パソコンを使う場合】

2. Mac で写真を管理する方法

3. Windows で写真を管理する方法

のどちらかを参照にしてください。

【オンラインストレージサービスを利用する場合】

4. オンラインストレージを利用した写真管理

をご参照ください。

2. Mac で写真を管理する方法

iPhone と Mac は OS が同系統だけに、ファイルの読み取りや管理をスムーズに行うことができます。iPhone の写真を Mac に保存させてしまえば、iPhone 内の写真は消してしまってもいつでも Mac で見ることができます。これで iPhone の容量の節約になります。

以下では、iPhone の写真を Mac に保存するなど、具体的な管理方法についてみていきます。

2-1. 基本の写真管理ツール「写真」アプリ

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Mac にはデフォルトで「写真」というアプリがインストールされています。

使い方は簡単で、Mac と iPhone を接続して、アプリを起動します。ウィンドウ上の「読み込み」を選択すると出てくる「すべての新しい写真を読み込む」をクリックすると、写真アプリに iPhone の写真がコピーされていきます。次回以降すぐに写真アプリを起動したい場合は「このデバイスを接続したときに写真を開く」にチェックを入れておきましょう。

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また写真アプリは iCloud フォトライブラリとの同期が簡単にできるように作られています。Mac ユーザーであれば、基本的に写真アプリで管理しておけば間違いはないでしょう。

2-2. イメージキャプチャで写真を取り込む方法

写真アプリのほかに覚えておきたいのが「イメージキャプチャ」です。これは Mac に入っているアプリのひとつで、大量の写真ファイルを写真アプリ以外の場所に一括して読み込むのに便利なツールです。

イメージキャプチャ操作方法

  1. Mac に iPhone を接続し、Mac 側のイメージキャプチャを立ち上げます。イメージキャプチャは「Macintosh HD」→「アプリケーション」フォルダの中にあります。
  2. 読み込み先を選択し、読み込みたい写真を選択して「読み込む」をクリックするか、「すべてを読み込む」をクリックすると完了です。

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2-3. Wi-Fi 環境下なら Air Drop が超便利

写真管理からちょっと話がそれますが、iPhone と Mac ユーザーだったら覚えておきたい機能に Air Drop があります。

Wi-Fi と Bluetooth を介して iPhone 同士や Mac とデータの送受信ができるツールで、数枚程度の写真ならば手軽に転送することができるんです。

Air Drop の操作方法

ホーム画面からコントロールセンターを呼び出し、下から 2 段目の Air Drop と書かれた部分をタップします。

そこからデータを共有したい対象を選ぶだけ。これで iPhone 側の準備は OK です。

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そこから先の手順は「iPhone の写真を簡単にパソコンとファイル共有する 3 つの方法」をご覧ください。iPhone から Mac へ転送する手順と、その逆パターンの Mac から iPhone へ転送する手順が書かれています。

3. Windows で写真を管理する方法

Windows の場合でも、写真の管理は簡単です。Windows に画像を読み取ったあとは、他のファイルと同じように管理や保存ができます。iPhone の写真を Windows に保存させてしまえば、iPhone 内の写真は消してしまってもいつでも Windows で見ることができます。これで iPhone の容量の節約になります。

3-1. 外付け HDD として iPhone を認識する Windows

Windows に iPhone を接続するとポータブルデバイスとして認識されます。つまり外付け HDD と同じ扱いになるのです。

この場合は自動再生を使うか、マイコンピューターから iPhone にアクセスすることができます。

<Windows と接続する>

1. 自動再生を使う

Windows と iPhone を USB ケーブルで接続します。すると自動再生のダイアログが開きます。

ダイアログの中の「画像とビデオの読み込み」を選ぶと、自動的に読み込みが始まります。読み込まれた写真は「コンピューター」→ 左メニューの「ライブラリ」→「ピクチャ」に保存されます。

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2. マイコンピューターから読み取る

マイコンピューターの iPhone のアイコンを右クリックし、「画像とビデオのインポート」を選べば、指定のフォルダに画像を一括して取り込めます。

もちろん、iPhone 内にある画像フォルダを、ダイレクトに管理することも可能です。

マイコンピューターの iPhone のアイコンをダブルクリックし、順番にフォルダを開いていけば、画像フォルダにたどり着きます。

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3-2. Windows フォトギャラリーが便利

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Windows Essentials に含まれる Windows フォトギャラリーは、画像に説明を付ける、修正する、評価するなどの機能を持つ多機能なソフトです。

<Windows フォトギャラリー導入方法>

すでにパソコンに Windows フォトギャラリー がインストールされている場合でも新しい機能を使うためにバージョンアップするといいでしょう。

ダウンロードは以下の URL からできます。
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/photo-gallery

Windows フォトギャラリーのページで「今すぐ入手」をクリックするとアプリをダウンロードできます。これをダブルクリック → 実行。

インストールするプログラムの選択では「インストールする製品の選択」を選びます。

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Windows フォトギャラリー以外のチェックをし、インストールをクリックします。

スタートメニュー → すべてのプログラム → フォトギャラリーと進むと、写真の管理ができます。

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次の画像は Windows フォトギャラリーの管理画面です。

写真の編集は 1 枚ごとにできるのはもちろん、一括して編集可能。露出や色の補正、サイズの変更といった基本的な編集に加え、パノラマ写真や合成写真を作ることもできます。写真に付けられるタグ(人物、説明、位置情報など)は写真を分類するのに便利です。

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4. オンラインストレージを利用した写真管理

iPhone の写真を管理する方法として、インターネット上にデータを保管するオンラインストレージサービスを利用する手もあります。ここでは代表的なサービスを 3 つ取り上げます。

4-1. iCloud

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iCloud は、iPhone のアルバムから直接、画像をアップロードできるのが便利。しかも、アカウントを共有したパソコンや iPad などの他のデバイスでも画像を確認、管理することができます。

操作もシンプルで、iPhone の写真アプリを起動してアルバムを開き、画面下部の共有をタップ。「共有を開始」をタップするだけです。

iPhone にもともと備わっている機能というところが気軽で安心です。

4-2. Dropbox

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複数のデバイスや、何人かのチームで画像を共有するなら、老舗の Dropbox が便利かもしれません。インストールの手間はありますが、利用ユーザーが多く使い勝手も抜群です。

無料版で 2 GB まで利用できるうえに、誤って消してしまったファイルも 30 日前までなら復元できるという仕様も頼りがいがあります。

iPhone であれば、アルバムから画像を選択し、アクティビティの「その他」からアップロードすることもできます。

Dropbox のインストール方法については「約 5 分で完了!Dropbox のインストール方法を画像付で解説」で画像付きで解説しています。

4-3. Google フォト

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高画質な画像を無制限にアップロードできる Google フォトは、従来の Google プラスから独立する形で 2015 年に登場したオンラインストレージサービスです。

写っている人の顔で画像を整理してくれる自動編集や自動タグ付け、地名などを入れるだけで画像を検索できる機能など、高性能な編集能力に注目が集まっています。

複数のデバイスで共有できるといったオンラインストレージサービスの基本を押さえつつ、編集や管理、文句なしの容量など、今後への期待が集まっています。

5. iPhone だけで写真管理する方法と注意点

自由に使えるパソコンがない場合、iPhone 本体だけで写真を管理することになります。

この場合、iPhone 本体を紛失したり壊したり、また誤った操作をしてしまう可能性を考えると、バックアップを取っておいた方がいいということは意識しておくべきです。

Wi-Fi 環境があるなら iCloud に自動バックアップを取ることができます。その他にも、Dropbox などのオンラインストレージを使う方法や、写真管理や保存を助けてくれるアプリを利用するという手もあります。

詳しくは先述の「4. オンラインストレージを利用した写真管理」をご参照ください。

5-1. カメラロールによる写真管理方法

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iPhone のホーム画面から「写真」アプリをタップします。すると「アルバム」の画面が表示され、その中の「カメラロール」というフォルダに画像が集められていることがわかります。

「カメラロール」は、iPhone 本体に保存された画像を管理できるフォルダです。

画像の削除やフォルダ(アルバム)への分類は、iPhone 本体に保存された画像が集まっている「カメラロール」から行います。

5-2. 新規アルバムフォルダの作り方

1. 写真アプリを起動すると「アルバム」画面の上部に 3 つの項目が出てきます。

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2.「+」をタップすると、画像を収納しておくアルバムフォルダを新しく作ることができます。

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3. 虫めがねのアイコンをタップすると、探したい画像を検索することができます。

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4.「編集」をタップすると、自分で作ったフォルダの名前変更や削除を行えます。

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5-3. カメラロールの設定方法

フォルダの管理を行ったら、次は「カメラロール」を開きます。

カメラロールでは、画像をまとめてフォルダに移動させたり、削除したり、iCloud で共有したりといった管理が可能です。

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  • 右下の「アルバム」…画像を時系列順に並べてくれます。
  • 左下の「写真」…画像を年代別や月別に並べてくれます。
  • 中央下の「共有」… iCloud で写真を共有したいときに使います。

iPhone 内で写真を移動させるには、右上の「選択」をタップし、管理したい画像を指定します。複数の画像を同時に指定することも可能です。

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また、1 枚の画像を個別に選べば、画像のトリミングや回転といった簡単な画像処理も行えます。

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このように iPhone 本体だけでも画像の管理は行えるわけですが、バックアップの必要性や多くの画像を管理する利便性を考えると、パソコンやクラウドを利用するのが理想的です。

6. まとめ

iPhone の写真管理方法についてまとめてみました。

パソコンに転送して、写真管理系のアプリで管理するのが基本です。パソコンがない場合は、オンラインストレージサービスの活用がおすすめとなります。

iPhone 本体でのみ写真を管理するのはおすすめできません。iPhone が紛失、破損した場合に写真ファイルも失ってしまう恐れがありますし、撮り溜めていると iPhone のストレージの容量を圧迫してしまうからです。

あなたが撮影してきた大切な写真を失ってしまわないよう、写真管理はパソコンやオンラインストレージで行いましょう。

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