1209 年に創立されたケンブリッジ大学は、英語圏では 2 番目に古く、現存する大学としても世界で 4 番目に古い大学です。創立から 800 年あまりの間、同大学はさまざまな分野の草分けとなる研究者を輩出し、著名な数学者や科学者、哲学者、国家元首などを世に送り出してきました。世界レベルの優れた教育を追求し、学問と研究を極めることによって社会に貢献する。それがケンブリッジ大学の使命です。
ケンブリッジ大学は、テクノロジーに関する学内の要件を評価するにあたって、ある調査を行いました。その結果、教職員や学生がエンタープライズ ファイル同期/共有(EFSS)と共同作業のツールが必要としているユース ケースが 250 種類以上も明らかになりました。これを受けて大学では、積極的にソリューションの導入に乗り出しました。ケンブリッジ大学学内情報システム チーフ アーキテクトのマーク・フェラー氏は次のように述べています。
「教職員や学生がすぐに使えるような、優れたテクノロジー ソリューションを求めていました。Dropbox を導入してからは、誰もがどこからでもより効果的に共同作業できるようになりました。」
天文学研究所のリチャード・G・マクマホン教授と研究チームは、使いやすく共有機能が優れているという理由で Dropbox を選びました。現在マクマホン教授は、世界各地の望遠鏡を使ってクエーサー(準恒星状天体)を探しています。そのため、タイムゾーンが違う場所から、ケンブリッジ大学にいる研究者たちとリモートで共同作業することがよくあります。チームでは、Linux、macOS、iOS など、さまざまなオペレーティング システムが使われていますが、スマート シンクが利用できるので、教授とチームはどこにいても研究データを共有・編集し、共同作業できるようになりました。
公衆衛生・プライマリ ケア学部のシニア データ サイエンティストであるジョーティ・カデーク博士とバイオリサーチ チームは、Dropbox を連絡と情報交換のためのプラットフォームとして利用しています。同チームは生物学の研究に取り組んでいますが、Dropbox に移行する前は SFTP 経由でデータ セットを送らなければならず、送信のたびに毎回ログインする手間がありました。今では、データをすばやく共有できる安全な場所があります。各ファイルは固有のパスワードで保護することができるので、よりスピーディーに、はるかに安全な方法で情報を共有することができます。
フェラー氏は加えてこのようにも話してくれました。
「最近 Office 365 を導入したのですが、Dropbox のおかげで Office の機能は完璧なものになりました。今は、大学の教職員や学生全員が共同作業に役立てられるツールを選んで使えるよういくつか用意しています」
「Dropbox を学内の全員が使えるようにしたのは、その拡張性と使いやすさによるところが大きいでしょう。教職員や学生が重要な仕事や研究に集中できるように、コラボレーション ツールの最適な選択肢を示したいと思っていましたが、Dropbox はその条件にぴったりでした。」
世界中では 6,000 を超える教育機関が連携とコラボレーションの強化に Dropbox を利用していて、ケンブリッジ大学のケースはその一例にすぎません。ぜひ Dropbox Education のサイトをご覧いただき、Dropbox を研究のスピード アップと学習の質向上に役立てる方法をご確認ください。