より賢い働き方を実現する「スマート ワークスペース」へと
進化を遂げたDropboxが、建設業界の働き方改革に貢献
世界初のスマート ワークスペースを提供する Dropbox(NASDAQ:DBX)の日本法人であるDropbox Japan 株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 :五十嵐 光喜)は、本日、株式会社レゴリスが開発、販売している建設業向け施行・図面管理アプリ、SPIDERPLUS(R)との連携を完了したことを発表します。SPIDERPLUS(R)は、2010 年に開発を開始し、2020 年 1 月現在で全国 480 社、30,000 人を超えるユーザーに導入されている、建設業向けの施工・図面管理アプリです。今回の連携により、Dropbox に保存してある画像を直接 SPIDERPLUS(R)に取り込むことが可能になります。
Dropbox は、「ファイルを同期するためのサービス」として開発されましたが、現在は「スマート ワークスペース」として、チームで扱うすべてのコンテンツと使い慣れたツールを 1 か所に集約することで、より仕事に集中できるデジタル環境の実現を目指しています。弊社では昨年秋に「Dropbox Spaces」を発表しました。これは、従来の共有フォルダーをコラボレーションワークスペース、つまり共同作業のためのオンライン作業場所に進化させたもので、利用者は整理された情報を活用しながら、本当に大切な仕事に集中できるようになります。
現在 Dropbox は、さまざまな業種の約 45 万のチームにおいて広く活用されています。特に建設業界では、設計会社や工事会社など複数の組織をまたいで広範囲にわたり共同作業をする際に、「Dropbox」を活用する企業が増えています。
このたびの連携について、株式会社レゴリス 代表取締役 伊藤 謙自様よりコメントをいただいています。
「株式会社レゴリスでは建設業界の様々な業務効率にこれまで取り組んできました。このたび、『SPIDERPLUS』と『Dropbox』の連携が完了したことにより、既に両社の製品をお使いいただいているお客様には、より両製品の利便性を実感していただける環境が整ったと考えております。今後は、それぞれのユーザー様に対し、両製品をシームレスに連携してご利用いただく利便性について、Dropbox Japan 様と一緒に訴求してまいりたいと考えています。今回の連携が建設業のお客様のさらなる業務効率化および生産性向上の一助になると確信しておりますし、今後も Dropbox Japan 様との更なる連携の強化を行い、業務効率化が進むようなサービスの開発を進めてまいります」
Dropbox Japan では、今後も、「スマート ワークスペース」の実現を目指して、業務でよく使用されるアプリの連携を積極的に推進していきます。
●他社のツールと連携するオープンなプラットフォーム
Dropbox は、主要な生産性向上ツールやデバイスに対応したオープンなプラットフォームであり、各種テクノロジーと連携できるという、他にはない特徴を備えています。現在、Dropbox を何らかのサードパーティ アプリケーションにリンクしている Dropbox チームの割合は、全体の 80 % 以上に及んでいます。Dropbox では、前述したパートナー以外にも、チームによる共同作業を効率化する多様なアプリケーションとの統合を実現しています。
Dropbox は、日本の建設業界をさらに支援するために、日本の建設業界で多く使われているさまざまなアプリとの連携を進めてきました。以下がその例となります。
【データ編集】
■AUTOCAD (オートデスク株式会社)
Dropbox アカウントを AutoCAD にリンクすると、AutoCAD デスクトップ アプリケーションから直接 Dropbox に .DWG ファイルを保存できます。また、AutoCAD ファイルは、ファイル作成者だけでなく、ファイルを共有した相手も dropbox.com でプレビューできます。さらに、AutoCADを直接Dropboxから開くことも可能です。詳細はこちらをご確認ください。
【写真整理】
■現場 DE カメラ(ダットジャパン株式会社)
「現場 DE カメラ」は工事写真撮影アプリです。高額な工事用デジタルカメラがなくても、iPhone 等の iOS 端末をご利用いただければ、電子納品に適切な工事写真の撮影が可能です。Dropboxとの連携で、撮影した写真を直接 Dropbox に保存ができます。
■証助 BPO(トランスコスモス株式会社)
あらかじめ作成した情報板(文字や画像などの付帯情報)を写真に埋め込み撮影することができるため、工事現場、設備管理などさまざまな業務で活用可能です。現場アプリと BPO センターの間を Dropbox を介して連携することができます。
■PhotoManager (株式会社ワイズ)
PhotoManager は建設業向けに最適化された工事写真管理システムです。
デジカメやスマートフォン・タブレットで撮影された工事写真を素早く分類、整理して、電子納品やアルバム(写真帳)印刷を行うことができます。
Dropbox との連携により、電子小黒板アプリで撮影された工事写真をその場で取り込めます。また、撮影業務と写真整理業務を別々の担当者が同時に進められるようになります。
【現場図書・写真管理】
■Aconex (日本オラクル株式会社)
建設/工事業界向けのクラウドベースの統合型共同作業ソリューションです。図面の草稿を Dropbox で管理し、最終版が完成したら Aconex 経由でチームに配付できます。また、Dropbox 上の図面を Aconex のドキュメント登録データベースにアップロードし、プロジェクト固有のプロセスに沿って情報を提供することも可能です。
■Photoruction (株式会社フォトラクション)
建設現場を「見える化」して生産性と品質を向上させる. 建築・土木の生産支援クラウドです。
Dropbox と連携することで、図面や写真など必要な情報を全てフォトラクションで一元管理することが可能です。
なお、現在は同期ツール経由で連携している、株式会社YSLソリューションの建設図書管理サービス「CheX」および太陽工業株式会社の工事写真台帳作成用電子黒板付き無料アプリ「ミライ工事2」も、近日中に直接連携ができるようになる予定です。
●スマート ワークスペースと働き方改革
2019 年、建設関連のユーザーやチームは、設計会社や工事会社と共同作業をしながら、15 億 以上のファイルを Dropbox に作成、保存しました。1 か月あたりでは約 1億2,500 万ファイルという計算です。このうち約 80 % のファイルは、建設業界の Dropbox ユーザーとチームによって作成されました。こうして作成、保存された多くのファイルは日々参照、編集、共有されています。ファイルの形式は、設計、工事、建設業界の共同作業で一般的な JPG、PDF、DWG、Excel が中心です。
建設業界のユーザーとチームは、Dropbox をプロジェクト全体の運営と実際の共同作業に活用し、Dropbox に保存された数多くのファイルを日々参照し、編集、共有しています。モバイル対応、高速アクセス、確実な同期、コンテンツの集約といった特徴を備える Dropbox は、入札管理の効率化にも役立ちます。
現場からのアクセスが必要な場合でも、VPN を使用することなく、共同作業やコンテンツの編集、コメントの入力を行えます。外出先からオフィスに戻る必要はありません。
プロレベルの共有機能、オンライン プレビュー機能、クラウド規模の検索機能を備えており、データのメンテナンスやアーカイブも簡単です。Dropbox を利用している 45 万チームのうち多くの企業で、次のような使用パターンが見受けられます。
・個々のユーザーは、オフィス、モバイル デバイス、現場で Dropbox を使用している
・Dropbox を、既存の IT 環境、セキュリティ環境、管理環境と統合している
・コンテンツを使用した安全な共同作業のために Dropbox を使用するチームが増えている
・戦略的パートナーシップを通じて、Dropbox を スマート ツールにリンクしている
●Dropbox の導入を促進している 3 つの要素
1. ROI (費用対効果)の向上
ある建設会社では、長い間、紙のコピーにペンと鉛筆でマーキングし、それをスキャンしてメールで送るという方法で入札書類を提出していました。書類提出プロセスを刷新するにあたり、紙ベースのプロセスから Dropbox を利用したプロセスへと移行することを決断しました。その成果は、245 % という ROI に表れています。
また、飛島建設では、「ITインフラによるコスト削減効果」と「作業効率向上による人件費削減効果」を合わせると、導入4年目には Dropbox 費用の 4 倍弱にあたる 395 %に達すると見込まれているそうです。飛島建設株式会社 管理本部 情報システム部 課長の小澤 敦 氏は、Dropbox 導入効果について、以下のように語っています。「場所と時間を選ばずにアクセスできるので隙間時間の活用が可能です。図面確認のために事務所に戻る必要もなくなり、ミニマムでも 1 人 1 日当たり 40 分以上の生産性向上効果が得られています」
2. 時間の節約
大成温調株式会社 東京本店 工事統括部 第二グループ 高橋 俊介氏は、各現場から問い合わせを受けた際のやり取りの効率化と時間短縮効果について、次のように述べています。
「各現場事務所から、設備の発注方法に関する相談などを受けることがあります。すぐわからない場合、従来は本社の資料棚から過去の現場のファイルを探して回答する必要がありました。現在は、手元のデバイスで検索すれば、迅速に必要な情報にたどり着くことができます。 当然、そのためだけに本社に行く必要もなくなっています」
3. 共同作業の効率化
ある会社の IT ディレクターによれば、現場の作業員たちは、大容量ファイルの読み込み時間が大幅に短縮され、請負業者やパートナー、クライアントとの共同作業が効率的になり、不安定なインターネット回線で接続する際のストレスが解消されたと喜んでいるそうです。
飛島建設株式会社 首都圏建築支店の田中 優祐氏は、その導入効果について次のように話します。
「特に高層階での作業時に図面を確認したい箇所が出た場合、事務所への移動には時間も手間もかかるため、iPad で確認できるのは助かります。作業の効率化はもちろん、各担当者の業務負荷削減効果にもつなげることができています」
建設会社におけるDropbox の利用事例は、以下をご確認ください。
株式会社加賀田組
https://www.dropbox.com/ja/business/customers/Kagata_Construction
大成温調株式会社
https://www.dropbox.com/ja/business/customers/Taiseioncho
飛島建設株式会社
https://www.dropbox.com/ja/business/customers/tobishima-corporation
以上
■Dropbox Japan について
Dropbox は世界初のスマート ワークスペースとして、個人や組織が重要な業務に集中できるよう支援します。Dropbox の製品は、よりスマートな働き方を実現するために開発され、現在 180 か国以上で 6 億人を超える方々に愛用されています。米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、世界各地 12 か所にオフィスを構えています。Dropbox の使命と製品については、dropbox.com をご覧ください。 Dropbox Japan は、Dropbox の日本法人です。詳細は、 https://www.dropbox.com/ja/business またはhttps://navi.dropbox.jp/ をご覧ください。