Dropbox には現在 15 億を超える .DWG ファイルが保管されており、AutoCAD 図面ファイルを使った世界最大規模のコラボレーションを支えています。AutoCAD ユーザーが Dropbox を快適に利用できるよう、このたび Dropbox は Autodesk との連携を実現しました。
この提携により今後、建築、エンジニアリング、建設、製造業界などのお客様に、さらに革新的な機能をご提供することを目指します。
最新機能:AutoCAD デスクトップ向け Dropbox アプリ
AutoCAD のデスクトップ アプリケーション上で、Dropbox に保存したプロジェクト ファイルを開き、その後 Dropbox に再度保存することができるようになりました。この新しい統合は 9 月に公開された DBX Platform に基づくもので、コンテンツのサイロ化を解消し、最新ファイルを AutoCAD のワークフローに組み込むことができます。これによりチームはさらに効果的に構想を練ったり共同作業を行えるようになります。
近日公開:Dropbox での CAD のネイティブ プレビュー
Dropbox のネイティブ アプリ上で優れたプレビュー機能を提供するという継続的な取り組みの一環として、AutoCAD もサポートすることとなりました。
Autodesk Forge 開発者プラットフォームを活用し、まずは .DWG ファイルのサポートからご提供予定です。Dropbox 内で .DWG ファイルを閲覧し、コメントを追加できるようになります。チーム メンバーやクライアントなどの共有相手が AutoCAD や Dropbox をインストールしていなくても、共有されたファイルを閲覧できます。
この CAD プレビューは、2018 年に一部の Dropbox 加入プランで利用できるようになる予定です。
「Dropbox との技術的な連携では、Forge ウェブ サービスを活用し、お互いのお客様にシームレスなコラボレーション体験をお届けします。この統合により、データへのアクセスや、閲覧、移動における面倒な操作がなくなります。」
ー エイミー・ブンゼル氏、Autodesk 社プロダクト デザインおよび製造担当シニア バイス プレジデント
どこにいても、AutoCAD ファイルでの作業が可能
このたびの連携により、デバイスに関わらず Dropbox に保存されている .DWG ライブラリ全体にアクセスできるようになります。ローカルにファイルを置いておく必要や、最新版にアクセスしているかという心配ももうすることはありません。
現場に出ているときにも、事務所に急いで戻らなくてもその場で最新の建築設計を確認したり、コメントを付けることができます。また、Dropbox 上で .DWG ファイルをプレビューできるため、CAD ファイルの共有もしやすくなり、どのデバイスでも制約なく閲覧できるようになります。
「AutoCAD は建築、エンジニアリング、建設、製造業界のプロフェッショナルが広く使用するアプリケーションの 1 つです。Dropbox には 15 億もの .DWG ファイルが保存されているので、この連携により、世界最大規模の Autodesk 図面ファイルを使ったコラボレーション ネットワークを構築できたことになります。」
と、Dropbox のビジネス開発およびパートナーシップ部門グローバル リーダーであるビリー・ブラウは述べています。
「Dropbox は、コンテンツ コラボレーションをシンプルかつ効率的にすることで、チームの連携を実現します。Autodesk との技術的な連携は、お客様が待ち望んでいる革新的な機能を実現するための着実な一歩となります。」
ご紹介した機能をご利用いただくには、Autodesk アプリ ストアから AutoCAD デスクトップ用の Dropbox アプリ(無料)をダウンロードしてください。2018 年に予定しているファイル プレビュー機能の強化を含め、Dropbox と Autodesk はさらなる開発とイノベーションを進めていきますのでご期待ください。