新しい生産性ツールの登場により、共同作業のあり方は変わりました。
しかし同時に、各ツールに作業が分散することで透明性が低下し、余分な時間がかかるという悪影響も生じています。コンテンツの作成、配布、取得といった作業には、すべてをまとめて行えるような一元的環境が必要です。
Dropbox はこのような理由から、あらゆる規模のチームや企業の橋渡しをするプラットフォームとして、新しく DBX Platform を構築しました。このプラットフォームを利用すれば、さまざまなツールやアプリ、デバイス、OS にまたがって作業している場合でも、業界標準のセキュリティで保護しながら、簡単に共同作業をすることができます。
今日は、連携機能のための一連の API とツール、および Atlassian、Autodesk、Microsoft との新しい連携機能についてご紹介します。
孤立したコンテンツを結び付ける
DBX Platform による連携を通じてサードパーティのソリューションを利用しているチームは 75 % を超えています。
Dropbox と連携することにより、Dropbox の中核である同期と共同作業のための機能が、パワフルさと拡張性に優れたパートナー アプリケーションと統合されます。
Dropbox は、個人とチームの連携をさらに深めるため、すでに提供されている Adobe、DocuSign、Facebook、Google、Salesforce、Slack など数多くのツールに加えて、新たに次の 3 つの連携機能をリリースしました。
- Atlassian Jira Software:人気のプロジェクト管理ソリューションから、最新バージョンのコンテンツにアクセスして、共有と共同作業が可能です。
- Autodesk AutoCAD:Dropbox に保存されたプロジェクトを AutoCAD デスクトップ アプリケーションから直接開くことができます(近日提供予定)。
- Microsoft Outlook:主要なデスクトップ メール クライアントへのアドインを使用して、さまざまなサイズのファイルを簡単に共有できます(先行アクセス プログラムにより入手可能)。
信頼できるプラットフォームを基盤にコンテンツ ベースの共同作業を行う
2008 年に Dropbox が初めて API を発表して以来、50 万人を超える開発者が Dropbox と主要なアプリケーションやツールとの連携を実現してきました。開発者の努力が実を結んだことで、API コール数は 1 日に 20 億以上という規模に達しています。
しかし、これはまだ序の口で、開発能力をさらに強化するため、Dropbox は API エンドポイントをこの 1 年で 4 倍に増やしました。さらにこのたび、3 つの API が一般公開されたことで、Dropbox API v2 の利便性と一貫性がさらに向上しました。
- Metadata API:サードパーティ製アプリケーションから Dropbox のファイルにカスタム メタデータ ラベルと値を割り当てることができるので、情報をより簡単に検索できるようになります。
- File Requests API:ファイル リクエストの作成を自動化して、リクエストを他のワークフローに埋め込むことができます。この新しいエンドポイントにより、Dropbox で幅広く利用されている、簡単なリンクによって他のユーザーからファイルや画像を収集する機能がさらに強化されます。
- Paper API:Paper との連携機能をサードパーティ製アプリケーションに直接組み込むことができます。ドキュメントの作成や編集もできるようになりました。
Dropbox では、今年中に Chooser および Saver Drop-In の UI とパフォーマンスの強化も予定しています。また 2017 年末までには、エンジニアリング、製品、デベロッパー リレーション、マーケティング、ビジネス開発の各部門で新しい人材を雇用して、エコシステム チームの人員を倍増させ、成長に弾みを付けていきます。
あらゆる規模の企業に合わせてカスタマイズしたソリューションを提供する
Dropbox では、お客様やパートナーの多様なニーズに適応する能力をもっと高めたいと考えています。そのため、カスタマイズ可能な API を通じて、即戦力を求める小規模のビジネスから、エンドツーエンドのワークフローの構築を目指す大企業まで、あらゆる規模の企業を支援する新しいツールを開発してきました。
「Atlassian は長年 Dropbox と緊密に連携しています。最初に Hipchat に連携機能を加え、最近では Jira プロジェクト管理プラットフォームに統合しました。
こうした連携を通じ、Atlassian Marketplace のスケールを利用して Dropbox の機能を拡張し、お客様にさらに大きな価値を提供できるのは、非常に喜ばしいことです」– マックス・マンチーニ氏、Atlassian 社エコシステム担当部長
Dropbox Business プランを利用して、DBX Platform を基盤にワークフロー全体を構築すれば、チーム全員でコンテンツ作成と共同作業を簡単に行うことができます。また、お客様の導入をサポートするため、Dropbox では DXC Technology や Wipro など、カスタム ソリューション開発に関する専門知識が豊富な IT サービス会社と提携しています。
Dropbox とサードパーティ製ソリューションとの連携については、DBX Platform のページをご覧ください。