Dropbox、オートデスクとの連携を発表

建築、エンジニアリング、建設、製造業界での設計や共同作業がよりスムーズに

2017年11月20日（東京）
世界で最もシンプルでパワフルな共同作業プラットフォームを提供するDropbox, Inc.（本社：米国カリフォルニア州、CEO：ドリュー・ハウストン、以下Dropbox）は本日、Autodesk, Inc.（本社：米国カリフォルニア州、社長兼CEO：アンドリュー・アナグノスト、以下オートデスク）との新たな連携を発表しました。

Dropbox には現在、15 億を超えるオートデスク製 CAD ソフトウェアAutoCAD による .DWG ファイルが保管されており、AutoCAD 図面ファイルを使った世界最大規模のコラボレーションを支えています。今回の連携により、AutoCAD ユーザーが Dropbox を快適に利用することが実現しました。今後、建築、エンジニアリング、建設、製造業界などの顧客に対して、さらに革新的な機能を提供することを目指します。

最新機能：AutoCAD デスクトップ向け Dropbox アプリ

AutoCAD のデスクトップアプリケーション上で、Dropbox に保存したプロジェクトファイルを開き、その後 Dropbox に再度保存することができるようになりました。この新しい統合は 9 月に公開された Dropbox の DBX Platform に基づくもので、コンテンツのサイロ化を解消し、最新ファイルを AutoCAD のワークフローに組み込むことができます。これにより構想を練るといった複数のメンバーによる共同作業が、さらに効率的に行えるようになります。

近日公開：Dropbox での CAD のネイティブプレビュー

Dropbox のネイティブアプリ上で優れたプレビュー機能を提供するという継続的な取り組みの一環として、今回AutoCAD をサポートすることになりました。Autodesk Forge 開発者向けプラットフォームを活用し、まず.DWG ファイルをサポートする予定です。Dropbox 内で .DWG ファイルを閲覧し、コメントを追加できるようになります。社員や顧客などの共有相手が AutoCAD や Dropbox をインストールしていなくても、共有されたファイルを閲覧することが可能になります。この CAD プレビューは、一部の Dropbox 加入プランで2018 年から利用可能になる予定です。

オートデスクのDesign & Creationソフトウェア製品担当シニアバイスプレジデントエイミー・バンゼル氏は、次のように述べています。「Dropbox との技術的な連携では、Forge ウェブサービスを活用し、お互いのお客様にシームレスなコラボレーション体験をお届けします。この統合により、データへのアクセスや、閲覧、移動における面倒な操作が不要になります」

また、今回の連携により、デバイスにかかわらず Dropbox に保存された.DWG ライブラリ全体にアクセスし、どこにいても AutoCAD ファイルで作業することが可能になります。ローカルにファイルを置いたり、最新版にアクセスしているかという心配も不要になります。現場に出ているときにも、事務所に急いで戻る必要なく、その場で最新の建築設計を確認したり、コメントを付けることができます。また、Dropbox 上で.DWG ファイルをプレビューできるため、CAD ファイルの共有が楽になり、あらゆるデバイスで制約なく閲覧できるようになります。

Dropbox のビジネス開発およびパートナーシップ部門グローバルリーダーであるビリー・ブラウは次のように述べています。
「AutoCAD は建築、エンジニアリング、建設、製造業界のプロフェッショナルが広く使用するアプリケーションの 1 つです。Dropbox には 15 億もの.DWG ファイルが保存されており、今回の連携により、世界最大規模のオートデスク図面ファイルを使った共同作業のためのネットワークが構築されました。Dropbox は、コンテンツ・コラボレーションをシンプルかつ効率的にすることで、チームの連携を実現します。オートデスクとの技術的な連携は、お客様が待ち望んでいる革新的な機能を実現するための着実な一歩となります」

2018 年に予定しているファイルプレビュー機能の強化を含め、Dropbox とオートデスクはさらなる開発とイノベーションを進めていく予定です。

新機能をご利用いただくには、オートデスクのアプリストアから AutoCAD デスクトップ用無料Dropbox アプリをダウンロードしてください。

Dropboxについて

Dropboxは、使いやすいコラボレーションツールや非常に高速かつ信頼性の高いファイル同期プラットフォームにより、5億を超える登録ユーザーの共有の場となっています。中小企業から大企業まで、チームワークの改善をサポートします。
詳細は、 https://www.dropbox.com/news をご覧ください。