左から、ジョセフ・ワーラ氏（HelloSign CEO 兼共同創業者）、ニール・オマラ氏（HelloSign CTO 兼共同創業者）、アラシュ・フェルドーシ、ドリュー・ハウストン、ホイットニー・ ボウク氏（HelloSign COO）
モバイルとクラウドテクノロジーの登場により、仕事の進め方はこの 10 年の間に大きく変わりました。昨今のチームワークは、インターネットに常に接続していることで、かつてないほどグローバル化が進んでいます。これに伴い、多くの会社では、さまざまな時間帯や場所にいるチームメンバーやビジネスパートナーとコンテンツを共有するため、共同作業が可能なワークフローが求められています。
ところが、多くの共同作業用ツールは、いまだにこのニーズに追いつけずにいるのが現状です。こうした課題を解決すべく、私たちは、「Dropbox をコンテンツの制作と編集に共同で取り組める場とし、最高の結果を出すために必要な機能を提供したい」と考えています。
そして先日、私たちは、このビジョンの実現に向けての 1 歩を踏み出しました。
Dropbox は HelloSign の買収に関して合意に至ったのです。
HelloSignは、使いやすさで評価されている電子署名とドキュメントワークフローのプラットフォームで、これまでに 8万以上の顧客の生産性向上と効率化に役立ってきました。
人生の大事な場面には、ドキュメントへの署名や必要書類の作成が求められることがたびたびあります。たとえば投資用の口座を開いたり、マンションを購入するとき、新規顧客と大口取引を交わすとき、社員を新しく雇うときなどがそうですが、いまだに多くの人が、こうした手続きに従来の紙とペンで対応しているため、手順は統一されておらず、手間ばかりがかかる結果となっています。
HelloSignチームは、よりスピーディーに手続きを処理できる優れた方法を考案し、事業として確立させました。
HelloSignの製品スイートには、電子署名の HelloSign、オンラインファクスの HelloFax、全面的にカスタマイズ可能なドキュメント ワークフローソリューションの HelloWorks、そしてHelloSign API と幅広い機能が揃っています。
このたび、HelloSign 製品のメリットをさらに多くの皆様にお届けできるようになったことを、大変嬉しく思います。実は両社には、「製品はどれもシンプルであるべき。トライアルも利用も購入も簡単にできなければならない」という共通の信念があります。製品の設計に関しても、「ユーザーに最良の体験をもたらすことを第一に考える」という共通の哲学があります。両社が事業をともに大きく飛躍させ、その結果、効率的なビジネスモデルを築くことに成功したのは、この哲学があったからです。
HelloSignをDropboxに迎え入れることは、大変喜ばしく思っています。
HelloSign のことはDropbox Extensions のパートナーシップを通じて知りましたが以来、両社には、「信頼」、「チームワーク」、「お客様第一主義」に基づく同じ企業文化があることを確認してきました。自社の技術と社員を大切にする点も同じです。ワーラ氏とオマラ氏を始めとするチームは、見事な会社を築き上げました。今後一緒に何を成し遂げられるかを考えると、期待に胸を膨みます。
