エクセルファイルにパスワードを設定できず、お困りですか? さまざまなバージョンがリリースされているエクセルですが、パスワードの設定は簡単です。
会社の重要なファイルやプライベートの家計簿など、特定の人にしか見せられないファイルは、しっかりとパスワードをかけた方が安全ですよね。
2016 年時点で最新の Excel 2016 まで、バージョンごとにパスワードを設定する方法と解除する方法を紹介します。下記記事を参考にぜひ実践してみてください。
ウェブ上で作業ができるExcel Online やスマホアプリの Excel について、また Microsoft アカウントを持つユーザーなら誰でも使える OneDrive でエクセルファイルを保護する方法についても紹介しているので、こちらもご参考になれば幸いです。
目次
1. エクセルのファイルにパスワードを設定 & 解除する方法
2. パスワードを設定する際の注意点
3. パスワードを忘れてしまった場合の対処法
4. Excel Online でパスワードをかけたい場合
5. まとめ
1. エクセルのファイルにパスワードを設定 & 解除する方法
エクセルのファイルにパスワードを設定する & 解除する方法を紹介します。エクセルのバージョンごとに紹介するので、ぜひ参考にしてください。ちなみに Windows OS とエクセルファイルの対応表も下記にて紹介するので、エクセルのバージョンがわからない人はご参照ください。
- Windows XP:Excel 97、Excel 2000、Excel 2002、Excel 2003、Excel 2007、Excel 2010
- Windows Vista:Excel 2003、Excel 2007、Excel 2010
- Windows 7:Excel 2002、Excel 2003、Excel 2007、Excel 2010、Excel 2013
- Windows 8:Excel 2007、Excel 2010、Excel 2013、Excel 2016
- Windows 10:Excel 2007、Excel 2010、Excel 2013、Excel 2016
1-1. Excel 2007 パスワード設定 & 解除方法
Excel 2007 でパスワードを設定する方法と解除する方法を紹介します。
1-1-1. パスワード設定方法
1. 左上のロゴマークをクリックし、「名前を付けて保存」⇒「Excel ブック」を選びます。
2. 右下の「ツール」から「全般オプション」をクリック。
3.「読み取りパスワード」と「書き込みパスワード」を入力します。「読み取りパスワード」をかければ、ファイルの閲覧を制限でき、あわせて「書き込みパスワード」も設定すれば、ファイルの編集権を制限できます。
「読み取りパスワード」、「書き込みパスワード」のいずれか 1 つだけ設定することは可能ですが、「書き込みパスワード」のみ設定しても、ファイルの閲覧は可能で、編集権のみ制限されている状態となるので、注意してください。
4. 確認として設定したパスワードをもう一度入力すれば、ファイルのパスワード保護は完了です。
1-1-2. パスワード解除方法
パスワードの設定方法と同様に「名前を付けて保存」から「ツール」の「全般オプション」へと進みます。そこでパスワードの入力を求められるので、設定していたパスワードを削除し、ファイルを保存してください。これでパスワード保護は解除されます。
1-2. Excel 2013 、Excel 2016 のパスワード設定方法 & 解除方法
Excel 2013 とExcel 2016 でパスワードを設定する方法と解除する方法を紹介します。
1-2-1. パスワード設定方法
1.「ファイル」から「名前を付けて保存」を選び、保存場所も決めます(下記画像では自分のコンピューター ⇒ デスクトップ)。
2.「ツール」から「全般オプション」をクリック。
3. パスワードを入力し、確認画面でもう一度パスワードを入力すれば、設定は完了です。
※パスワード設定時の注意点は上記で紹介した Excel 2007 と同様です。
1-2-2. パスワード解除方法
Excel 2007 で紹介したパスワード解除方法と同様に、パスワードを入力する画面で設定されたパスワードを削除し、保存すればパスワードの保護は解除できます。
1-3. Excel 2000、Excel 2002、Excel 2003 のパスワード設定方法 & 解除方法
Excel 2007 で紹介したパスワードの設定方法 & 解除方法と同様に「名前を付けて保存」から「ツール」⇒「全般オプション」へと進み、パスワードを設定してください。
パスワードの解除方法も Excel 2007 で紹介した方法と同様です。
1-4. スマホアプリ「Excel」でのパスワード設定 & 解除方法
スマホアプリの「Excel」ではパスワードを設定することも解除することもできません。パスワードで保護されているファイルの閲覧・編集は、パスワードを入力すれば可能になります。
1-5. Office 365 でのパスワード設定 & 解除方法
Office 365 でエクセルにパスワードを設定するには、ファイルをパソコンへインストールする必要があります。Office 365 はウェブ上での作業も可能ですが、ウェブ上ではファイルにパスワードを設定することはできません。
2. パスワードを設定する際の注意点
パスワードを設定する際は下記 2 つの点に注意してください。
■ 大文字と小文字の区別
パスワード入力時には大文字と小文字の区別ができます。入力時には大文字と小文字のどちらを入力したか覚えておきましょう。
またより安全なパスワードにする場合は大文字と小文字を混ぜながら設定するといいですね。メールでファイルを誤送信した場合でも、大文字・小文字を混ぜたファイルなら、安全性も増します。
■ パスワードのメモ
パスワードは必ず紙にメモするか、テキストファイル「メモ帳」などに記録しましょう。パスワードを忘れてしまうと、基本的にはファイルが開けなくなります。
3. パスワードを忘れてしまった場合の対処法
パスワードを忘れてしまったときの対処法のひとつに、フリーソフトを使ったパスワードの解読があります。パスワードを忘れてしまうと、基本的にはファイルを開く方法はありません。
しかし Google で「Excel パスワード 忘れた」などで検索すれば、Excel ファイルのパスワードを解読するフリーソフトを見つけられます。これは最後の手段として使用する程度に留めておくほうが無難です。使用はご自身の責任のもと判断してください。
4. Excel Online でパスワードをかけたい場合
4-1. Excel Online でパスワードは設定できない
Excel Online は、Microsoft のアカウントを持っていれば誰でも無料でMicrosoft Excel を使えるオンラインサービス。その存在を知っている方は多いかと思いますが、パスワードの設定方法まで把握している方は少ないかもしれません。
残念ながら、Excel Online でパスワードをかけることはできません。どうしてもExcel Online で作成したファイルそのものにパスワードを設定したい場合は、Office 365 同様にパソコンへダウンロードし、ローカルのExcel で行うしかありません(やり方は上記「1. エクセルのファイルにパスワードを設定 & 解除する方法」を参照)。
もしあなたがエクセルのファイルを誰かとシェアする際に、他人に見られないようパスワードをかけたいと考えているのであれば、Excel Online の保存場所のひとつである Dropbox のパスワード機能を活用することで問題を解決できます。やり方は 4-2 をご覧ください。
なお、Excel Online はパスワード保護ができないだけではなく、自分のパソコン上で「読み取りパスワード」を設定した保護ファイルは、閲覧できません。「書き込みパスワード」のみ設定されたファイルの場合、閲覧はできますが、上書き保存した場合、パスワードは削除されてしまうので、注意してください。
4-2. Dropbox のパスワード機能設定方法
Dropboxでは、ファイルを共有する際にパスワードを設定することが可能です。
※Dropbox Pro に加入する必要があります。Dropbox Pro に関しては「Dropbox Pro (プロ) にアップグレードを検討中の方へ!有料版を最大限活用する全手法」を参照ください。
1. ウェブ上から Dropbox にログインして、Excel Online で作成した共有したいファイルを右クリックし、「共有」を選択。
2.「権限の変更/有効期限の追加」をクリックします。
3.「閲覧できるユーザー」の欄で「パスワード共有者のみ」を選択すれば、パスワードを設定することができます。パスワードの設定が完了すれば、あとはリンクを共有するユーザーのアドレスを入力し、作業は完了です。
Dropbox のパスワード機能は共有リンクにパスワードがかかっていて、ファイル自体にパスワードがかかっているわけではないのですが、「特定の相手以外に見られないようにする」という目的は達成できます。
5. まとめ
エクセルファイルのパスワード保護について紹介してきましたが、いかがでしたか。
今やメールだけではなく、大容量のファイル転送サービスを使ってのファイル受け渡しも一般的になっています。こういったサービスのおかげで便利になった反面、ファイルが知らぬ間にどこかへ流出してしまうリスクも大きくなっているため、本記事を参考にファイルのセキュリティはしっかり対策しておきましょう。