2018 年 3 月のオープン以降、Future Classic x Dropbox スタジオは、大物ミュージシャンや新人ミュージシャンがコミュニティを作り、共同作業を行う場所へと進化してきました。そしてこの 1 年、スタジオでは数々のイベントが行われ、数百組のアーティストたちに作業スペースを提供してきました。
このスタジオでは、ツアー中のミュージシャン、才能あるソングライター、それに将来有望な若手ボーカリストが作業する様子を見ることができます。
Future Classic で A&R を務めるセオ・バーク氏が、特に気に入っているのは、誰かが作業している様子を見て、プロデューサーやボーカリストとのコラボレーションをアドバイスできることです。そして何人かに、数時間一緒にスタジオに入ってもらって、何もない状態から曲を完成させられるかを試してみたいと考えていました。
そんな中、「24 Hours in the Studio」と呼ぶ新しいプロジェクトがはじまり、コラボレーションの様子を撮影するため、スタジオ中にカメラを設置しました。
そして最初のコラボレーションとして、ディートン・クリス・アンソニー、リオ・クレイガン、セシ G を招き、どんな曲が生まれるかを試してもらいました。
たくさんのアーティストがスタジオを訪れるので、気を付けないとスケジュールが重なってしまいます。
そのため、チーム内で Dropbox Paper を使ってメンバー全員がリアルタイムでスケジュールを確認できるようにしています—セオ・バーク氏
どうしてこの 3 人のアーティストをプロジェクトに招こうと考えましたか?
バークは次のように語ります。
私たちはみんなリオのファンで、かなり前から彼のことをフォローしています。
スタジオに何度も来ていたし、純粋に才能があって優秀なアーティストなんです。
彼は素晴らしい声の持ち主で作業スピードもとても速いのですが、最も重要なのは彼がスタジオでとても感じが良いことです。なので、このプロジェクトに彼は完璧だったと思います。
ディートンは LA で活動しているアーティストです。2 週間一歩も外に出ず、スタジオにこもっているような人間です。そのため、彼がどんな風に作業を進めるかはあらかじめ知っていました。彼がこのプロジェクトにぴったりなことはわかっていたんです。リオと同じように、一緒に作業しやすく、才能があって優しい人です。
それに、一緒にいて楽しい人なんです。彼はスタジオ内のあらゆる設備を使い、トーク ボックスなど自分の機材を持ち込みます。リオもそうですが、彼をこのプロジェクトに呼ぶという決断も簡単でした。
3 人目のセシ G はプロデューサー兼ボーカリストで、ディートンとリオの 2 人と組ませたら面白いだろうと思ったんです。彼女はもう少しポップな雰囲気の曲を作りますが、同じようにクールで才能があります。
彼らはそれぞれ独自のスタイルを持っていますが、A&R と曲作りの大半はトライ アンド エラーなので、すべて撮影しようと決めました。その結果、本当に良いものができたと思います。
この経験から学んだことの中で、最も驚いたのは?
バークは次のように答えます。
彼らは 2 つの曲に取り組みました。
2 曲目はセッションが終わるまでには完成しませんでした。
全員が音楽に対してまったく異なる考えを持っていると、セッション中に全員が満足でき、意見を聞いてもらえるようにするというのは非常に難しいことだと思います。
特にセッションに 3 人以上の参加者がいると、過去にコラボレーションしたことがあってもなくても、「もしかしたらうまくいかないかも」と思ってしまうときがあるものです。
でもそうした問題がありながらも、彼らが取り組んでいた曲はどちらも良いものでした。最終的には、2 曲目もほぼできあがりというところまで進められて、最後はセシが完成品に仕上げてくれました。セシにはリスペクトしかありませんし、リオとディートンも本当に尊敬に値するミュージシャンでした。
Future Classic x Dropbox スタジオのアーティスト コミュニティはどんどん拡大しています。ブログでは、創作活動の現場で行われるコラボレーション イベントの模様を今後も継続的にレポートしていきますので、どうぞお楽しみに!