Word や Excel などの Office ファイルや画像などのデータを外出先でスマホで簡単にファイル共有(ファイルを送受信)できたら・・・と思われている方は少なくないのではないでしょうか。
そんな時に、大変役立つのが「ファイル共有アプリ」です。
どのアプリを使ったらいいのか、どのアプリがおすすめなのかが知りたい、という方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回はおすすめのファイル共有アプリをご紹介していきます。ファイル共有アプリの利用を検討されている方はぜひご一読ください。
目次
1.ファイル共有の仕組みについて
友だちや仕事仲間とファイル共有を言うと、一般的にはファイルをクラウドストレージにアップロードして、それからファイルを共有するというイメージをされている方が多いと思いますが、最近ではファイルをアプリからそのまま転送して共有できるようになりました。
以下にて、iPhoneなど携帯でも気軽に利用できる
それぞれ紹介していきますので、参考にしてみてください。
2.ファイル転送・共有アプリ 3 選
まず、クラウドストレージへアップする必要のないファイル共有アプリ3つを紹介します。
ビジネスでもプライベートでもファイルなどを簡単に共有できますので、是非利用してみてください。
2-1. Send Anywhere
- App Store: https://itunes.apple.com/jp/app/
- Google Play: https://play.google.com/store/apps/
Send Anywhere は、PC、スマホなど様々なデバイスに対応したファイル転送アプリです。ファイルを選択した時に表示される 6 桁のキーを相手に入力してもらうだけでログインなども要らずに簡単な操作でファイル転送することができます。特徴としては、ダウンロード回数は「1 回のみ」ということです。1 回ダウンロードするとファイルが削除されるのでセキュリティの面でも安心できるでしょう。
2 回目以降のファイル共有では、一度送受信した相手はリスト化されるのでいちいちワンタイムパスワードを入れることなく画面の「Accept」プッシュ通知のみで受信が可能となります。
インターネットに接続できる環境さえあればどこでもファイル共有が可能です。もっとも注意点としては、データ容量が大きなファイルの共有をキャリア環境で行うと、すぐに速度制限がかかってしまう可能性があります。容量が大きなファイルのやり取りは Wi-Fi 環境下で行うようにしましょう。
2-1-1. 料金
無料で利用することができます。
2-1-2. 利用方法
以下の手順にて利用することができます。
2-1-2−1. 所有デバイスのアプリをダウンロード
2-1-2−2.「送信」をタップして送りたいファイルを選択
2-1-2−3. 6 桁のワンタイムキーを受信側に伝える
2-2. Xender
- App Store:https://itunes.apple.com/us/app/
- Google Play:https://play.google.com/store/apps/
Xender は、パソコンやスマホなどのデバイス間を簡単操作でファイルを共有することができるアプリです。画像、音楽、動画などスマホの中にあるファイルで最大 4 名に対してまとめて共有することができます。
デバイス間を Wi-Fi 環境下で接続するので、10 GB 程度のファイルを 10 秒ほどというかなり速いスピードで転送できることが特徴です。
パソコンでも、スマホにインストールした Xender が表示するアドレスを打ち込むだけで接続できるので、パソコンにインストールする必要もないほど簡単に利用することができます。
2-2-1. 料金
無料で利用することができます。
2-2-2. 利用方法
以下の手順にて利用することができます。
2-2-2-1. 所有デバイスのアプリをダウンロード
2-2-2-2. 右下にある「+」をタップして、「グループを作成」を選択
2−2−2-3. 送りたいファイルを選んで「送信」をタップすれば、グループに参加したメンバーに全員に送付される
なお、パソコンにファイル送る場合は、上部にあるスマホアイコンのスイッチをタップしてパソコンとの接続モードに切り替えます。
パソコン側は「http://web.xender.com」へアクセスします。スマホ側では URL 先にある QR コードを読み取れば接続が完了します。
パソコンとスマホは同じ Wi-Fi 環境下にある必要がありますので、注意しましょう。
2-3.CM Transfer
- ・Google Play: https://play.google.com/store/apps/
CM Transfer は、パスワードなどの入力をする必要なく、スピーディーにファイルを転送することができるツールアプリです。写真、動画など送信できるファイルの種類が豊富で、Bluetooth の 160 倍の速度で画像ファイル数 10 枚を瞬間で送受信できるなど、送受信速度が速いのが特徴です。
もっとも、Android 端末でしかファイル共有できない点に注意が必要です。
2-3-1. 料金
無料で利用することができます。
2-3-2. 利用方法
以下の手順にて利用することができます。
- 2-3-2-1. アプリをダウンロード
- 2-3-2-2.「送信」をタップして、送りたいファイルを選択
- 2-3-2-3. 受信側は「受信」をタップするだけで受信ができる
3.クラウドストレージサービスのアプリ 3 選
3-1. ファイル共有の仕組み
ユーザーに貸し出したサーバーのスペースにファイルをアップロードして保管するサービスを「クラウドストレージ」と言います。クラウドストレージを利用すると、インターネット上でファイルを保管しますので、自分のデータスペースがいっぱいになることを避けられます。
クラウドというとセキュリティ、信頼性を気にされる方がいるかもしれませんが、従来のサーバーのようにデータセンターにあるサーバーを間借りするのでで、従来のシステム運用とあまり違いはありません。加えて、クラウドサービスを提供している会社がセキュリティなどの面倒も見てくれるため、より安心でき、かつコストセーブができるという特長もあります。
そして、このようなクラウドストレージのサービスでもファイル共有が可能です。以下ではオススメのクラウドストレージのアプリを 3 つご紹介します。
3-2. Dropbox
- App Store: https://itunes.apple.com/jp/app/
- Google Play: https://play.google.com/store/apps/
Dropbox は、データを簡単に保存や共有することができるオンラインストレージの定番として広く知られています。
テキストやファイル、写真、動画と、あらゆるデータをアップロードしてクラウド上で保存することができます。また、パソコン、スマートフォンなどさまざまなデバイスでデータを同期することができ、また、「オフラインアクセス」にファイルを設定すれば、オフラインでもデータを確認したり、共有したりすることができます。
—おすすめポイント—
- データの保管、バックアップ機能
- データの編集機能
- 写真や動画の保存機能
- PC やスマートフォンなどさまざまなデバイスから同じデータを閲覧・編集でき、ファイルをダウンロードしなくても内容確認が可能
- PCとスマートフォンでファイルを見るプレビュー機能を使ってきちんとパワーポイント、EXCEL、画像、動画、音声などが確認できます
- 知人に簡単にデータを共有できる
データの共有方法について詳しくは「Dropbox でデータを共有する方法に関して知っておきたい 7 つのこと」を参考にしてみてください。
3-3. Google ドライブ
- App Store: https://itunes.apple.com/jp/app/
- Google Play: https://play.google.com/store/apps/
Google ドライブは、前述の Dropbox と同様に、データをオンライン上で管理できる上に、簡単にファイルを編集、閲覧することができます。
Google ドライブは、Gmail、Google フォトなどの他の Google のサービスとの連携しているので、Google のサービスを頻繁に利用されている方にオススメです。
—おすすめポイント—
- ドキュメント、写真などさまざまなデータをオンラインストレージ上で管理できる
- アプリ版ではオフラインでもデータの閲覧ができる
- プライベートでも仕事でも活用できる
- Gmail や Google フォトなどと連携している
- ファイルのプレビュー機能に表示の崩れがあります
3-4. OneDrive
- App Store: https://itunes.apple.com/jp/app/
- Google Play: https://play.google.com/store/apps/
Microsoft 社 も OneDrive というオンラインストレージサービスを展開しています。元々は SkyDrive という名称で展開していたのでその時代も含めると長い歴史を誇ります。Office365 をご利用中の方は既に活用されているのではないのでしょうか。
—おすすめポイント—
- 無料登録で使える容量が「5 GB」
- ファイル共有でグループワークできる
- 出先でもファイル修正できる
- ファイルのプレビュー機能に表示の崩れがあります
3-5. iCloud Drive
Apple が Mac ユーザー及び、iPhone などの iOS デバイス向けに用意しているオンラインストレージサービスです。以前は iCloud はアプリや写真の保存しかできませんでしたが、現在ではさまざまなファイル形式で保存することが可能となっています。
—おすすめポイント—
- iPhone、iPad、iPod touch、Mac、Windows パソコンからアクセスできる
- iCloud に保存したドキュメントや画像を、アプリ内で管理できる
- 容量は 5 GB まで無料
まとめ
今回はファイル共有アプリをご紹介してきましたがいかがでしたか。
ファイル共有が目的ならファイル転送アプリを利用する、共同作業が必要な場合はクラウドストレージサービスを利用するなど、自分が使いやすいように適材適所で利用するとよいでしょう。
今回の内容があなたに合ったファイル共有アプリを見つけるための参考になれば幸いです。