Windows 10 でフォルダにパスワードを掛ける 3 つの簡単な方法

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Windows 10 を使っている中で、フォルダにパスワードロックを掛けられたら便利なのにと感じていませんか?さらにこれは Windows 10 の標準機能だけではできないことなので、手軽な方法はないかとお探しではありませんか?

ここでは Windows 10 の環境で今すぐ始められる「フォルダのパスワードロック」について可能な限り手軽にできる方法を解説します。フリーソフトによる暗号化やパスワードロックや、Windows 10 環境での情報漏洩対策全般についても解説していますので、この記事を読んで「情報漏洩に強い Windows 10」の環境を手に入れてください。

目次

1. Windows 10 と情報漏洩対策
2. 強力なフォルダ暗号化ソフトでパスワードロックを掛ける 2 つの方法
3. ZIP 圧縮を利用してフォルダにパスワードを掛ける方法
4. まとめ

1. Windows 10 と情報漏洩対策

1-1. セキュリティが強化された Windows 10 でも無敵ではない

「Windows Hello」による生体認証や標準装備されているセキュリティアプリのクラウドベース保護など、Windows 10 は従来の Windows と比べてセキュリティ機能が重点的に強化されています。

このように Windows 10 のセキュリティ機能が強化されたのは言うまでもなく、従来の Windows が多くの攻撃にさらされてきたからです。だからと言って Windows 10 を使っていれば万事 OK というわけではありません。Mac など他の OS を利用している場合もそうですが、セキュリティに完全、100 % はありません。

大切なファイルや機密性の高いファイルを、自分で情報漏洩からで守るという心がけも重要なのです。

1-2. 外部からの不正アクセスを防ぐ

Windows 10 デバイスに対する外部からの不正アクセスを防ぐ最も有効な手段は、Windows 10 デバイスへのアクセスにパスワードロックを掛けることです。

Windows 10 の標準機能で、LAN 経由のアクセスにパスワードを掛けることができるので、標準機能だけでも十分な対策が可能です。

Windows 10 デバイスへのアクセスにパスワードを掛ける方法は、「Windows 10 と各デバイス間のファイル共有方法とトラブル解決術」に解説がありますので、参照してください。

1-3. ショルダーハック対策を万全にする

前項の方法で外部からの不正アクセスを防げたとしても、情報漏洩のルートはそれだけではありません。「灯台下暗し」というように、身内やオフィス内などから起きる人為的な情報漏洩に対しては意外と目を向けていないことも多く、さらにはデバイスやネットワークのセキュリティをどれだけ強固にしても無力です。

こうしたショルダーハック対策として最も有効なのは、機密情報のあるフォルダそのものにパスワードを掛けてしまう方法です。これならオフィス内の何者かが勝手に操作をしたり盗み見をしたりしてもフォルダを開くことができないので、身内からの情報漏洩対策になります。この方法については、「2. 強力なフォルダ暗号化ソフトでパスワードロックを掛ける 2 つの方法」で詳しく解説します。

【ショルダーハックとは】

元々は「肩越しに覗き見して情報を盗み取る」という意味で、今では隣の人の画面を覗き見したり離席した時に勝手に操作して情報を盗み出したりするなど、極めてアナログな手段による盗み見行為のことを指します。

最も原始的でありながら依然として被害事例が後を絶たず、ネットワークセキュリティよりも重要であるという指摘もあります。

2. 強力なフォルダ暗号化ソフトでパスワードロックを掛ける 2 つの方法

フォルダの中にあるデータを漏洩から守るには、2 つのポイントがあります。

  1.  パスワードがないと開けないようにすること
  2.  暗号化することで仮に開いても意味を解読できない状態にしておくこと

この 2 つを同時に行うことで Windows 10 デバイスにあるフォルダをより強固に保護することができます。ここでは「Renee File Protector」とフリーソフトの「アタッシェケース」を紹介しますが、「Renee File Protector」はシェアウェアということもあって世界標準の暗号化技術(AES-256)を採用していることや、フォルダそのものの非表示、使用後のフォルダ完全削除など漏洩に強い機能が満載です。

2-1. フォルダ暗号化ソフト「Renee File Protector」

2-1-1.「Renee File Protector」のダウンロード、インストール

「Renee File Protector」は以下の公式サイトからダウンロード可能です。無料で試用できるので、まずは無料版の「フリー」をダウンロード、インストールしてください。

「Renee File Protector」のダウンロードはこちら

インストールが完了したらソフトウェア登録の画面になりますが、最初は「試用」で OK です。

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初めて「Renee File Protector」を起動した時のみ、パスワードやメールアドレスの設定画面が表示されます。試用版はパスワードが「123456」しか使用できないのでその数字を入力、後はメールアドレスを入力して「OK」をクリックします。

2-1-2.「Renee File Protector」によるフォルダのパスワードロック

「Renee File Protector」でフォルダにパスワードロックを掛ける方法は、とても簡単です。パスワードロックを掛けたいフォルダを右クリック、そこにある「Renee File Protector 2.5」を選択、さらに右に表示されるメニューの中にある暗号化をクリックするだけです。ここでは「exe に暗号化」をやってみます。

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「exe に暗号化」をクリックすると、次にパスワードを設定する画面に遷移します。フリー版は「123456」しかパスワードを設定できないので、ここに「123456」を入力します。

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最後に「OK」をクリックすると、以下のように暗号化されたフォルダが作成されます。正しいパスワードを入れないと解凍されない、強固なセキュリティを施されたフォルダの完成です。

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2-1-3.「Renee File Protector」によるパスワード解除

「Renee File Protector」によって暗号化されたフォルダをダブルクリックすると、解凍先を指定するウインドウが表示されます。そこで「OK」をクリックすると、肝心のパスワードを尋ねてきます。

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ここで正しいパスワードを入力できなければ、このフォルダは開きません。他のソフトで強引に開いても暗号化されているため中身を解読することは困難です。

正しいパスワードを入力すると暗号化は解除され、フォルダを開くことができるようになります。

2-1-4.「Renee File Protector」のデメリット

高度な暗号化技術や使い勝手、その他にもセキュリティ機能が満載の「Renee File Protector」ですが、唯一のデメリットを挙げるとするとフリーソフトではないことです。

無料版と有料版の違いはパスワードを「123456」以外にも自由に設定できることですが、この違いは重大です。この「Renee File Protector」の存在を知っている人であれば「123456」のパスワードだとロックをしていないのと同じなので、本格的に利用するのであれば有料版の購入をおすすめします。

「Renee File Protector」有料版の購入はこちら

2-2. 完全フリーソフト「アタッシェケース」

事実上の有料ソフトである「Renee File Protector」に対して、完全フリーのフォルダ暗号化ソフト「アタッシェケース」もご紹介しましょう。公式サイトでは対応 OS にWindows 10 の名前がありませんが、実際には使うことができます。

2-2-1.「アタッシェケース」のダウンロード、インストール

「アタッシェケース」は以下の公式サイトからダウンロード可能ですが、少し分かりづらいかも知れないので、「窓の社」からのダウンロード方法もご紹介します。

公式サイトからのダウンロード

「窓の社」からのダウンロード

2-2-2.「アタッシェケース」によるフォルダのパスワードロック

「アタッシュケース」を起動すると、以下のようなメイン画面が表示されます。

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使い方はとても簡単で、ここにパスワードロックを掛けたいフォルダをドラッグ & ドロップするだけです。

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ドラッグ & ドロップすると、パスワードを 2 回尋ねてきますので、暗号化を解除する際に入力するパスワードをここで設定してください。

「実行形式出力」というチェックボックスがあります。ここにチェックを入れて暗号化すると、「アタッシェケース」をインストールしていないパソコンでも開くことができるので、通常はチェックを入れておくことをおすすめします。

暗号化が完了したら、以下のようなアイコンが表示されます。これが暗号化されたフォルダで、以後正しいパスワードを入力しないと開くことはできません。

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2-2-3.「アタッシェケース」によるパスワード解除

「アタッシェケース」でパスワードロックされたフォルダを開くには、2 つの方法があります。

1 つは、暗号化されたフォルダアイコンをそのままダブルクリックして開く方法です。実行形式で暗号化しておいた場合、「アタッシェケース」がインストールされていないパソコンで開くことができます。

もう 1 つは、「アタッシェケース」のメイン画面にドラッグ&ドロップする方法です。

どちらでも結果は同じなので、使い勝手の良い方法で OK です。

ファイルを開こうとすると、パスワードを尋ねられます。

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ここに正しいパスワードを入れて「復号する」をクリックすると、フォルダが開きます。もちろんここでパスワードが正しくなければエラーとなって開きません。

3. ZIP 圧縮を利用してフォルダにパスワードを掛ける方法

3-1. 相手にファイルを送る際に役立つパスワード付き圧縮ファイル

ZIP 圧縮と言えば、Windows で標準的に利用されている圧縮形式です。ファイルサイズそのものを圧縮して小さくできるメリットはもちろんですが、複数のファイルを 1 つの ZIP ファイルにまとめることができるため、メール添付などでデータを受け渡しする際にも広く用いられています。

この ZIP 圧縮にはパスワードロック機能があります。つまり、フォルダごと ZIP 圧縮をする際にパスワードを設定しておけば、フォルダにパスワードロックを掛けたのと同じ効果が得られるわけです。

3-2.「Lhaplus」のダウンロード、インストール

Windows 10 の標準機能で ZIP 圧縮形式のファイルを作成することはできるのですが、パスワードロックを掛ける機能は標準装備されていないので、別途圧縮ソフトを用意する必要があります。

Windows ユーザーの間で定番になっているフリーの圧縮ソフト「Lhaplus」にはパスワードロック機能があるので、こちらを利用します。

以下のサイトからダウンロード可能です。

「Lhaplus」ダウンロードはこちら

3-3.「Lhaplus」でフォルダをパスワード付きで圧縮する

「Lhaplus」がインストールされた状態で任意のフォルダを右クリックすると、以下のようなメニューが表示されます。

ここで「圧縮」→「.zip(pass)」の順に選択します。

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次に解除用のパスワードを求められます。後で解除するためのパスワードを入力して「OK」をクリックすると、パスワードロック付きの ZIP ファイルが作成されます。

開こうとするとパスワードの入力を求められ、正しいパスワードを入れなければファイルは開きません。メール添付などでファイルを送る場合にはメール本文にパスワードを書かず、別のメッセージアプリや電話などでパスワードを伝えるようにすると、一定のセキュリティは確保できます。

3-4. パスワード付き圧縮ファイルを解除する

パスワードロックされた ZIP ファイルを開くには、対象のファイルをダブルクリックした後で求められるパスワードを入力します。

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3-4-1. ZIP 形式のパスワードロックは解析される恐れあり

ここで解説している ZIP 形式のパスワードロックについては、あくまでも一時的なもの、簡易的なものと解釈してください。なぜなら、ZIP 形式のパスワードを解析するソフトが出回っており、それを使うと破られてしまう恐れがあるからです。

長期保存するフォルダのパスワードロックには、暗号化が可能なソフトの利用をおすすめします。ZIP ファイルのパスワード解析については、「重要ファイルをメール添付する際に必ずすべきパスワード設定方法」に解説がありますので、併せてお読みください。

4. まとめ

Windows 10 の普及が進むにつれて、そこで取り扱われるファイルの中には機密性の高いものも多くなっており、Windows 10 の情報漏洩対策を求める声は以前より多くなっています。ここではそんな声にお応えするためにフォルダをパスワードロックするセキュリティ手法を解説しました。今すぐ使えるものばかりなので、まずは無料でできる方法を中心にセキュリティ対策を始めてみましょう。

情報漏洩というのは、一度漏れてしまった情報を「無かったこと」にできない怖さがあります。この記事で解説した方法が個人の、そして企業の情報漏洩対策になれば幸いです。

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