今日のビジネス環境では、複数のプロジェクトが異なるストレージやアプリ、デバイスに分散して展開されています。そのため、必要な作業を行うために余計な一手間が必要になる場面が少なくありません。そこで Dropbox では、この 1 年間、個人やチームが抱えるこの悩みを解消するため、一元化された作業環境の開発に力を注いできました。その取り組みの一環として、Dropbox はこの度、Google Cloud との新たなパートナーシップを発表しました。この提携により、Dropbox と G Suite の両ユーザーは、すべての作業が 1 つに集約される世界に一歩近づいたことになります。
Dropbox は今後、Dropbox のサービスと Google のオフィス ツール、共同作業ツールとの効果的な連携を可能にする一連の統合機能を提供していきます。提供予定の主な機能は次のとおりです。
– コンテンツの一元化:Dropbox のユーザーは、Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Google スライドのファイルを Dropbox で直接作成、参照、編集、保存、共有できるようになります。また Dropbox を使用中に、Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Google スライドのファイルをご自身の Dropbox アカウントに保存できるようになります。
– 安全な共同作業:Dropbox Business の管理者は、Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Google スライドのファイルを、Dropbox に保存されたその他のコンテンツと同じように管理できるようになります。
– より効果的なコミュニケーション:Dropbox では現在、Dropbox と Gmail および Google Hangouts Chat との新たなネイティブ統合機能の開発を進めています。この機能を使用すると、Gmail や Google Hangouts Chat から直接、ご自身の Dropbox アカウントにあるファイルを選択し、そのリンクを送信できます。また、Gmail 用アドオンを使用して、リンクされたファイルの作成日時、更新日時、最終アクセス日時を確認したり、Hangouts との統合を通じて、リンクされたファイルのプレビューをチャットに直接追加したりできるようになります。
皆様が日々ご利用のツールと Dropbox との連携を強化することができるこの度のパートナーシップに、私たちは大きな期待を寄せています。Google Cloud の製品管理担当ディレクターを務めるリッチャ・ランジャン氏も同じ気持ちで、次のコメントを寄せています。
「私たちは、ユーザーが仕事に使っているあらゆるツールで G Suite にアクセスできるようにすることを目指しています。今回の統合により、両社のユーザーは普段使っているツールでこれまで以上に効率よく共同作業を行えるようになります。両社のアプリの連携を緊密にする今回の提携によって、ユーザーは、本来の業務に専念できるようになるでしょう。」
今回のパートナーシップ、そして最近の Microsoft Outlook と Adobe XD CC との統合は、ユーザーを雑務から解放し、重要な作業に専念できるようにするという Dropbox の使命を後押しするものです。今回の Google Cloud との統合機能は、今年後半に提供開始予定となっています。Apple、Microsoft、Adobe、Facebook などの企業と Dropbox とのパートナーシップの詳細については、アプリ統合に関するブログ記事をご覧ください。