iPhone を利用していて、もっと便利に使いたいと思うことはありませんか?
「お気に入りの音楽を入れて通勤時にでも聞きたい」
「空いた時間に動画も見たい」
「友達と撮った思い出の写真を共有したい」
などなど。
でもやりかたがわからない……そんな方のために、iPhone でファイル転送する方法をご紹介いたします。
主なパターンは以下の 4 つです。
- iPhone と Mac 間
- iPhone と Windows 間
- iPhone 同士
- iPhone と Android
以下ではそれぞれについて詳しく説明していきます。
目次
1. iPhone と Mac 間でファイル転送する方法
2. iPhone と Windows 間でファイル転送する方法
3. iPhone 同士でファイル転送する方法
4. iPhone と Android 間でファイル転送する方法
5. まとめ
1. iPhone と Mac 間でファイル転送する方法
まず、iPhone と Mac 間でファイル転送する方法を説明していきます。方法としては以下の通りです。
以下、それぞれの方法について具体的に説明していきます。
1-1. iTunes によるファイル転送方法
iPhone でのファイル管理をするのに便利なのが iTunes です。
iTunes は音楽や映像、アプリを購入できるだけではなく、プレイリストを作成してファイルの整理ができます。
さらに、iPhone などの Apple 製品と同期して音楽や映像ファイルなどを転送すること可能です。
他にもさまざまな機能が満載です。ここではインストールから実際のファイル管理までの操作方法をご紹介します。
1-1-1. iTunes をインストール
Apple の公式サイトから iTunes をダウンロードします。
URL:http://www.apple.com/jp/itunes/download/
公式ページの左にある「今すぐダウンロード」の項目にメールアドレスを入れて、2 つあるチェック項目を確認してから「今すぐダウンロード」をクリックします。
1-1-2. iTunes を設定
インストールした iTunes を起動します。
iTunes が立ち上がったら左上にあるメニューから「iTunes」→「環境設定」の順番でクリック。
設定画面が開きます。
設定画面の上にある項目で「詳細」をクリックします。
詳細の項目にある「ライブラリの追加時にファイルを”iTunes Media”フォルダにコピーする」のチェックボックスにチェックしてください。
チェックがすでに入っている場合は、そのままにしましょう。
チェックを確認後「OK」を押して「詳細設定」画面を閉じます。
1-1-3. 音楽データの転送
iTunes を起動後、 iTunes の左側にある項目「アーティスト」をクリックし、その画面に音楽ファイルをドラッグ & ドロップして入れます。
CD から直接取り入れたい場合は、 付属あるいは外部の CD ドライブに音楽 CD を入れて iTunes で開き読み込み(インポート)してください。
iPhone を USB ケーブルで Mac と接続します。
USB ケーブルは普段 iPhone を充電しているケーブルで大丈夫です。
USB ケーブルを接続するだけで iTunes が自動で認識します。
接続後は右下の「同期」ボタンをクリックすれば転送されます。
1-1-4. 動画データの転送
iTunes を起動後、 iTunes の左側にある項目から「ムービー」を選択し、その画面に動画ファイルをドラッグ & ドロップして入れます。
「ムービーを同期」のチェックボックスにチェックを入れます。
iPhone を USB ケーブルで Mac と接続します。
USB ケーブルは普段 iPhone を充電しているケーブルを使いましょう。
USB ケーブルを接続した上で右下の「同期」ボタンをクリックすれば転送されます。
1-1-5. 写真データの転送
iTunes を起動後、 iTunes の左側にある項目「写真」をクリックし「写真を同期」のチェックボックスにチェックを入れます。
「写真のコピー元」でフォルダを選択しましょう。
iPhone を USB ケーブルで Mac と接続します。USB ケーブルは普段 iPhone を充電しているケーブルを使いましょう。
USB ケーブルを接続した上で右下の「同期」ボタンをクリックすれば転送されます。
1-1-6. iTunes から iPhone アプリに直接ファイル転送
iTunes を使うと iPhone の中にあるアプリにファイルを転送することができます。
今回は iTunes を通して「Adobe Acrobat」に「PDF」を転送してみましょう。
iTunes と iPhone を USB ケーブルで接続し、 iPhone を選択します。
iTunes の項目から「App」を選択します。
ファイル共有の一覧から「Adobe Acrobat」を選択し、横にある「Adobe Acrobat の書類」に「PDF」ファイルをドラッグ & ドロップしてください。
接続している iPhone のアプリにファイルが転送されていきます。
1-2. iCloud Drive でファイル転送する方法
iCloud は iPhone を購入した瞬間からデフォルトで利用できるアプリです。
1-2-1. iCloud の設定方法
まず Mac のバージョンが最新版かどうか確認をしましょう。
Macのバージョンは下記の方法で確認できます。
デスクトップの左上にある「アップルマーク」→「この Mac について」をクリックします。
上記の画面が表示されるので「ソフトウェア・アップデート…」をクリックして確認ができます。
最新版でなければアップデートしましょう。
次に Apple メニューを開いてユーティリティの中にある「システム環境設定」を開きます。
その中にある「iCloud」をクリックして Apple ID & パスワードを入力しましょう。
その後、有効にしたいサービスを選択します。
1-2-2. ファイル転送の方法
iCloud Drive にファイルを追加したい時の手順をご説明します。
Finder の左の項目にある iCloud Drive のフォルダを選択します。
追加をしたいファイルを iCloud Drive のフォルダにドラッグ & ドロップします。
たったこれだけで、iCloud Drive にファイルを追加することができました。
また、iPhone からファイルをアップロードする方法もあります。
左下にある「アクション」アイコンをタップします。
iPhone からファイルを追加する場合は、追加したいファイルを選択して「iCloud Drive に追加」をタップします。
「iCloud Drive」を見てみるとファイルがアップロードされているのがわかります。
1-3. AirDrop でファイル転送する方法
Mac ユーザーであれば AirDrop の利用をお勧めします。
AirDrop は、デバイス同士が同じ Wi-Fi に接続することで簡単にファイルの転送が可能となるサービスです。
1-3-1. AirDrop の設定
AirDrop を使うには設定が必要になります。
※この設定は受信側も同じ設定にする必要あります。
まずは iPhone のホーム画面を開きます。画面の下部から上部へ向けてフリックすると、Wi-Fi と Bluetooth の「オン」「オフ」の設定などができる設定画面が表示されます。
そこで Wi-Fi と Bluetooth をタップして「オン」にし、続いて下部にある「AirDrop」の項目をタップ。
「AirDrop」をタップすると「オフ」「連絡先のみ」「すべての人」「キャンセル」の4項目が表示されます。
この項目は、それぞれ下記の機能を持っています。
- 「オフ」を選択すると、送受信ができなくなります。
- 「連絡先のみ」をタップすると連絡先に登録してある相手に限定して送受信が可能です。
- 「すべての人」をタップすると、連絡先の登録の有無と関係なく、すべての人との送受信が可能となります。
- 「キャンセル」を選ぶと設定の変更自体を止められます。
今回は「すべての人」を選択します。
これで送信対象の設定は完了です。
1-3-2. 転送ファイルの選択
設定が完了したら転送したいファイルを選択します。
今回は写真を転送してみましょう。
「写真」のアプリケーションを開いて画像を選択します。
選択後は左下の「アクション」アイコンをタップ。
1-3-3. 転送相手を選択して送信
「アクション」アイコンをタップすると転送相手のアイコンが表示され、転送したい相手のアイコンをタップすると写真が転送されていきます。
受信側は、写真を「受け入れる」をタップすれば完了です。
1-4. Dropbox を使う方法
Dropbox はインターネット上にデータを保存できるサービスです。
インターネット上にデータがあるので、インターネット環境があればパソコンやスマートフォンなどさまざまなデバイスからデータの観覧や編集ができるのが特徴としてあげられます。
1-4-1. Dropbox のインストール方法
iPhone で使用する場合はアプリの「Apple Store」からダウンロードできます。
Apple Store「Dropbox」 URL
https://appsto.re/jp/63ZHt.i
ダウンロード後にアカウント登録をします。
「名前」「メールアドレス」「パスワード」を入力して「アカウントの作成」をタップすれば完了です。
パソコンで使用する場合は Dropbox の公式サイトへ行きます。
URL:https://www.dropbox.com/ja/
アカウント登録をするために「名前」「メールアドレス」「パスワード」を入力して「Dropbox の利用規約に同意します」にチェックを入れて「登録する(無料)」をクリックします。
また、Google アカウントでも登録可能です。
1-4-2. ファイルをアップロードする方法
Dropbox はファイルを送る相手がアカウント登録していなくてもファイルを受け取ることができるのが特長です。
まずは転送したいファイルを Dropbox にアップロードしましょう。
iPhone の場合はアプリ「Dropbox」を開いて下部の真ん中にある「+」をタップします。
3つ項目が出てきます。
今回は「写真をアップロード」をタップしましょう。
写真フォルダにアクセスするのでアップロードしたいフォルダを選択します。
右上の「アップロード」をタップして完了です。
1-4-3. ファイルのリンクを送る方法
アップロードした画像の右側にある「一覧」のアイコンをタップ、すると項目の一覧が表示されます。
一覧の中の「共有」をタップしてください。
相手にファイルを送る方法として「メールアドレス」で送るやり方と、ファイル元の「リンク」を作成して相手に送るやり方があります。
今回は「リンク」を作成してみましょう。
下にある「アクセスできるユーザー」の項目にある「リンクを作成」をタップするとリンクが作られます。
作成されたリンクを左下にある「リンクをコピー」をタップ。
この時点でリンクがコピーされているのでファイルを転送したい相手にペーストをして送ることができます。
1-4-4. 共有フォルダ作成方法
作成したフォルダを複数人で共有できるのも Dropbox の特長です。
ファイルの右上にある「一覧」アイコンをタップします。
3 つの項目の中から「フォルダ作成」をタップします。
フォルダ名を入力してください。
右上の作成をタップします。
作成したフォルダの中に画像をアップロードしましょう。
アップロードしたい画像の右側にある「一覧」のアイコンをタップすると、項目の一覧が出てきます。
一覧にある「移動」をタップします。
今回は「テスト」のフォルダを選択します。
移動先が決まったら右下にある「移動」をタップします。
これで、移動完了です。
次にフォルダの共有についてご説明いたします。
アップロードが完了したらファイル一覧に戻り、共有したいフォルダの右側にある項目一覧のアイコンをタップします。
表示されている項目の中から「共有」をタップ。
「共有」では「フォルダの権限」を決めることができます。
「フォルダの権限」を設定後「アクセスできるユーザー」にある「リンクを作成」をタップします。その後、「リンクをコピー」でコピーしたリンクをフォルダ共有したい相手に送れば完了となります。
2. iPhone と Windows 間でファイル転送する方法
次は、iPhone と Windows 間でファイル転送する方法について説明していきます。
以下、それぞれの方法について詳しく説明していきます。
2-1. iTunes によるファイル転送方法
iPhone で音楽や動画を楽しみたい方は多いですよね。
iTunes では、iPhone に音楽や動画、その他のファイルを転送できます。iTunes は Windows でも利用できますので、 Mac を持っていなくても iPhone にファイルを転送することができます。
2-1-1. iTunes インストール
iTunes を Apple 公式サイトからダウンロードします。
URL:http://www.apple.com/jp/itunes/download/
公式ページ左側にある「今すぐダウンロード」ボタンの上にある「E メールアドレス」に使用しているメールアドレスを入力し、2 箇所のチェックを入れて「今すぐダウンロード」をクリックします。
2-1-2. iTunes を設定
インストールが完了したら iTunes を起動します。
iTunes 左上にあるメニュー一覧から「編集」→「設定」をクリックすると設定画面が開きます。
iTunes の設定画面上方にある「詳細」をクリック、詳細の項目に「ライブラリの追加時にファイルを「iTunes Media」フォルダにコピーする」のチェックを入れます。
すでにチェックが入っている場合、そのままにしておきましょう。
チェックを確認して「OK」を押して「詳細設定」を閉じます。
2-1-3. 音楽データの転送
iTunes を立ち上げたら、上にある一覧の中から「ミュージック」を選択して、その画面に iPhone に入れたい音楽ファイルをドラッグ & ドロップします。
他の方法として、CD から iTunes に直接音楽ファイルを取り込みたい場合は、付属あるいは外部の CD ドライブに音楽 CD を入れて iTunes で開き読み込み(インポート)してください。
iPhone を Windows に USB ケーブルで接続します。
使用する USB ケーブルは普段 iPhone を充電しているケーブルを使いましょう。
iPhone の接続が完了したら、右下の「同期」ボタンをクリックすれば転送されます。
2-1-4. 動画データの転送
iTunes を立ち上げたら左側にある一覧から「ムービー」を選択、その後ファイル転送したいファイルをドラッグ & ドロップして iTunes に転送します。
iTunes にファイルを転送後、「ムービーを同期」にチェックを入れます。
チェックを入れたら iPhone を USB ケーブルで Windows と接続します。
使用する USB ケーブルは普段充電するのに使用しているもので十分です。
2-1-5. 写真データの転送
iTunes を立ち上げたら、 iPhone の左側一覧にある項目の中から「写真」をクリック、その後「写真を同期」にチェックを入れます。
もし写真を保存しているフォルダがある場合は「マイピクチャ」から写真を保存してあるフォルダを選択することが可能です。
ファイル転送の準備ができたら、iPhone を Windows と USB ケーブルで接続します。
接続に使用する USB ケーブルは、普段充電に使用しているケーブルを使いましょう。
Windows に接続した後は右下にある「同期」をクリックすれば転送が始まります。
2-1-6. iTunes から iPhone アプリに直接ファイル転送
iTunes を使用すると iTunes と同期してある iPhone アプリに直接ファイルを転送することが可能です。
今回は例として「PDF」ファイルをアプリ「Adobe Acrobat」を使用してご説明します。
iTunes を立ち上げ、iPhone を Windows に USB ケーブルで接続します。
接続に使用するケーブルは普段 iPhone を充電するケーブルを使いましょう。
iTunes の左側にある一覧から「App」をクリックします。
右側の「App」を下にスクロールすると「ファイル共有」という項目があります。
「ファイル共有」下の項目からアプリ「Adobe Acrobat」を選択しましょう。
右側に「Adobe Acrobat の書類」という項目があるのでそこに転送したい PDF ファイルをドラッグ & ドロップしてください。
ドラッグ & ドロップするだけで iPhone のアプリに転送されます。
2-2. Dropbox を使う方法
オンラインストレージで有名な Dropbox は、デバイスの種類に関係なくファイルを転送できる便利なサービスです。インターネット上にファイルを保存することで、ファイルの共有や観覧&編集がどこでも出来るようになっています。
2-2-1. Dropbox のインストール方法
iPhone で Dropbox を使用する場合は、アプリを「App Store」からインストールしてください。
App Store「Dropbox」URL
https://appsto.re/jp/63ZHt.i
Windows パソコンで使用する場合は Dropbox の公式サイトへ行きます。
公式サイト URL
https://www.dropbox.com/ja/
App Store でインストールが完了したら次にアカウントを登録します。
Dropbox を起動するとアカウント登録画面が表示されます。
登録には「名前」「メールアドレス」「パスワード」を入力後、「Dropbox の利用規約に同意します」にチェックを入れ「登録する(無料)」をクリックして完了です。
2-2-2. ファイルをアップロードする方法
Dropbox の特徴として、「ファイルを送る相手が Dropbox のアカウントを登録していなくても受け取れる」という点があげられます。
最初に、転送したいファイルを Dropbox にアップロードしましょう。
iPhone で Dropbox を起動して下部の真ん中にある「+」をタップします。
「ドキュメントをスキャン」「写真をアップロード」「ファイルを作成/アップロード」の 3 つ項目が表示されます。
今回は「写真をアップロード」したいので、その項目をタップします。
写真フォルダにアクセスして、転送したいファイルを選択します。
写真を選択したら右上の「アップロード」をタップして完了です。
2-2-3. ファイルのリンクを送る方法
アップロードが完了したファイルの右側にある「一覧」のアイコンをタップします。
一覧が表示されるので、その中の「共有」をタップします。
ファイルを相手に送る方法には 2 通りあります。「メールアドレス」を使用して送る方法と、ファイル元の「リンク」を作成して相手に送る方法です。
今回は「リンク」を作成して送る方法をご説明します。
下部にあるアクセスできるユーザーの「リンクを作成」をタップすると自動でリンクが作成されます。
リンクを作成すると下部に共有先が表示されるので「リンクをコピー」をタップします。
「リンクをコピー」をタップした時点でリンクがコピーされているので、転送したい相手にチャットやメールなどでリンクをペーストして送れば完了です。
2-2-4. 共有フォルダ作成方法
Dropbox で作成したフォルダは、複数のユーザーで共有することができます。ここでは、共有フォルダの作り方をお伝えします。
下部「ファイル」ページの右上にある「一覧」アイコンをタップします。
「フォルダを作成」「選択」「名前順に並べ替える」の項目が表示されます。
今回は「フォルダ作成」をタップします。
フォルダが作成されるので、フォルダのタイトルを入力しましょう。
タイトルを入力したら、右上の作成をタップします。
フォルダの作成が完了したら、次はフォルダの中にファイルを移動させます。
移動したいファイルの右側にある「一覧」アイコンをタップしてください。
複数の項目が表示されます。
その中から下の方にある「移動」をタップします。
移動先フォルダを選択します。
今回は「テスト」フォルダを選択。
移動先が確定したら右下にある「移動」をタップしてください。
これで移動完了です。
次に「フォルダの共有」についてご説明いたします。
移動が完了したらファイルの一覧に戻ります。
共有したいフォルダの右側にある「一覧」のアイコンをタップしましょう。
「共有」「コピー」「移動」「フォルダ設定」の項目が確認できます。
今回は「共有」をタップしてください。
「共有」をタップすると「フォルダの権限」が設定できます。
「メンバーシップを管理できるメンバー」「招待できる相手」など必要に応じて設定しましょう。
画面下部にある「アクセスできるユーザー」にある「リンクを作成」をタップします。
この時点でリンクのコピーは完了です。チャットなどにペーストし、相手にリンクを送りましょう。これで、フォルダの共有がされています。
3. iPhone 同士でファイル転送する方法
次は iPhone 同士でファイル転送する方法をみていきましょう。
では、それぞれの方法を具体的にみていきましょう。
3-1. AirDrop でファイル転送する方法
Mac ユーザーなら、 AirDrop を利用すれば簡単にファイルを転送できます。
AirDrop は、デバイス同士が同じ Wi-Fi に接続するだけでファイルの転送を容易にすることが可能です。
3-1-1. AirDrop の設定
AirDrop を使うには簡単な設定が必要になります。
※この設定は受信側も同じ設定でなければいけません。
まずは iPhone のホーム画面を開きましょう。下部から上部に向かってフリックをすると、 Wi-Fi と Bluetooth の「オン」「オフ」の設定などができる設定画面が表示されます。
そこで Wi-Fi と Bluetooth をタップして「オン」にします。
次に下の方にある「AirDrop」の項目をタップ。
「AirDrop」をタップすると「オフ」「連絡先のみ」「すべての人」「キャンセル」の 4 項目が表示されます。
それぞれ下記の機能を持っています。
- 「オフ」を選択すると、送受信ができなくなります。
- 「連絡先のみ」をタップすると連絡先に登録してある相手に限定して送受信が可能です。
- 「すべての人」をタップすると、連絡先の登録の有無と関係なく、すべての人との送受信が可能となります。
- 「キャンセル」を選ぶと設定の変更自体を止めることができます。
今回は「すべての人」を選択します。
これで送信対象の設定は完了です。
3-1-2. 転送ファイルの選択
設定が完了したら転送したいファイルを選択します。
今回は写真を転送してみます。
「写真」のアプリケーションを開いて画像を選択します。
選択後は左下の「アクション」アイコンをタップしてください。
3-1-3. 転送相手を選択して送信
「アクション」アイコンをタップすると転送相手のアイコンが表示されます。
転送したい相手のアイコンをタップすると写真の転送が始まります。
受信する側は写真を「受け入れる」をタップすれば完了です。
3-2. Dropbox を使う方法
Dropbox はインターネット上にデータを保存できるサービスです。
インターネット上にデータがあるので、インターネット環境があればパソコンやスマートフォンなどさまざまなデバイスからデータの観覧や編集ができます。
3-2-1. Dropbox のインストール方法
iPhone で使用する場合はアプリの「App Store」からダウンロードができます。
URL: https://appsto.re/jp/63ZHt.i
ダウンロード後にアカウント登録をします。
「名前」「メールアドレス」「パスワード」を入力して「アカウントの作成」をタップすれば完了です。
パソコンで使用する場合は Dropbox の公式サイトへ行きます。
URL: https://www.dropbox.com/ja/
アカウント登録をするために「名前」「メールアドレス」「パスワード」を入力して「Dropbox の利用規約に同意します」にチェックを入れます。最後に、「登録する(無料)」をクリックしてください。これで、登録は終わりました。
Google アカウントをお持ちの場合、Google アカウントでも登録することができます。
3-2-2. ファイルをアップロードする方法
Dropbox には、ファイルの送信相手がアカウント登録していなくてもファイルを受け取れるという特長があります。
まずは、転送したいファイルを Dropbox にアップロードしましょう。
iPhone の場合はアプリ「Dropbox」を開いて下部の真ん中にある「+」をタップします。
3 つの項目が出てきます。
今回は「写真をアップロード」をタップしましょう。
写真フォルダにアクセスし、アップロードしたいフォルダを選択します。
右上の「アップロード」をタップして完了です。
3-2-3. ファイルのリンクを送る方法
アップロードした画像の右側にある「一覧」のアイコンをタップします。タップ後、項目の一覧が表示されます。
一覧の中の「共有」をタップします。
相手にファイルを送る方法として「メールアドレス」で送るやり方と、ファイル元の「リンク」を作成して相手に送るやり方があります。
今回は「リンク」を作成してみましょう。
下にある「アクセスできるユーザー」の項目にある「リンクを作成」をタップします。これで、リンクの作成は終了です。
作成されたリンクを左下にある「リンクをコピー」をタップします。
この時点でリンクがコピーされているので、ファイルを転送したい相手にペーストをして送ることができます。
3-2-4. 共有フォルダ作成方法
Dropbox は作成したフォルダを複数人で共有することができます。
ファイルの右上にある「一覧」アイコンをタップします。
3 つの項目の中から「フォルダ作成」をタップします。
フォルダ名を入力します。
右上の作成をタップします。
作成したフォルダの中に画像をアップロードしてください。
アップロードしたい画像の右側にある「一覧」のアイコンをタップしてみましょう。
そうすると項目の一覧が出てきます。
一覧にある「移動」をタップします。
今回は「テスト」のフォルダを選択します。
移動先が決まったら右下にある「移動」をタップしてください。
これで、移動完了です。
次にフォルダの共有についてご説明いたします。
アップロードが完了したらファイル一覧に戻り、共有したいフォルダの右側にある項目一覧のアイコンをタップ。
表示されている項目の中から「共有」をタップ。
「共有」では「フォルダの権限」を決めることができます。
「フォルダの権限」を設定後「アクセスできるユーザー」にある「リンクを作成」をタップしその後「リンクをコピー」でコピーしたリンクをフォルダ共有したい相手に送れば完了です。
4. iPhone と Android 間でファイル転送する方法
最後に、iPhone と Android 間でファイル転送する方法を説明していきます。
では、詳しくみていきましょう。
4-1. Google アカウントで連絡先とメールを転送する方法
Google アカウントを使用している場合、ログインすることによってiPhone と Android の間で「連絡先とメール」を転送することができます。
Android の「Google 連絡先」を使用して「連絡先とメール」を移行します。
移行元の Android で設定画面を開き、設定 → アカウント「Google アカウント」をタップします。
複数項目が出てきます。
下部にある「連絡先」をタップします。
以上で移行が完了です。
iPhone で、設定画面 → メールを選択します。
「アカウント」をタップします。
「アカウントを追加」をタップ。
「Google」をタップして Android と同じアカウントでログインをします。
「Gmail」で「連絡先」と「メール」をオンにします。
以上で移行は完了です。
4-2. Dropbox を使う方法
Dropbox は、インターネット上にファイルを保存しておけるサービスです。デバイスに関係なく観覧&編集ができるため、共有データを管理するのに向いています。
4-2-1. Dropboxのインストール方法
iPhone で Dropbox を利用する場合は、アプリ「App Store」からダウンロードしましょう。
App Store「Dropbox」 URL
https://appsto.re/jp/63ZHt.i
Android での場合は Google Play ストアからインストールします。
Dropbox を iPhone アプリ「App Store」からインストールします。
Dropbox をインストールしたら、次にアカウントを登録します。
アカウント登録に必要なのは「名前」「メールアドレス」「パスワード」です。入力後、「Dropbox の利用規約に同意します」にチェックをして「登録(無料)」をタップします。
また、他のアカウント登録方法として Google アカウントでもログインできます。
4-2-2. ファイルをアップロードする方法
Dropbox では、ファイルを送りたい相手が Dropbox のアカウントを持っていなくても、ファイルの転送をすることができます。
iPhone で Dropbox にファイルをアップロードする場合はアプリ「Dropbox」を起動させます。
起動させたら下部の真ん中にある「+」をタップします。
「+」をタップすると複数の項目が表示されます。
項目の中から「写真をアップロード」を選択。
写真フォルダにアクセスして相手に送りたいファイルを選択します。
転送ファイルの選択が完了したら、右上の「アップロード」をタップして完了です。
4-2-3. ファイルのリンクを送る方法
ファイルのアップロードが完了したら、ファイルの右側にある「一覧」のアイコンをタップします。
複数の項目が表示されます。
その中から最初の項目の「共有」をタップします。
ファイル転送の方法は 2 つあります。
「メール」で転送する方法と「リンク」を作成して転送する方法です。
今回は「リンク」を作成してみましょう。
画面下部にある「リンクはまだ作成されていません」の右にある「リンクを作成」をタップします。
「リンクを作成」をタップすると共有先の一覧が表示されます。
今回は下部にある「リンクをコピー」をタップします。
「リンクを作成」をタップした時点でリンクはコピーされているので、チャットなどで相手に送ることができます。
4-2-4. 共有フォルダ作成方法
Dropbox 内で作成したフォルダは複数人と共有できるように設定することが可能です。
ファイル一覧の右上にある「一覧」アイコンをタップしてください。
「一覧」をタップすると「フォルダを作成」「選択」「名前順に並べ替える」の 3 項目が表示されます。
今回は 3 つの項目の中から「フォルダ作成」をタップしましょう。
「フォルダを作成」をタップすると、フォルダ名を入力できます。
フォルダ名を入力後、右上の「作成」をタップします。
フォルダを作成したら、その中にファイルを移動させましょう。
移動したいファイルの右側にある「一覧」のアイコンをタップします。
「一覧」アイコンをタップすると複数の項目が出てきます。
この中から「移動」をタップしましょう。
移動先の選択ができます。
今回は「テスト」のフォルダを選択してみましょう。
ファイルの移動先が決定したら下部にある「移動」をタップします。
以上で移動完了です。
次にフォルダの「共有」方法についてお話しましょう。
ファイルの移動が完了したら、ファイル一覧に戻ります。
共有するフォルダの右側にある「一覧」アイコンをタップしてください。
複数人と共有するので、メンバーの人数に応じて個別に権限を設定できる項目があります。
「フォルダの権限」の 2 項目をそれぞれタップします。権限は、必要に応じて設定できます。
設定を確認後、「リンクがまだ作成されていません」の右側にある「リンクを作成」をタップします。
共有先が選択できる項目画面が表示されます。
下部の「リンクをコピー」をタップして、ファイルを転送したい相手に送れば完了となります。
5. まとめ
いかがでしたか?
iPhone を使ってのファイル転送にもさまざまな方法がありますね。
デバイスの進化により、他のデバイスとのファイル転送が簡単になってきました。今回の内容を参考に、沢山ある選択肢の中から自分にあった手段を使っていきましょう。