Macを使ってみんなでファイル共有する最もかんたんな方法

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外出先や自宅の Mac と社内のパソコンで、ファイルや画面を共有できれば「もっと効率的に仕事ができるのに…」と考えてはいませんか?

Macにはもともとファイル共有を可能とするための機能が搭載されており、簡単に他の Windows や Mac と共有することができます。

その他に外出先のパソコンから、社内のパソコンを操作できる「リモートコントロール」などを活用すれば、それまでの何倍も効率的に業務を遂行できるでしょう。

この記事では Mac から Windows、Mac、Android、iPhone など、他のデバイスとファイル共有する方法から、リモートコントロールの設定方法まで画像付きで分かりやすく解説していきます。

1.Mac のファイル共有設定方法
2.ファイル共有ができるオンラインストレージサービス
3.まとめ

1.Mac のファイル共有設定方法

この項目では、MacからMac、Windows、iPhone、iPad、Androidにファイルを共有する方法について説明しています。

1-1.Mac と Mac のファイル共有設定方法

Mac 同士でファイルを共有する場合、ソフトなどを使わず元々 Mac に備わっている機能だけで行うことができます。基本的な手順は以下の通りです。

1.「システム環境設定」を選択します。

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2.システム環境設定の「共有」を選択します。

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3.共有>共有パネルの「ファイル共有」にチェックを入れます。

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「ユーザ」部分に名前があるユーザにファイルを共有することができます。共有されたユーザが共有されたコンテンツに対して行える操作は、ユーザ名の横に表示されている「読み/書き」などが示しています。

共有先の Mac でも「読み/書き」をしたい場合は、状況に応じて変更しましょう。

またこの時点で共有候補に表示されているのは、家族など同じローカルネットワーク上にあるパソコンのみです。ゲストユーザの追加については、後述します。

外出先の Mac から自宅の Mac を遠隔操作する方法

その他にも同じパネル内の「画面共有」にチェックを入れて「システム環境設定> iCloud >どこでも My Mac」から「どこでも My Mac」をオンにしておけば、外出先の Mac から自宅の Mac を遠隔操作することも可能です。

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基本的な Mac と Mac のファイル共有設定は以上です。

上記と同じ設定を、共有したい Mac にも同じように行うことで Mac 同士をリンクさせれば、ファイルを共有することができます。

また、身内や自身の Mac だけでなく外部の Mac とファイル共有をしたい場合は、以下の設定も行うようにしてください。

外部の Mac とファイル共有する場合

1.システム環境設定>「ユーザとグループ」を選択します。

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2.ユーザとグループ>「ゲストユーザに共有フォルダへの接続を許可」にチェックを入れます。

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以上の設定が完了すれば、ゲストユーザにファイル共有する主な作業は完了です。

共有フォルダの新規作成方法

共有フォルダを新規作成したい場合は次の手順で行います。

1.「システム環境設定」>「共有」>「共有フォルダ」の「+」を選択します。

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2.次に、共有するフォルダを選んで「追加」を選択すれば完了です。

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なお、追加したユーザやフォルダを削除したい場合は削除したい項目を選択した状態で「-」を選択してください。

1-2.Mac から Windows へのファイル共有設定方法

Mac と Windows でファイル共有の設定を行う場合も Windows 側と Mac 側の両方で設定をする必要があります。今回の画像は Windows 7 ですが、基本的な操作方法はいずれのバージョンも同じです。

Windows と Mac のファイル共有設定も、途中までは Mac 同士とほぼ同じになります。

1.システム環境設定>共有を開きます。「ファイル共有」にチェックが入っていなければ、入れます。ファイル共有にチェックを入れて、「ファイル共有:入」と表示されていることを確認してください。

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2.次に、共有フォルダのリスト下にある「+」を選択して、共有するフォルダを追加します。

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今回は「ライティング」という名のフォルダを Windows 7 に共有します。

また Mac 同士のときと同様に、「オプション」から共有するアカウントを選択しておきましょう。共有する際には Windows 側のアカウントパスワードが必要です。

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以上の設定が終わると、 Windows 側のネットワークに Mac の共有フォルダが表示されます。

<Windows 側のネットワーク>

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<共有された「ライティング」のフォルダ>

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以上で Mac と Windows のファイル共有設定は完了です。外部と繋ぐ場合も、設定内容はMac 同士とほぼ同じになります。

1-3.Mac と iPhone や iPad とのファイル転送方法

上記の方法以外にも Mac や iPhone、iPad などの iOS デバイスには「AirDrop」と呼ばれるファイル共有・転送機能が搭載されています。

外出先からでも AirDrop を利用するためには、自宅の Mac にも事前に設定を行っておかなくてはなりません。

<AirDrop を使って iOS と Mac 間でデータを転送する方法>

1.システム環境設定> iCloud を選択します。

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2.iCloud のアカウントにサインイン。Apple ID とパスワードを入力してサインインしてください。

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3.Wi-Fi と Bluetooth をオンにします。これは iOS デバイス側も同様です。iPhone や iPad の方でも Wi-Fi と Bluetooth をオンにしておきましょう。

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4.次に Finder から AirDrop を開き、ファイルを共有する範囲を選択します。選択できる範囲は「連絡先のみ」か「全員」のどちらかです。

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5.相手と自分の両方の設定が完了すると、候補が表示されます。

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ここまでで共有する前までの手順は完了です。あとは実際にファイルを共有する手順となります。

6.ファイルを選択して右クリック。「共有」にカーソルを合わせ、「AirDrop」を選択しましょう。

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7.共有したい相手を選択して完了を押します。

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これで Mac と Mac や iOS デバイスとのファイル共有が完了します。

ただし、相手のデバイスや Mac の電源が入っていなかったり、AirDrop が起動していないと表示されません。必ず、お互いに準備が完了しているか確認するようにしましょう。

1-4.Macから Android にファイルを転送する方法

Mac からAndroid にファイルを共有・転送する場合は Android File Transfer と呼ばれるソフトを利用すれば、手軽に行うことができます。

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2.ファイル共有ができるオンラインストレージサービス

基本的にファイルを共有する人数が少なく、ファイル数も膨大ではない状況であればここまでの内容で問題ないと思います。

しかし、中には数十人と数百の大容量ファイルを共有したい人もいるでしょう。そんな時は各ファイル共有機能やソフトを利用するよりも、大容量ファイルでも簡単にアップロードやダウンロードができるオンラインストレージがオススメです。

オンラインストレージは無料でも十分に利用価値があるサービスなので、多くのデータを共有・保存する方はぜひ利用してみてはいかがでしょう。Mac や Windows 問わず使うことができます。

2-1.Dropbox

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オンラインストレージの代表格の 1 つです。無料プランで標準 2 GB を使用でき、友達紹介を行うことで最大 32 GB まで容量を拡張できます。有料版のDropbox Pro (個人用) であれば 1 TB、Dropbox Business (チーム用) では容量無制限になります。

アプリをインストールしておけば、共有からアップロードまですべてを網羅できます。処理の軽さやシンプルな使い勝手から、個人、法人問わず人気が高いオンラインストレージです。

2-2.Google Drive

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Google が提供しているオンラインストレージサービスです。Gmail、Google フォトと共通で 15 GB の容量が無料で使えます。Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドで作成したファイルは容量を使わず保存できます。

2-3.OneDrive

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無料プランの標準で 15 GB を使用可能で、友達紹介で 20 GB まで拡張することができます。有料プランは最大 1 TB。1 年以上サインインしていないとアカウント自体を削除されてしまうので注意しましょう。

2-4.Yahoo!ボックス

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Yahoo! JAPAN が運営するオンラインストレージサービスです。無料プランの標準で 5 GB 使用できますが、拡張はできません。有料プランであれば、最大 50 GB まで拡張できます。

3.まとめ

Mac や iOS に搭載されているファイル共有は、非常に便利で使いやすい機能です。一度使い方を覚えてしまえば誰でも簡単に利用でき、その結果として業務効率の向上も期待できます。

OS 搭載の機能だけに限らずアプリやオンラインサービスを活用すれば、Macと様々なデバイスでファイル共有が可能になります。

ファイルや資料の共有をその都度メール添付などでやり取りしている方、複数のデバイスを持っていてファイルを統一したい方はぜひ試してみてください。

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