無料で使える業界トップクラスのオンラインストレージ11選

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「無料のオンラインストレージを使いたいけど、どれが良いのだろう?」と、リサーチ中ではありませんか。

国内外には数多くの無料オンラインストレージサービスがあり、選択肢が多いだけに、使い始めの人にとっては分かりにくいかもしれません。とはいえ、 Google や Yahoo!、 Amazon といったインターネットサービス提供会社もこの業界に参入しており、すでにそれらのアカウントを持っていれば、そのまま使用できて便利なので、使わない手はありません。

ここでは、主要なオンラインストレージサービスをピックアップし、スペックや特徴を紹介していきます。あわせて、ファイルの転送を目的とした無料の「ファイル転送サービス」も取り上げていますので、目的に応じて選ぶ、あるいは使い分けると良いでしょう。

1.オンラインストレージの用途は「保管」「共有」「共同作業」
1-1.用途その 1【保管】
1-2.用途その 2【共有】
1-3.用途その 3【共同作業】
2.代表的な無料オンラインストレージ
2-1.Dropbox
2-2.Amazon Cloud Drive
2-3.Google Drive
2-4.iCloud
2-5.OneDrive (旧 SkyDrive)
2-6.Yahoo!ボックス
3.目的別おすすめの無料オンラインストレージと注意点
3-1.パソコン使用を前提に、複数人で文書を共有、編集したい
3-2.デバイス、アプリを問わず複数人と文書を共有、編集したい
3-3.デバイスを問わず、 Office ファイルを編集したい
3-4.大容量が欲しい
3-5.バックアップデータの保管用に、複数のストレージを使用したい
3-6.情報漏洩の心配について
4.大容量データの受け渡す「ファイル転送」をしたい場合
4-1.代表的なファイル転送サービス
4-2.目的別おすすめのファイル転送サービス
5.まとめ

1.オンラインストレージの用途は「保管」「共有」「共同作業」

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そもそもオンラインストレージとは何かというと、インターネット上に倉庫を借りるイメージをすると、理解がはかどります。サービス提供会社はサーバーマシンのディスクスペース(インターネット上の倉庫)を貸し出し、ユーザーはここにファイルをアップロードすることで、データの保管ができるようになります。

その倉庫へは、パソコンだけではなく、スマートフォンやタブレットなどからもアクセス可能。さまざまな端末(デバイス)や OS (オペレーティングシステム) で使用することができます。そのため、時には自宅のパソコンから、時には電車移動中のスマホから、同じファイルを使用することが可能になります。

また、その倉庫は、別ユーザーと共有することもできます。ダウンロード URL(倉庫への道案内と使用許可)や保存フォルダ自体を共有することで、別ユーザーがそのファイルへアクセスできるようになるのです。

1-1.用途その 1 【保管】

写真、動画、音楽、書類などを、借りたディスクスペースに保存する、というのが基本的な使用方法です。スマホでとった写真や動画をすぐにアップできるなど、データ保存が一手間で行える利便性が特徴だといえます。

また、パソコンをはじめとする各種デバイスのバックアップデータを、 HDD (ハードディスク) などで保存するだけでなく、複数のオンラインストレージに保存することで、仮に 1 つのデータが破損しても、他のデータがあることにより助かるという、リスク対策にもなります。

1-2.用途その 2 【共有】

さまざまなデバイスや OS からアクセス可能。ストレージに保存した写真の閲覧に音楽再生、動画視聴、あるいは書類の編集などが、時と場所を選ばずに行えます。文書や制作データを同期(アップロード、ダウンロード)できるため、 最新ファイルを各端末間で共有できます。また、ダウンロード URL により保存場所を他者に教えることで、データの受け渡しをすることができ、ファイルの共有が可能となります。

1-3.用途その 3 【共同作業】

1 つのファイルを、それにアクセスできる複数人で共同作業することができます。例えばデータベースや企画書といった書類をみんなで編集、あるいは映像や写真にコメントを付けてフィードバックや議論するなど、できることは幅広くあります。E メールでのやりとりよりも、はるかに作業効率が上げられます。

2.代表的な無料オンラインストレージ

サービス名 保存容量(無料使用) 特徴
Dropbox 2 GB(アカウント開設時にエクササイズをすることで容量増加が可能) ・「Dropbox」フォルダにいれるだけという簡単操作
・メールアドレスだけで簡単にアカウント作成
Amazon Cloud Drive 5 GB ・Kindle からも使用できる音楽配信サービス「Amazon MP3」と連携
Google Drive 15 GB ・Gmail など、その他 Google サービスと連携ができる
iCloud 5 GB ・Windows からもアクセス可能
OneDrive 5 GB (2016 年予定) ・Windows8.1 以上は One Driveアプリがプリインストール
・スマートフォン、タブレットから Office ファイルを編集可能
Yahoo!ボックス 5 GB(プレミアム会員は50 GB) ・2015 年 11 月をもってパソコン版アプリを停止

無料オンラインストレージは、容量などに違いがあります。ここでは代表的なものに絞って紹介していきます。

Google や Yahoo!、 Amazon など、すでに多くの人がアカウントを持っている企業もオンラインストレージサービスを提供しています。これらのサービスでアカウントを持っているならば、そのアカウントですぐに利用できます。

2-1.Dropbox

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Dropbox フォルダにファイルを入れるだけ、という簡単な手順でデータの保管ができます。ファイルの共有をリンクでできたり、共同作業が行える共有フォルダを作れるなど、使い勝手が良いだけでなく、共同作業のプラットフォームとしても優れています。

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Amazon.co.jp アカウントがあれば、すぐに使用できます。Amazon Cloud Player との連携で、いつでも自分の音楽ファイルへアクセス可能。また Kindle (電子書籍リーダー) からでも使用可能です。

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Google アカウントがあれば、すぐに使用できます。応用として、Google ドキュメント(文書、表計算、スプレッドシートなど)で、共同編集することもできます。

2-4.iCloud

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iOS5 以降のデバイス(iPhone、iPad、iPod touch)で使用できます。もちろんパソコンからのアクセスも可能です。

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Microsoft アカウントがあれば、すぐに使用できます。さまざまなデバイスから、 Office ドキュメント(Word、Excel、PowerPoint など)の共同作業が行えます。

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Yahoo! JAPAN ID があれば、すぐに使用できます(プレミアム会員なら容量アップ)。

3.目的別おすすめの無料オンラインストレージと注意点

どんな用途で、オンラインストレージを使用するでしょうか。多くの需要がありそうな目的別に、おすすめのオンラインストレージをまとめてみます。

3-1.パソコン使用を前提に、複数人で文書を共有、編集したい

複数の人たちとパソコン通じて特定のファイルを共同作業したい場合、操作の簡単さも重要。Dropbox、Google Drive、OneDrive のパソコン版アプリは、普段のフォルダ操作と同じような感覚で使えるため、オンラインストレージに詳しくない人でも迷うことなく使用できそうです。

3-2.デバイス、アプリを問わず、複数人と文書を共有、編集したい

Google Drive と連携して、Google ドキュメントを使用すれば、文書、表計算、プレゼンテーションなどの書類が端末を問わずに共有、共同作業できます。

3-3.デバイスを問わず、Office ファイルを編集したい

Microsoft から、スマホで Office ファイルの編集ができるようになる「無料の Office アプリ」がリリースされています。これを用いて、Dropbox や OneDrive と連携すると便利です。

3-4.大容量が欲しい

キャンペーンなどを抜きにして最初から大容量を求めるならば、15 GB の容量が使える Google Drive が頭一つ抜け出しています。

3-5.バックアップデータの保管用に、複数のストレージを使用したい

データの避難先を複数用意したいというのであれば、上記で取り上げた 6 つのストレージサービスなら間違いありません。これらのうち、1 〜 2 つ無料登録しておけば良いでしょう。

3-6.情報漏洩の心配について

無料のオンラインストレージを使うときに、「情報漏洩しないか?」といった不安を抱く人も多いようです。その問題に対してどのような対策があるのか、 Dropbox の例を挙げると、「サーバー上のデータを暗号化」「SSL 通信(暗号化通信)」「デバイスからの 2 段階認証(使用は任意)」といった対策をしています。

4.大容量データの受け渡す「ファイル転送」をしたい場合

データの「保管」「共有」「共同作業」という長期的な使用ではなく、短期的なデータの「受け渡し」を今すぐにしたいという人もいるでしょう。例えば、Eメールでは送れない容量のデータをクライアントに送りたい、といったケースです。そのような用途には、ファイル転送サービスが向いています。

ファイル転送サービスは、送り手側がサーバーにデータをアップロードし、データのダウンロード URL を取得。その URL を伝えることにより、相手側がダウンロードできるようになる仕組みです。

もちろん、「2.代表的な無料オンラインストレージ」で紹介したサービスで Dropbox のようにファイルの共有リンクを作れるサービスでもファイル共有が容易にできます。

4-1.代表的なファイル転送サービス

サービス名 容量制限 備考
firestorage 1 ファイル 250 MB まで ・無料会員登録すると通信暗号化、パスワード変更、ファイル削除、ダウンロードメール通知が使用可
Giga File 便 1 ファイル 50 GB まで ・ファイル数の制限はなし
・一度に複数アドレスへは送れない
・ダウンロードメール通知なし
宅ふぁいる便 10 ファイル 300 MB まで ・送受信ともに SSL 暗号化
・プレミアム会員(無料)になると同時送信人数最大 3 人、アドレスブック、送信履歴などが使用可
データ便 100 GB まで ・ダウンロード通知あり
・フリープラン(無料)に登録すると 300 MB
ラクスルBOX 1 ファイル 2 GB まで ・ダウンロード回数を制限できる
・ウイルスチェック機能あり
・ダウンロードメール通知なし

ここでは会員登録せずとも、サイトへアクセスするだけですぐに使用できるサービスをピックアップして紹介します。

firestorage 

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会員登録せずとも、すぐに使用できます。1 ファイル 250 MB まで。操作も簡単で、保存期間やパスワードを決めることも可能。無料会員登録をすれば、より有利な条件や、高度な機能が得られます。

Giga File 便

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国内最高峰の最大 50 GB までのファイル転送が行えます。パスワードの設定も可能。

宅ふぁいる便

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10 ファイルを、300 MB まで、送信できます。プレミアム会員(無料)に登録すると、より有利な条件や、高度な機能が得られます。

データ便

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こちらも会員登録なく、簡単に使用できます。100 GB まで。フリープランへ会員登録すれば、より有利な条件や、高度な機能が得られます。

ラクスルBOX

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最大 2 GB のデータが送信可能で、パスワード設定もできます。

4-2.目的別おすすめのファイル転送サービス

ファイル転送サービスを利用する目的は何でしょうか?それにより、使い分けると良いでしょう。

何ギガという大容量ファイルを送りたい

大容量ファイルを送りたい場合は、Giga File 便が良いといえます。

簡単操作が良い

ラスクルBOX は、もっともシンプルな画面であるため、初めての人でも迷うことなく使えるでしょう。

ビジネスで使いたい

ビジネスでの重要なファイルを扱う場合は、無料のファイル転送サービスはおすすめできません。というのも、自分が管理・把握できているサーバーやサービスの外にファイルが出てしまうからです。法人プランや、ビジネスプランを提供している会社を選び、それらを利用しましょう。

5.まとめ

ただデータを保管できれば良いのか、共有したいのか、共同作業をしたいのかなど、どんな目的かをはっきりしておくと、オンラインストレージ選びで迷うことが少なくなりそうです。

例えば、共有や共同作業が目的ならば、パソコンに詳しくない人へ目線を合わせなければなりませんから、普段のパソコン使用と同じ感覚で作業できる、Dropbox、Google Drive、OneDrive のパソコン版アプリがおすすめです。

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