クリエイティブ チームが 1 つの作品を完成させるまでには、確認作業のために何度もメディア ファイルをやり取りし、フィードバックを収集するという作業が伴います。この作業にはメールを使うのが一般的ですが、添付ファイルのサイズに上限がある、誤って古い版のファイルにコメントしてしまう、コメントと作業内容の紐付けが難しい、などを考えると、とても理想的な手段とは言えません。特に、広告や映像、ポッドキャストなどの制作で扱う動画や音声のファイルには時間情報が含まれているので、コメントの扱いがさらに難しくなります。
そこで Dropbox は、動画や音声のファイル レビュー作業を大幅に効率化する、タイムコード付きコメント機能 を追加しました。
日頃 Dropbox でコンテンツを共有している多くの皆さんに、より効率よくレビュー作業を行っていただけるよう、私たちはこの数年間、ファイル コメント機能の強化に努めてきました。
プレビュー可能なファイル形式の拡充や、ファイルの特定部分にコメントを付ける機能は、フィードバックのやり取りを効率化するのにお役立ていただけていると思います。今回追加された タイムコード付きのコメント機能 は、レビューの効率化をさらに後押しする強力な機能です。
タイムコード付きのコメントを使用すれば、共有した動画/音声ファイルの特定箇所にコメントを付けることができるでの、膨大なメールに埋もれがちだったメンバーからのフィードバックを、Dropbox 上の動画や音声ファイルに直接残すことができます。たとえば、「音声トラックの 1 分あたりにノイズがある」とコメントする代わりに、タイムコード 0:51 のところに直接「このノイズを削除」といったコメントを付けられるようにります。
この新機能は、クリエイティブ レビューを効率化し、コメントをわかりやすくするのに役立ちます。具体的な機能は次のとおりです。
1. フィードバックの対象を明確化
コメントにタイム スタンプを追加することで、受け取ったユーザーは、指摘された正確な時間にジャンプできます。
2. 再生機能を強化
再生速度の調整、1080p 動画のスクラブ プレビュー(サムネイル付き)、波形付きの音声プレビューなどの機能を備えています。
3. 幅広いファイル形式をサポート
QuickTime、MPEG-4、MXF、MP3、WAV など、30 種類以上の動画/音声ファイル形式のプレビューとコメント付けに対応しています。
4. 数ギガバイトの大容量ファイルを共有
サイズの大小にかかわらずさまざまなファイルを共有して、メンバーやクライアントからのフィードバックを求めることができます。添付ファイル サイズの制限に合わせてファイルを圧縮する必要はありません。
5. 迅速な承認プロセス
@メンション機能を使ってチーム メンバーやクライアント、ベンダーにコメントを通知できるので、対応待ちでプロジェクトが停滞することはありません。
タイムコード付きのコメント は、dropbox.com および iOS 版 Dropbox アプリで本日から利用可能です。Android 版は近日リリース予定です。Dropbox アカウントをお持ちであれば、どなたでも、Dropbox Professional、Business Advanced、Enterprise、および Education ユーザーが共有したファイルにタイムコード付きのコメントを付けることができます。詳しくは、タイムコード付きのコメントについてのページと、Dropbox のヘルプセンターをご覧ください。