シドニー大学は、世界の大学トップ 100 にランクされており、多分野にわたる研究で最も優れた業績を収めている研究者が集まる大学です。
ここでは、各分野の研究者が共同で作業し、世界で最も困難な問題の解決に取り組んでいます。
そんなシドニー大学の研究者たちは Dropbox をどのように活用してシームレスで安全な共同作業を実現しているのでしょうか?
その手法をご紹介します。
複雑な問題を解決するために、専門知識と才能を集結させる
シドニー大学では、「大局を捉える」という研究アプローチを採っています。
研究者は、まず問題をあらゆる角度から見極め、次に多くの学問分野の研究者の専門知識と才能を結集します。
なぜなら、創造力を駆使した問題解決は一人では行えないからです。
このように各種才能を集めることで、外科医はエンジニアと連携して、手術中に腫瘍を目視できる拡張現実テクノロジーを構築することができます。
また考古学者は、医療用画像システムの専門家の協力によって、古代エジプトの壷の中身を動かさずに詳細を確認することができるのです。
シドニー大学の CIO(最高情報責任者)であるマイク・デイ氏の言葉を借りればー
「『クリエイティブ』であるのは芸術系の人たちだけである、という時代はとっくの昔に終わったのです。」
「本当に重要なアイデアには、多くの専門分野からのアプローチが必要です。」
ー ジェレミー・ハモンド博士、シドニー大学 ストラテジック ベンチャー ディレクター
世界トップクラスの研究における共同作業
Dropbox Business を導入する前、同大学ではデータを保存するプラットフォームが複数あってデータが散在しているという課題にずっと悩まされていました。
ファイル共有ソリューションがすでに導入されていたにもかかわらず、大学のスタッフ、とりわけ研究チームの間ではほとんど理解されていませんでした。
そこで研究者たちは Dropbox の無料版を使用し、その後すぐにシドニー大学では、Dropbox が研究の共同作業とファイル共有のための標準ツールになりました。
なぜなら、大学側に把握されない状態で Dropbox の無料アカウントが使われていたのは、研究データの管理や監視が誰にも行われていなかったということであり、大学にとってのリスクにつながっていたからです。
類似のサービスを幅広く比較してリスクを分析し、研究団体とも協議したのち、大学は Dropbox Business を研究者や教職員、スタッフ、学生の全員に導入することを決めました。
研究者とデータ管理者の双方にとって、この導入は大きな成果であり、今では研究データの可視性と制御性が大幅に向上しています。
「Dropbox はすでに多くの教職員や学生の間でツールとして選ばれていたため、Dropbox Enterprise への切り替えを選ぶのは自然な成り行きでした。」
ー マイク・デイ氏、シドニー大学 CIO
業界最高水準の共同作業プラットフォームを採り入れる
ファイアウォールの中で 10 万人もの人が稼働する IT 設備をもつ組織で、共同作業の安全を確保しながら柔軟性を持たせるには、一体どこから手を付ければよいのでしょうか?
全体的に見れば、そこそこ大きなオーストラリアの 1 都市と同じくらいの大きさと規模なのです。
大学では、大学関係者と学生の間や、世界中の外部関係者との共同作業に対応するため、幅広く支持されている使い勝手の良いプラットフォームを求めていました。
そこで、同社がソリューションとして選択したのが Dropbox でした。
「Dropbox のようなツールが本当に役に立つメリットの 1 つは、学内の人々が必要とするデータの安全を確実に守ってくれることです。」
ー マイク・デイ氏、シドニー大学 CIO
シドニー大学 CIO のマイク・デイ氏は、スタッフと学生が活躍できる環境づくりを常に目指していると言います。
業界最高水準の共同作業プラットフォームを採用することで、教育と研究における優れた業績達成を支援するための大きなステップになります。
「大学としての成功を収めるには、共同作業が欠かせません。
シドニー大学が提供するユニークな学習体験の要は、テクノロジーとデジタル イノベーションです。
当校で学際的な研究が広がるにつれ、学内のさまざまな分野との調整が必要となる機会が増えるでしょう。
Dropbox はこのようなプロセスを迅速に進めることのできるツールです。」
シドニー大学は、Dropbox を使用して連携と共同作業を強化している、世界 6,000 を超える教育機関のうちの 1 つです。
日本国内の大学における導入事例も近日ご紹介予定です。
お楽しみに。