「バーチャル・ファースト・アンバサダー・プログラム」参加企業の働き方をご紹介

〜 中堅・中小企業は、リモートワークを活用しながらどのような働き方の工夫をしているのか 〜

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Dropbox Japan 株式会社は、「Dropbox」などの IT ツールを活用しながら新しい働き方を実践している中堅・中小企業を対象に 2022 年に「バーチャル・ファースト・アンバサダー・プログラム」を実施しました。こちらの記事では、ご応募いただいた 3 社の皆様の働き方を Ascii.jp の連載記事を通じて紹介します。

新型コロナの拡大を経て、テレワークの普及や在宅勤務制度の導入等、人々の働き方は大きく変化しました。公益財団法人 日本生産性本部が今年 1 月に発表した第 12 回「働く人の意識調査(新型コロナウイルス感染症が組織で働く人の意識に及ぼす 影響の継続調査)」によると、テレワーク実施率はコロナが始まって以来過去最低に近く、前回の 17.2% から 16.8% に微減したとのこと。一方、自宅での勤務で「効率が上がった」「やや上がった」と回答した割合は 66.7%と過去最高を記録したそうです。

同調査によれば、コロナ禍収束後もテレワークを行いたいかについて、「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」の合計は、前回 10 月調査の 76.7% から 84.9% へと増加しており、魅力的な職場づくりのためには、今後も仕事環境の整備が求められるでしょう。アンバサダー企業3社の働き方が、より柔軟かつ効率良く働ける職場環境づくりのヒントになれば幸いです。

本プログラムにご参加いただきました企業の皆様には、Dropbox Japan よりトロフィーを贈呈させていただきました。ご協力いただき、ありがとうございました。

株式会社FKParty(東京都港区)

株式会社FKParty は、大容量のデータを取り扱う映像制作会社です。ABEMAの番組制作をはじめ、LDH、エイベックス・グループなどのライブ/イベント関連映像、自治体や企業のPR映像など、幅広い映像制作を手がける同社では、1年ほど前から制作メンバー間での映像データのやり取りに Dropbox を採用いただいています。

海外で撮影した映像を日本で受け取りスピーディに番組化することはもちろん、東京以外に住むメンバーも含めてTB(テラバイト)クラスのデータを共有しクラウド上で共同作業を進めるなど、Dropbox をフルに活用して機動力の高い映像制作を実現している同社の働き方について、同社 代表取締役の藤田圭介さん、IT担当の取締役である三木孝庸さんに話をうかがいました。

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FKParty の強みである「スピード感」を実現するうえで、Dropbox は重要な役割を果たしているそうです。また、コロナ禍を機に、東京を離れて働きたいというメンバーも増えたが、Dropbox があることでネットワーク速度さえ十分であれば全国どこにいても安定したデータの受け渡しができるため、それも十分可能になったとのことでした。

「僕らからすると、Dropbox はもはや『制作のインフラ』になっています。Dropbox が止まると今のようなスピードでは制作できなくなるでしょうし、ほかのツールで代替するのもほぼ不可能かな、と。そういう意味で本当に Dropbox は『生命線』として使わせてもらっています」(藤田氏)

FKParty様

クラウドキャスト株式会社(東京都千代田区)

Fintech スタートアップであるクラウドキャスト(Crowd Cast, Ltd.)は、コロナ禍を契機とした新たなワークスタイルとして、リモートと出社の 「ハイブリッド型」ワークを開始したとのこと、同社の働き方についてお話しいただきました。

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クラウドキャスト CEO の星川高志氏は個人的に Dropbox を使っていて、会社として組織規模が拡大するタイミングで企業向けのプランに移行したそうです。

「たとえばフォルダに保存したら自動的に同期、共有されるなど、Dropbox のユーザーインタフェースのシンプルさはすごく気に入っていて、そのコンセプトはわれわれの Staple のインタフェース設計にも少し反映させていただいてます。やはりシンプルでなければお客様には使っていただけない。わかりやすいこと、使い勝手のいいことが大切だと思います。 (企業向けの Dropbox は)アクセス権限が細かく切れますし、ISO 27001 認証の更新に必要な 2 要素認証などの機能もあります。万が一に備えてアクセス履歴が取れるという点も含めて、われわれには企業向けプランが必須かなと思います」(星川氏)

クラウドキャスト様

タスキー税理士法人(宮城県仙台市)

仙台を中心拠点として、中小企業やスタートアップのバックオフィス業務を総合支援する新たなアウトソーシングサービスを展開するタスキー(TASKY)では、Dropboxを積極的に活用しながら新しい働き方を模索してきました。“クラウドサービスの目利き”として、ユーザー視点からDropboxのどこを高く評価しているのか、実際にどう使いこなしているのか、また足りないと感じる部分はどこか。こちらの記事では、タスキーグループCSOの色川大輔氏に率直な意見を伺いました。

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同社ではスポット的な顧客企業では Dropbox を、タスキーのやり方に業務を合わせられる長期の顧客企業では Google ドライブを利用する、といった組み合わせ活用しているとのこと。Dropbox は顧客企業との間だけでなく、タスキー社内でのファイル管理や共有にも使っており「ファイルを PC のデスクトップ、物理ドライブに保存しない」というルールのもと、人事関連資料など一部のファイルを除いては全社で共有もしているという。また、「ファイルリクエスト」や共有フォルダ、Dropbox Transfer 等、他の機能やツールも積極的に活用しているとのことでした。

 

「われわれもお客様に合うクラウドサービスを常に探していて、機能比較もしっかりやるのですが、Dropbox はファイルストレージサービスとして本当に使いやすく、使えば使うほど機能がすごいなと感じます。今後もきちんと機能を研究しながら使っていきたいですね」