私たちは Dropbox の創業以来、大きな発展を遂げてきました。ファイルの保存とアクセスを目的として始めたサービスが、自宅や職場などどこからでも、共有、作成、共同作業を行うための場所へと変化しました。ユーザーの皆さまを始めとする Dropbox のコミュニティや数え切れないほどの支援のおかげで、Dropbox は発展を遂げることができています。本日はこれまでのサポートへの感謝の気持ちを込めて、私たちのお客様の行動を捉えた 1 枚のイラストを作成しました。ここでは、今日の Dropbox の活用事例を分類してご紹介します。
1. 思い出を保存する
これがすべての始まりでした。Dropbox はその初期の頃から、そして今も変わらず、大切な記録の保存先として最適な場所であり続けています。愛犬の写真や思わず笑ってしまうホームビデオなどの思い出から、書きかけの小説などのプロジェクトまで、あらゆるものを保存できます。
2. 大切なことを共有する
思い出は、誰かと共有するともっと大切になります。Dropbox が共有機能を非常に重視するのもこのためです。大容量の動画をたった 1 つのリンクで手軽に送れる機能から、リアルタイムの更新機能を備えたチーム フォルダまで、ファイル上での共同作業をできるだけシンプルにすることを常に目指しています。
私たちは、教室で講義を行うインストラクターのような専門家にとって、共有機能がいかに必要であるかを目の当たりにしてきました。先生は課題を集める際、リンクを 1 つ送信するだけで、生徒全員の課題をそのリンクの場所に集めることができます。生徒にとっては手軽で、先生にとっては安全。パソコンの種類を問わず、あらゆる形式のファイルに対応します。
3. ビジネスで利用する
簡単な共有機能はビジネスにおいても重宝されますが、より高度な制御、さらなる可視性、より多くの管理機能が求められる場合が多くあります。Dropbox コミュニティの拡大とともに、私たちは、起業家、IT 管理者、そして最終的にはエンタープライズ規模の企業を目的とした新しいツールの開発を進めてきました。その一方で、Dropbox の原点であるシンプルな考え方を失わないように注意してきました。
現在、Dropbox Business は、規模を問わずさまざまな組織に向けていくつもの機能やツールを提供しており、チーム メンバーやファイルのよりきめ細かい制御、可視性の向上、ビジネスの成長に合わせた容量の拡大などを実現しています。企業向け機能の概要は、弊社の価格プラン ページでご覧になれます。
4. ファイルの安全性を保つ
データを安全に保つことは、ビジネス用ツールの利便性以上に重要です。Dropbox に保存されているファイルは 256 ビットの AES を使用して暗号化され、弊社のアプリとサーバー間のすべてのデータ転送は SSL/TLS で保護されています。
Dropbox Business では、デバイスの遠隔削除、共有リンクの有効期限の設定、フォルダやサブフォルダにまたがる細かい権限設定といった、さらに高度なセキュリティ オプションを随時追加してきました。ファイル、アカウント、および共有機能を安全に保つために Dropbox が採用している方法については、弊社のセキュリティ ページをご覧ください。5 つの質問ガイドを使用してセキュリティの簡単なチェックを行うこともできます。
5. アイデアを逃さない
この 10 年間で私たちが発見したこと。それは、人々が見やすい資料の作成に思いのほか時間をとられ、クリエイティブな思考やアイデアの創出に十分な時間をかけられていないことです。Dropbox では、こうした作業に割く時間をできる限り削減できるツールの開発に優先的に取り組みました。
たとえば、新しいデザインに取り組んでいて、14 回の改訂が行われているとしましょう。最終的な草稿に近づいたところで、3 回目のバージョンのカラースキームが理想的だったと思いました。では、そのファイルはいまどこに?Dropbox のバージョン履歴機能では、最大 30 日前までのすべてのファイルの改訂版にアクセスできます。Dropbox Business ではこの期間はさらに延長されます。いつでも自分の行った操作記録を確認できることがわかっていれば、好きなだけ変更を加えることができます。
では、ノートパソコンのハード ドライブが一瞬にして一杯になってしまうような、動画ファイルが詰まった巨大な共有フォルダが同僚から送られてきたらどうでしょうか。このような雑事への対応に追われることがないように、スマート シンク機能を開発しました。スマート シンクでは、オンラインのみに格納するファイルやフォルダをデスクトップ パソコンから直接選ぶだけです。ローカルの容量を十分に確保できる上、クリックするだけでファイルにアクセスできる利便性が保たれます。大量のファイルを整理、削除することなく、制作に集中できる余裕が生まれます。
6. 創造力を刺激する
Dropbox ユーザーのコミュニティは多様性に満ちています。誰 1 人として同じ人はいません。誰もがそれぞれの創造力を発揮できる環境を必要としています。それを実現するためには、多種多様なユーザーに対応できる柔軟性があり、ユーザーがアイデアを形にして発展することができるような環境が必要です。
Dropbox Paper は、そうした場所を提供することを目的として作られました。Paper はドキュメント形式のファイルに似ていますが、整然とした見た目で、よくある膨大な量のフォーマット選択やメニュー ボックスは排除されています。テキストをサッと入力したり、画像やビデオを貼り付けたり、絵文字で感情を表したりすることもできます。手軽に利用でき、自分だけがアクセスできるため、考えや気づき、アイデアなど、もっとも重要なプライベート コンテンツの記録にも最適です。
7. 共に創り出す
ドキュメントにアイデアを書き留めたら、他の人と共有しましょう。Paper は共同作業向けにデザインされているため、友人や同僚のアドバイスでさらにアイデアを発展させたり、コメント(またはステッカー)を余白に残したり、最終的にそのアイデアの可能性を最大限に引き出したりすることができます。
Paper は、まるで同じ場所に集まって一緒に作業をしているような感覚で共同作業ができるツールです。スムーズに共有でき、更新もリアルタイムで行われ、コメントのやり取りも会話をするような感覚で行えます。
要するに、今日の Dropbox を凝縮したものが、Paper の共同作業機能なのです。Dropbox の使命は、代わり映えしない日常作業を解消し、発見、共有、共同作業によって十分なビジネス成果を達成できるようサポートすることです。また、そうした取り組みに情熱を傾けています。Dropbox コミュニティ全体でこの目標を実現できるよう、今後も尽力していきます。