建設現場の強い味方!工事写真台帳を簡単に作成するためのアプリ5選

工事写真台帳アプリ
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建設業の仕事の中でも、写真台帳を作るのは本当に手間がかかりますよね。
ただでさえ建設業界は人手不足が深刻化していますから、「少しでも業務が軽くなったら・・」と切に願う方は多いのではないでしょうか。

今エクセルなどを使って手作業で台帳を作っている方、またパソコンで写真台帳専用ソフトを使っている方は、ぜひ「工事写真台帳アプリ」を使ってみてください。
エクセルや専用ソフトでは実現できない、これまでの作業を大幅に軽減できる機能がたくさん搭載されています。

失敗&成功例付き!建設企業がクラウドストレージ導入で成功するために見落としてはいけない 13 のポイント

<工事写真台帳アプリができること>
・黒板の用意をすることなく、スマホやタブレット一つあれば黒板を持って撮影する必要がないので、人員削減に繋がり、危険な場所でも安全に撮影ができる
・撮影後すぐに撮影場所・工種別に分類されるため、写真台帳の作成が早い
・データをクラウド上で管理できるため、離れた場所からでもタイムリーに写真の確認ができる
・スマホやタブレットで台帳の編集ができるため、空いた時間を有効に使える
・完成図書用の電子納品も簡単作成

この記事では、全ての工事写真台帳アプリを徹底的に調査し、自動で写真台帳を作成する機能を持つ5つのアプリに絞ってご紹介します。今の作業が圧倒的に楽になるはずです。
ぜひ参考にしてください。

1. エクセルやフリーソフトはもう古い。写真台帳はアプリで簡単作成

エクセルでの手作業、専用ソフトやフリーソフトは必ずパソコンを使わなければならないため、作業に膨大な時間と手間がかかります。

例えば、工事写真を撮る作業に関しても、

  1. 木製黒板をたくさん用意して、誰かに持ってもらいながら、デジカメで撮影をする
  2. パソコンでしか作業が出来ないため、事務所に戻らなければならない(作業する場所が限定される)
  3. 事務所に戻ったら数百枚の写真をSDカードからパソコンにデータを移す
  4. エクセルやフリーソフト等を使って工程毎に写真を並び替える
  5. 黒板に書かれた文字を見ながら台帳に同じ文字を打つ

写真台帳を作る前からすでに相当な時間と労力を費やします。

では、写真を撮影した直後に写真が分類され、台帳が自動的に作成されたらどうでしょう?
今までの手間が一気に解消されますよね!
それが、これからご紹介する工事写真台帳アプリです。

1-1. 使い慣れたスマホで簡単に利用できる

工事写真台帳アプリは普段使い慣れているスマホで利用できます。
従来は写真を撮るだけでもデジカメや、黒板、チョーク、デジカメ、雨除けシートなどたくさんの荷物が必要でしたが、アプリでしたらスマホかタブレットが1台あれば十分です。

また、スマホに掲載されているカメラは高性能なものが多いため、接写などでも綺麗に撮影ができます。

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1-2. 難しい知識は必要なし!誰でも簡単操作可能

工事現場アプリ蔵衛門Pad

エクセルや専用ソフトはパソコンを使い慣れている必要があり、初心者にはハードルが高いものです。

写真台帳アプリは直感的に操作ができるように作られているので、エクセル等よりも操作に慣れるのが早く、簡単に利用ができます。また、数回のボタン操作で写真や台帳を他者と共有したり、ほとんどが自動で作成してくれるため、難しい知識は必要ありません。

1-3. 気軽に無料でインストール

新しいソフトやアプリを利用する際は、「本当に便利なのか」「上手く使いこなせるのか」色々不安ですよね。写真台帳アプリなら、ほとんどのものが無料でインストールできます。無料というと性能的に劣ると思われがちですが、高性能で機能が豊富なものは多々あります。

例えば、今回ご紹介しているミライ工事2は、電子黒板作成や工種毎の写真の自動整理・工事台帳の自動作成・クラウド上での閲覧や編集などの写真台帳作成までの機能が全て揃っているため、満足度は非常に高いです。
まずは無料で気軽に試してみて、「使いやすいな」「もっと他の機能も追加したいな」と思ったら有料版を検討してみても良いかと思います。

1-4. 写真撮影が早くて安全

工事写真は施工中に細かく撮影が必要となるため、その都度黒板を書き直して撮影をするのでは大変ですよね。写真台帳アプリは前日までにアプリに黒板の情報を記入しておくだけで、当日は撮影をするでけで済みます。
また、工事現場は危険と隣り合わせというイメージが強いですが、アプリを利用すれば解体現場や高所などの危険な場所でも誰かに黒板を持ってもらう必要なく、安全に一人で撮影ができます。

1-5. 自動で工事写真の分類や台帳作成

この機能が最も喜んで頂けるポイントかもしれません。
工事写真の扱いにおいて最も手間がかかるのは写真の整理や台帳作成ですよね。
写真台帳アプリでは、なんと両方の作業を自動でしてくれます。
あなたは事前に黒板に情報を記入するだけで、あとはアプリが自動で工種別に分類したり、台帳作成をしてくれます。

また、蔵衛門御用達18Professionalミライ工事2は、スマホやタブレットさえあれば、現場や移動中などの空いた時間を有効に使って編集もできます。オフィスに戻ってからのパソコン作業が省かれるだけでも、従来よりも大幅な時間短縮になりますね。

1-6. クラウド上でのデータ管理で作業が大幅短縮

写真台帳を作成する前には、撮影した写真は施工管理者にチェックしてもらったり、顧客への中間報告として利用したりと、他の人と共有することが多々あります。
デジカメの場合は、パソコンを経由してサーバーに保存するためタイムラグが生じますが、アプリの場合は写真をクラウド上で保管ができるため、

  • 離れた場所でも撮影直後に他者と共有し、確認ができる
  • 撮影した写真がその場で整理されるため、撮り直しもしやすい
  • 破損、施工不良などのトラブルが発生した場合は、関係部署との情報共有がその場でできるため、対応がスピーディー
  • 急遽撮影代行を依頼した場合でも、クラウド上ですぐに写真の確認ができる
  • 万が一デバイスが破損したときでも、データはクラウド上に残っているため安心
  • 端末にデータを保存しないので、「容量が一杯で保存ができない」といった心配がない

といったメリットがたくさんあります。
クラウドについてはミライ工事2で紹介している動画がわかりやすいので、こちらをご参照下さい。

1-7. 工事写真の電子納品も簡単作成

アプリの中には、各種要領/基準に準拠した電子納品データの出力が可能なものもあります。
完成図書用の電子納品の作成はXMLの知識が必要となり、この作業もなかなかの手間を要します。
しかし、電子納品の機能が搭載されているアプリの場合は、ウィザードに従っていくだけで簡単に電子納品の作成ができるため、あなたの作業の負担が軽くなること間違いなしです。

このように正確な写真台帳をスピーディーに作成するためにも、アプリは必要不可欠です。
これらを総合的に見ると、機能、時間、費用すべてにおいてアプリの方が便利だと言えます。
以下は実際に導入された方のレビューです。

  • 直感的に操作が出来非常に使いやすい特に落ちる事もなく、とっても重宝しています。
    ミライ工事2』より
  • 年配の方の中には、導入前は「そんなものは使えない」と公言する”アンチ電子黒板”派だった人もいます。ところが、いざ使ってみたら「いやぁ、これは残業がなくなるよ」って(笑)。「工事写真の日はいつも2時間残業していたのになくなった。本当に良かった」と喜んでいました。

ただ、新しいものを取り入れるのはなんとなく不安ですよね。
そんな時は、せっかくの無料体験がありますから、まずはそちらから試してみましょう。
次の章で、どんなアプリを使うべきか機能別にまとめましたのでご覧ください。

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2. 写真台帳の作成や編集を現場でしたい方向けアプリ2選

今回は写真台帳を早く、正確に作成するために以下3つのポイントを押さえたものだけを厳選しています。

  • 国土交通省認可のアプリ
  • 写真台帳の自動作成機能
  • クラウドでのデータ共有機能

特に国土交通省に認可されているかどうかは重要で、認可されていないものは、改ざんの恐れがあり信憑性が薄いため、公共工事で使用する事は許可されません。国土交通省認可アプリはこちらのページに一覧されていますのでご確認ください。

上記3点の中でも、まずは写真台帳の作成や編集を現場でしたい方向けに2つのアプリをご紹介します。
むしろ現場で写真台帳の作業を完結できるのはこの2つだけですので、どちらかを選べば間違いないでしょう。

2-1. 導入実績一位!写真台帳に必要な機能が全て完備『蔵衛門工事黒板』

蔵衛門蔵衛門

蔵衛門電子小黒板シリーズに待望のiOS版登場!2014年に登場し、業種を問わず30,000以上の現場で使われている『蔵衛門Pad(Android)』の技術とノウハウをiOSアプリに搭載。

写真台帳を作成する際はスマホと連携できる蔵衛門御用達18Professionalを利用すれば、アルバム感覚で簡単に台帳が作成できたり、クラウド上で編集ができるため、事務所に戻って作業する手間も省けます。
工事写真業務の撮影から提出までの作業を1/4に短縮し、不具合報告に対してもすぐに対応してくれるサポートの強さも魅力です。ただし、1ライセンスにつき1台のみしか適用できないので注意。

また蔵衛門からは、「クラウド機能は必要ないけど防水や耐久性に優れた専用のデバイスが欲しい!」という方向けに蔵衛門Padという専用タブレットもあります。

【HP】http://www.kuraemon.com/kokuban/?gclid=EAIaIQobChMInof8-sCY3AIVmgsrCh12aAIREAAYASAAEgI-c_D_BwE

AppStoreへ

【対応端末】iOS9.0以上

【対応OS】  Windows10 Windows 8.1 Windows 7

【レビュー】★★★★☆4.5 ( 418件の評価 )

【無料版機能】

  • 電子黒板作成
  • 電子黒板の豆図描画
  • 900種類以上の黒板テンプレートを搭載
  • 電子黒板付き工事写真撮影
  • 工事写真の位置情報添付
  • JACIC「一般財団法人日本建設情報総合センター」が提供する改ざん検知機能を掲載

有料版機能】

蔵衛門御用達18Professional 

  • 1ライセンス  54,000円
  • 5ライセンス 140,400円
  • 10ライセンス  194,400円

※30日間の無料体験あり

工種・撮影場所別に台帳を自動作成
デジカメで撮影した大量の写真は、まずパソコンに取り込み、フォルダごとに整理する必要がありました。蔵衛門御用達では、蔵衛門Padで撮影した写真を自動で振り分けられるので、写真整理をする必要はありません。工種や工事場所など黒板の第二項目ごとに自動に振り分けた台帳が作成されます。

黒板の工事情報は台帳に自動挿入
黒板で入力した文字情報は、写真の横にレイアウトされ、自動で台帳に挿入されます。黒板の情報がそのまま流し込まれるため、写真に写された文字の確認や文字を打ち込む必要はありません。

さらに、打ち間違いなどの人的要因によるリスクを極小化します。文字情報は写真と連携しているため、写真と文字を同時に並び替えすることも可能です。

豊富なパターンを揃えた印刷機能
納品に活用できる「工事写真台帳印刷」では、プリンタの種類によって印刷できなかった「アルバムレイアウトで見開き印刷」や、「写真や文章欄の枠印刷」、印刷時のみレイアウトを変更する「レイアウトを指定して印刷」など、手間をかけずにいろいろな印刷パターンを実現できます。

クラウドで工事写真データを編集
「蔵衛門御用達 18Professional」で管理している台帳と本棚のデータを工事単位でクラウドサービスに保存できます。事務所に戻らなくても現地で台帳の編集などが可能になりました。

現在対応しているクラウドサービスは、「Dropbox」「Box」です。

CALSモードで撮影できる
国土交通省のデジタル写真管理情報基準(平成28年3月改定版)に対応。土木工事における電子納品等の提出に必要な写真記録サイズが選択可能。またJACIC(一般財団法人日本建設総合情報センター)が推奨する改竄チェック機能が搭載されています。

GPSで位置情報付きの写真を撮影できる
NEXCOなど高速道路の「工事記録写真等撮影要領」で規定されているGNSS機能を搭載。機能をオンにした状態で撮影すると、写真情報に撮影した位置情報(緯度・経度)が記録されます。
写真にはExifデータとして位置情報が保持されるため、位置情報が求められる完成写真や災害写真も、問題なく提出ができます。

幅広い電子納品データの 入出力に対応
「農林水産省 設計業務等の電子納品要領(案) 機械設備工事編 平成26年3月」や、「首都高速道路株式会社 電子納品等運用ガイドライン平成23年3月」など、幅広い最新の要領/基準に対応。
ガイドを利用しながら操作を行うので、詳細な設定値やXMLの知識がなくても簡単に電子納品データの出力ができます。

雨や誇りに強い専用タブレットも用意 (蔵衛門Pad 99,800円)
蔵衛門Padはアメリカ国防総省が規定する米軍採用規格試験レベルの耐久性、堅牢性を備えた頑丈タブレットです。突然の雨やほこりの多い工事現場などでも使える、IPX5/IPX8の防水とIP5Xの防塵にも対応しています。また、ハンドストラップ付きの専用ケースと肩掛けストラップがセットになっているので、持ち運びも安心です。もちろん蔵衛門御用達18Professionalとも連携が可能です。

30日間の無料体験申し込みページは下記の通りです。
30日間の無料体験申し込みページ

【使用例】

蔵衛門Pad

2-2. 唯一、無料で写真台帳の自動作成まで行えるアプリ『ミライ工事2』

ミライ工事2ミライ工事2

全アプリの中で唯一、無料で写真台帳の自動作成まで行えます。不具合報告や要望に対して即座に対応する企業姿勢やサポートの強さも魅力。オフラインモードがあるため、電波が届かない場所でも安心して作業が続けられます。クラウド上で複数人とデータの共有・閲覧ができることや、写真台帳の作成のしやすさは魅力ですが、電子納品の作成機能まで必要な方は他のアプリを参考にしてください。

ただ、電子納品以外の機能を無料でここまで利用できるアプリは他にないため、満足度は非常に高いです。

【HP】https://www.miraikoji2.com/business

AppStoreへ

【対応端末】iOS10.0以上

【レビュー】★★★★☆4.3 ( 50件の評価 )

【料金】

  • 無料版        クラウド容量30MB
  • シンプル版      クラウド容量300MB (写真600枚程度)    500円
  • スタンダート版    クラウド容量1GB  ( 写真2,000枚程度 )    980円
  • プロフェッショナル版 クラウド容量3GB ( 写真6,000枚程度 )  1,980円

【機能】

写真の取込・ダウンロード

  • デジカメ等で撮影した画像データを台帳に取
  • アプリで撮影した写真をスマートデバイスもしくはPCにダウンロード
  • 工種毎に写真を自動フォルダ振り分け

写真台帳の自動作成

  • 撮影した写真から台帳PDFを自動作成
  • 台帳レイアウトやページ番号の変更設定
  • 写真の並替え等の編集操作

台帳テンプレート

  • 台帳をテンプレートからコピー作成
  • 現場では写真を差替えるだけ

写真台帳の共有

  • 台帳PDFをメール添付
  • 台帳PDFをURLで共有
  • 他アプリに直接保存も可能

複数現場の管理

  • クラウド上で複数ユーザーの台帳を一括管理
  • 現場作業員に一切負担のかからないチーム設定
  • 台帳毎にファイルをアップロード
  • 複数人でファイルを共有

トーク機能

  • 台帳毎の掲示板
  • 既読の確認
  • メール、PUSH通知、アプリ内表示による着信連絡

オフライン対応

  • 電波の届かない場所では自動的にオフラインモード
  • オフライン時の写真データはアプリ内に保存
  • 電波が入ると自動でクラウド上へアップロード

セキュリティ/サービスレベル

  • 暗号化通信
  • 本人確認によるなりすまし防止
  • データのバックアップ(複数拠点)
  • 稼働率99.9%の実績
  • OSバージョンアップ対応
  • 仕様改善アップデート

改ざん検知機能

  • JACIC「一般財団法人日本建設情報総合センター」の改ざん検知機能に準拠
  • 国交省直轄工事に対応
  • アプリで撮影した写真は、画像データと撮影日の改ざんを検知可能

【使用例】

ミライ工事2

失敗&成功例付き!建設企業がクラウドストレージ導入で成功するために見落としてはいけない 13 のポイント

3. 写真台帳の作成や編集は現場でなくてもよい方向けアプリ3選

2章で紹介した2つのアプリは現場で写真台帳の作成や編集ができますが、そこまでは必要なく閲覧だけでもいいという方におすすめのアプリを紹介します。
豊富な機能を1年間無料で使ってみたい方や、より高いセキュリティのアプリを利用したいけど、クラウド上では他者とデータの共有だけできれば良いという方は以下3つのアプリがおすすめです。

3-1. 有料版の全ての機能を1年間無料体験するなら『電子小黒板 PhotoManager』

電子小黒板フォトマネージャー電子小黒板PhotoManager

写真台帳の全工程に必要な機能を全て、1年間無料体験で使えます。
まずは無料で全ての機能を試してみたい方にオススメのアプリです。
またGoogleDriveとの同期機能を持っており、15GBの無料容量を使う事ができます。
PhotoManager13を併用することで、写真の分類や整理、電子納品や写真台帳の印刷などの豊富な機能を全て利用できます。

【HP】https://www.wise.co.jp/quickproject/pm/

AppStoreへGoogle Play で手に入れよう

【対応端末】iOS9.0 以上、Android5.0以上

【対応OS】  Windows10 Windows 8.1 Windows 7

【レビュー】★★★☆☆2.9 ( 40件の評価 )

【無料版機能】

  • 電子黒板作成
  • 電子黒板の豆図描画
  • 電子黒板付き工事写真撮影
  • 工事写真の位置情報添付
  • 工事写真のGoogleDrive同期

有料版機能PhotoManager13  9,800円)
1年間の無料体験あり

電子小黒板を作成
「PhotoManager 13」に電子小黒板作成機能を搭載されました。
PCの画面で前日に工事黒板の準備を行ったり、黒板の作成と撮影を分業することで効率化が図れます。
電子小黒板はサイズ・位置を自由に調整できるため、小黒板の位置を気にせずに撮影ができます。

写真の整理は自動保存
撮影時に入力した情報は、メタデータとして写真に保存。
工種・区分等を読み取り自動で整理するため、写真整理に掛かる時間を大幅に削減します。

工事情報
工事の選択や、工事情報の変更・確認を行います。
小黒板の記載に必要な工事情報を登録できるほか、クラウドと連携し「PhotoManager 13」で作成した工事情報を取り込むことができます。

工事写真をクラウド連携
撮影した写真はオンライン上のクラウドサービスに保存をして閲覧ができます。
※対応クラウドサービス

・Google社オンラインストレージサービス 「Google Drive™」
・オンラインストレージ(WebDAV方式)

多彩な印刷形式
写真帳の印刷では標準的な3枚帳票の他にも、1ページに1枚、2枚、4枚での印刷形式が標準で用意されています。
レイアウトデザイン機能で、用紙のサイズや1ページに表示する写真の枚数など、自由に組み合わせて、写真帳のページレイアウトを自由に作成することができます。

電子納品対応
要領・基準(案)に準拠したデータの作成は、ウィザードに従っていくだけで簡単に作成することができます。また、編集中の工事データが要領・基準(案)に準拠した内容になっているかチェックする機能を備えており、誤ったデータが作成されてしまうことを未然に防ぎます。
チェックの方法は自由に設定ができるので、発注者が各県や市町村、企業の基準に合わせて必要な箇所だけデータチェックすることもできます。

改ざん検知機能
国土交通省から通知された信憑性確保(改ざん検知機能)に対応しています。JACIC(一般財団法人日本建設情報総合センター)実施の信憑性確認(改ざん検知機能)の検定にも合格しており、デジタル工事写真の小黒板情報電子化が認められている工事現場にて幅広くご利用いただけます。

1年間の無料体験申し込みページは下記の通りです。
1年間の無料体験申し込みページ

使用例】
https://www.youtube.com/watch?v=4E-B5x2ZSoc

3-2. 豊富な機能とセキュリティを重視するなら
『Photoruction』

Photoruction

Photoructionは工事写真を安全で簡単、そしてリアルタイムに共有することが出来るアプリです。
大企業から個人事業主、ゼネコンから検査会社まであらゆる規模と業種で活用されています。
写真の管理や編集のしやすさはもちろんのこと、機密情報の暗号化・ISO 27001認証サーバー・二段階認証などのセキュリティ面が徹底されているため、機能性と安全性を特に重視したい方におすすめ。

【HP】http://www.photoruction.com/

【対応端末】iOS9.0以上、Android5.0以上

【対応OS】  Mac X 10.6 以降 Windows 8 以降

【レビュー】★★★★★4.9 ( 12件の評価 )

【無料版機能】

  • 電子黒板作成
  • 電子黒板の豆図描画
  • 電子黒板付き工事写真撮影
  • 工事写真の位置情報添付

【有料版機能】

  • 月間撮影1,000枚未満  月額  980円
  • 月間撮影5,000枚未満 月額4,980円
  • 月間撮影5,000枚以上 月額9,980円

※30日間の無料体験あり

写真の整理や管理がスムーズ
工事写真の撮影は予め電子小黒板を作成しておいたり、図面にピンを落として撮影箇所の設定をすることで、位置情報から「撮影階」や「通り芯」が自動的に属性として記録されます。
撮影した写真は、写真に付加されている属性情報を用いてアプリが自動整理するため、事務所での整理も必要ありません。

写真台帳や書類の作成はクリックひとつで簡単作成
工事写真台帳や現場野帳などは、写真や図面から簡単に作成することが可能です。写真を追加したり並び替えたりするのはもちろんのこと、作成した書類は後から編集したりExcelやPDFで出力することも出来ます。

図面の山からサヨナラできる
重たい図面も高解像度かつ高速で表示できます。図面には「矢印」「矩形」「文字」など様々な注釈に加え、「写真」「チェックリスト」「メモ」などの情報も付加できます。
それらはバージョンとして管理され、あらゆる状態の図面を瞬時に取り出すことが可能です。

生産情報の一元管理とリアルタイム共有
図面や写真など必要な情報を全てフォトラクションで一元管理することが可能です。
情報はリアルタイムに関係者と共有されるため、伝達スピードが早くなり、手戻りが防止できます。
複数のプロジェクトを一括管理できるためバックオフィスの工数削減にも繋がります。

クラウド管理
データはクラウドに保管されるため、いつでもどこでもリアルタイムに工事の状況を把握することが可能です。

外部共有
大量の写真をボタン一つで共有できます。メールと比較すると早くて簡単、容量も気にする必要がありません。ワンタイムパスワードと専用URL/有効期限を発行するため、写真をメールで送るよりも安全性が高いです。

オフライン対応
現場では電波が届かない、不安定なところが必ず存在します。Photoructionは状況に応じて自動的にローカルとクラウドが切り替わるため、電波がない場所でもいつも通り利用できます。

電子納品対応
国土交通省「工事完成図書の電子納品要領」を始めとする電子納品形式のデータをボタン一つで作成できます。(現在この機能はβ版になっております。)

安心安全なセキュリティ
セキュリティは通信の暗号化や端末紛失時の対策、2段階認証など大企業のセキュリティ水準に合わせているため安心してご利用いただけます。さらに高いセキュリティを求めるお客様にもセキュリティアップオプションを別途ご用意しています。

ISO 27001認証サーバー
第三者の独立監査人により検証され、国際的に認知されているセキュリティ標準に準拠したサーバーを使用しています

端末紛失対策
Photoructionを使用している端末を落とした場合は、遠隔で強制ログアウトおよびデータの完全消去が可能です。もし端末を紛失したとしても安心です。

3-3. 写真台帳以外の資料作成までするなら『SiteBox』

SiteBoxSiteBox

SiteBox(サイトボックス) 出来形・品質・写真は、土木工事の写真管理と出来形管理を、スマートフォン1台で運用可能にするアプリです。工事写真の撮影や写真の整理、撮影した写真への電子小黒板の写し込みができるほか、工事現場で計測した実測値の記録ができます。
※このアプリをご利用頂くためには、SiteBox 出来形・品質・写真およびKSデータバンクのクラウドサービス契約(有料)が必要です。

1989年のリリース以来、導入実績は全国35,000社に及んでいる「デキスパート」という別途ソフトを導入する事で、写真台帳の作成や電子納品の作成はもちろんのこと、施工管理や設計書管理・施工計画書作成・測量・図面設計といった土木工事の施工管理業務をトータル的にサポートします。

HP】https://www.kentem.jp/products/dns/

AppStoreへGoogle Play で手に入れよう

【対応端末】iOS8.0以上、Android4.0.3以上

【対応OS】  Windows10 Windows 8.1 Windows 7

【レビュー】★★☆☆☆2.4 ( 8件の評価 )

【無料版機能】

  • 電子黒板作成
  • 電子黒板の豆図描画
  • 電子黒板付き工事写真撮影
  • 工事写真の位置情報添付

【有料版機能】(デキスパート198,000円)

写真の整理
写真の整理最小限の操作で分類フォルダーを作成。マウスだけで写真台帳が簡単に整理できます。

手間のかかるアルバムを、大幅に時間短縮
データベースに登録した写真を元に絞り込み条件・並び順を設定すれば、瞬時にアルバムを自動作成できます。アルバム用のテンプレートも搭載されており、テンプレートの編集やお好みのレイアウトで作成できます。

稼働台数無制限
稼働台数無制限だから、複数台で同時に作業ができます。データの共有や運用面の統一が図れます。

出来形管理連動
出来形管理連動写真を見ながら出来形管理値を入力できるから、入力ミスの防止や時間短縮が実現。

CD・DVD・ブルーレイへの書き込み
CD・DVD・ブルーレイへの書き込みCD・DVD・ブルーレイ書き込み機能を標準搭載。
データを各種電子媒体に直接書き込むことができます。

電子納品の作成も簡単に
国土交通省をはじめ、各地方整備局や各都道府県の電子納品要領に対応。
さらに、初めての電子納品でも安心の「アシスタント」機能を搭載。
管理情報の記入例などの電子納品要領に記載されている内容やワンポイントアドバイスを画面上で確認できるので、安心して作業を進めることができます。

無償ビューア
電子成果品(文書・図面)を検査・閲覧するためのソフトを搭載。
建設システムが発注者様向けに用意した4種類の電子納品ビューアを無償でダウンロードできます。
デキスパートで作成したデータのほか、各要領・基準に準拠した形式のデータを閲覧・検査することができます。

写真管理業務の効率化
電子化された小黒板には工種や撮影箇所などの情報が付加されているため、電子納品に必要な写真整理やアルバム帳作成などの写真管理業務の効率化に繋がります。

電子小黒板の改ざん検知機能を搭載
国土交通省が導入を開始した「小黒板電子化」と、「デジタル工事写真の信憑性確認(改ざん検知機能)」に対応。

Site Box専用のクラウドにデータをバックアップ
KSデータバンクという有料のクラウドを利用することで、工事データをバックアップできます。
ドラッグアンドドロップの簡単操作で会社の財産を確実にバックアップします。

※10MB/6,840円(税込)

【使用例】

Site Box

4. 写真台帳を作るときの事前準備と注意点

建設現場のアプリ

4-1. 写真台帳を作成する時に、「写真が足りない!」とならないように

建物を建てる際には必ず設計がされており、寸法・材質・形状・強度・機能・外観など、細かく指定がされています。そのため施工管理者は、各工程ごとに職人の施工確認を行い、記録として残します。

例えばRC造の建築で、鉄筋工の職人さんに「鉄筋のチェックをしたい」と言われた時に、写真を撮り忘れていたらどうでしょう?
その頃にはすでにコンクリートを打ってしまい、写真が二度と撮れないかもしれません。
「配筋が見たい」と言われた時も、型枠で囲い終わった後では見えなくなってしまいます。

このように、タイミングを逃すと後から写真が撮れなくなることが多々ありますので、各職人さんと密にコミュニケーションをとり、各工程の流れをよく把握しておきましょう。
写真台帳は正しい施工がなされていた証拠=施工品質の証明となりますので、鮮明かつ抜けがないように撮影をし、日々整理をするようにしましょう。

4-2. 写真の修正は絶対NG!

もし、あなたが写真台帳を完璧に作り上げて提出した後に、「改ざん」として提出不可になってしまったらどうでしょう?
工事写真には確実に守らなければならない規則があります。
それは、画像の編集はしないということです。
公共工事で提出する写真台帳は、画像の編集が一切認められていません。

電子黒板は画像の編集にあたるのではないかと長らく議論がなされていましたが、画像の改ざんを検知する機能を持ったツールの導入によって、2017年2月から国土交通省の直轄工事で電子黒板の利用が認められました。

このツールは、JACIC(一般財団法人日本建設情報総合センター)のHPから無償でダウンロードできます。今回は画像の改ざんを検知する機能を最初から備えたアプリをご紹介したため、信頼性は立証されていますが、注意点もあります。

後付黒板機能は使ってはいけない
後付黒板機能とは、既存の写真の上に電子黒板を載せる機能です。
撮り直しが必要になった時に、いつでも黒板を差し替えて新しい工事写真を作れる便利な機能ではありますが、黒板を差し替えた写真は、国土交通省から「改ざん」と扱われ提出不可になってしまいます。

国土交通省から認可を受けているアプリは、後付黒板機能で作成した工事写真は提出不可であることを前提に、社内管理用などの用途のためにこの機能を公開しています。
しかし、提出用データの中に紛れ込んでしまう危険性がありますので、よほどのことがない限りまず使わないようにしましょう。

位置情報添付機能をオフにしてはいけない
位置情報添付機能とは、撮影した場所の経緯度を添付する機能です。
jpeg等の画像ファイルには、画像データと、撮影日や撮影場所などの付属データを格納する領域の2つが存在します。

写真台帳を納品する際に改ざんしていないかの確認のため、写真に位置情報を添付するよう求められる場合があります。その際に、位置情報が添付されていないとやり直しを依頼されるケースもあるので、撮影時は常に位置情報添付機能をオンにしておきましょう。

4-3. 大量の写真をアプリとは別に保存したいときは

建物が竣工する際には完成図書が必要となります。そのためには写真のデータだけでなく、施工図・完成図・報告書・施工計画書・保全に関する書類などの多くの資料の管理も必要です。

これらの情報も、クラウドで管理をしていると現場ですぐに内容が確認ができるため、急な修正などにもスピーディーに対応ができます。その経緯をまとめておくことで、作業委託元と委託先の相互理解にも繋がります。また、写真台帳を作り終えるまでには、最終的に数千枚の写真が必要となります。

無課金状態で最初の設定のまま利用していると、撮影した工事写真は全てスマホやタブレットの中に蓄積されていき、すぐに容量が足りなくなってしまいますよね。
その対策として、各アプリの有料版の中には、工事写真を自動でパソコンに送信するサービスを提供しているアプリもあります( 『工事写真』や『ミライ工事2』など )。

しかし、

  • 受注者への提出用とは別に社内管理用に大量の写真を保存したい
  • 許可した人なら誰でもどこからでも写真を確認したい
  • 安価で行いたい

とお考えの場合、無料オンラインストレージサービスを利用するのがオススメです。
オンラインストレージサービスとは「持ち運ばなくても良いUSBメモリー」みたいなもので、スマホで作成したファイルをパソコンから確認できたり、大容量ファイルを共有できたりするサービスです。

無課金から大容量のサービスを始める事ができます。
より詳しく知りたい方は、無料オンラインストレージサービスについて詳しく解説した記事がございますので、こちらをご参照ください。

おすすめ 3 大オンラインストレージサービスを徹底比較!

実際に利用する場合は、以下のステップの通りに設定してください。

  1. オンラインストレージサービスをインストール
  2. 最初の画面か、設定画面で『同期』という項目があるので選択
  3. お使いのスマホかタブレットの『写真』アプリに、工事写真アプリの名前のフォルダがあるので選択

すると、今までの工事写真を含めてこれから撮影する工事写真も同時に、オンラインストレージサービスに写真がアップロードされます。

5. まとめ

いかがでしたでしょうか?
あなたの現場に適したアプリは見つかりましたか?
アプリの機能についてもう一度おさらいをすると、

撮影が簡単・早い・安全!

  • デジカメや黒板は不要で、スマホやタブレット一つあれば写真が撮れる
  • 黒板を持って撮影する必要がないので、人員削減に繋がり、危険な場所でも安全に撮影ができる

写真台帳や電子納品もアプリにおまかせ!

  • 撮影後すぐに撮影場所・工種別に分類されるため、写真台帳の作成が早い
  • 完成図書用の電子納品も簡単作成

クラウド上で作業が大幅短縮!

  • データがクラウド上で管理できるため、効率的に確認ができる
  • スマホやタブレットで台帳の編集ができるため、空いた時間を有効に使える

それは便利な機能がたくさんあります。
建設業界の人手不足は非常に深刻で、限られた人材で現場の品質管理と生産性を向上させながらいかに効率よく業務を進めていくか、職場改善をして有能な社員の確保ができるかが大きな課題です。

今回ご紹介したアプリを利用して、あなたの毎日の作業が少しでも軽くなるよう、お役に立てれば幸いです。

 

失敗&成功例付き!
建設企業がクラウドストレージ導入で成功するために見落としてはいけない 13 のポイント

建設企業としてクラウドストレージがどのように仕事に貢献するのか興味ございませんか?
こちらの記事では、自社にぴったりなクラウドストレージを選ぶときに気をつけるポイントなど併せて下の内容を紹介しています。是非ともご覧ください。

1. 多くの建設企業が抱えている 3 つの課題
2. 建設企業でのクラウドストレージ 6 つ活用シーン
3. クラウドストレージ導入後の失敗5つのケース
4. クラウドストレージ導入を成功するために見落としてはいけないポイント13
5. Dropbox で働き方がどのように変わるのか、他クラウドストレージとの違い
6. 成功している建設企業の紹介 

実際に200社以上の建設企業を訪問した Dropbox の営業たちが耳にしたリアルな声をたっぷり盛り込んでいますので、きっとお役に立つと思います。