驚くほど簡単に建築工事の工程表が作れる無料エクセルテンプレート5選

工程表エクセル
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「工程表の作成に時間がかかっている・・・」

「エクセルで思うように工程表が作成できない」

そう悩んでいる現場監督の方は多いのではないでしょうか。

そんな方は、ぜひエクセルの工程表テンプレートを活用してみてください。
エクセルは数多くのテンプレートが配布されており、自作をするよりも簡単にキレイで管理しやすい工程表を作成することができます。

この記事では、建築業で評価の高いエクセルで作られた工程表のテンプレート5つをご紹介します。

ご紹介するエクセルの工程表のテンプレートはあらかじめ関数が組まれており、セルに入力するだけで工数や期間を自動計算してくれる高機能なものばかりなので、時間と手間をかけずに、工程表を作成することが可能になります。

ぜひご参考にしてください。

1.エクセル工程表のテンプレート5選

無料で配布されているエクセルの工程表を実際にダウンロードをして使用したもの中から厳選した5つのテンプレートをご紹介します。

テンプレート名

操作性

デザイン性

オススメ度

Excel Pro 工程表

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Hotateの苦悩

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簡単!Excel工程表(フリーウェア版)

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ガントチャートforExcel

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Red Warrior (3S-HACKS!)

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日頃の業務でエクセルにあまり触れない、初心者の方でも簡単に操作できることと、クライアントやお客様に提出しても恥ずかしくない洗練されたデザインであること。

この「操作性」と「デザイン性」の2つを両立できるエクセルテンプレートを厳選したのでご紹介します。

【補足】
工程表にはバーチャート(ガントチャート)工程表やネットワーク工程表などの種類がありますが、エクセルで作成できる工程表はバーチャート(ガントチャート)工程表です。今回ご紹介する工程表もバーチャート(ガントチャート)工程表になります。工程表の種類については「2.工程表の種類とエクセルとの互換性」をご覧ください。

1-1. Excel Pro 工程表

ダウンロード先→Excel Pro 工程表

初心者の人でも使いやすい完成度の高いエクセルの工程表テンプレートです。

Excel Pro 工程表

1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年とシートが用意されており、工程名と施工期間を入力するだけで全体に反映されるために、工程表を再度入力する手間が省けます。

また、予定日と実施日を管理できるので工程ごとの出来高や進捗状況を把握できるのが大きなメリットです。無料のエクセルテンプレートですが有料並みの機能を備えたオススメできるテンプレートです。

1-2. Hotateの苦悩

ダウンロード先→ほたての苦悩

ホタテの苦悩

シンプルで操作性に優れていり初心者の方にも使いやすい工程表です。

自動計算の関数が組み込まれており、”工程名”と”開始日”、”終了日”記載するだけで対応する日数に反映されため、初心者の方にも使いやすい工程表です。

「シート2」で非稼働日を入力すると自動で除外してくれるのが特徴です。項目を入力するだけで工程表が作成できるので初心者の方にオススメです。

1-3. 簡単!Excel工程表(フリーウェア版)

ダウンロード先→簡単!Excel工程表(フリーウェア版)

シンプルで初心者の方にも使いやすい工程表です。

簡単!Excel工程表

関数が組みこまれいないために、セルを追加したり施工期間の棒線の色を自由に変更することができます。「下書き」や「手書き」用のテンプレートとしてもオススメです。

1-4. ガントチャートforExcel

ダウンロード先→ガントチャートforExcel

ガントチャートforExcel

1日、1週間、1ヶ月、1年、3年とシートが用意されているために、工程を施工期間ごとに細分化して管理できる工程表です。

マクロが組まれており、工程を入力するだけで各シートの工程が自動で反映されるために、期間に応じてゼロから工程表を作成する手間を省けます。

ただし、動作が重いためにPCのスペックが低い場合やエクセルのバージョンが古い方にはオススメできません。全体の工程表であれば、「Excel Pro 工程表」や「Hotateの苦悩」の方が使いやすい印象です。

1-5. Red Warrior (3S-HACKS!)

ダウンロード先→Red Warrior (3S-HACKS!)

作業の優先度別に並べ変えることができるために、工程を細分化して管理したい方にオススメな工程表です。

Red Warrior (3S-HACKS!)

ただし、PCのスペックによっては動作が重く操作性にストレスを感じることがあります。

プロジェクト全体の工程表を作成する場合は、「Excel Pro 工程表」や「Hotateの苦悩」の方が使いやすい印象です。

1-6.【番外編】有料だけどオススメできる工程表作成・管理システム「工作2プラス」

ダウンロード先→かんたん工程表作成ソフト工作2プラス

「工作2プラス」は有料(¥86,400~)の工程表作成・管理ツールですが、「作業名」と「期間」を入力するだけで誰でも簡単に高機能な工程表を作成できる工程表管理ツールです。

工作2

単純な工程表を作成するだけではなく、各工程ごとの実行予算登録や原価管理にも対応しているために利益に直結した工程管理を実現できるのが特徴です。

その他にも”出来高累計曲線工程表”やネットワーク式工程表にも対応しているために、リアルタイムに工期の遅れや進捗状況を計測することが可能です。

エクセルにエクスポート(書き出し)することができるので「3.エクセル工程表の業務を効率化させる活用方法」でお伝えするクラウドストレージサービスと連携することが業務効率を改善することができます。

「工作2プラス」は無料の工程管理システムではありませんが、「利益に直結する完成度の高い工程管理を実現したい」という会社やリーダーにとってオススメできるツールです。

試用版もあるので是非、一度デモンストレーションしてみてください。

 

1-7.【番外編】有料だけどオススメできる工程表作成・施工管理アプリ「Photoruction」

 

https://www.photoruction.com

「Photoruction(フォトラクション)」は1ユーザーあたり¥4,500~/月の施工管理アプリですが、クラウドで共有できるネットワーク工程表を作成でき、さらに、図面、写真、電子黒板、書類、タスク、検査など、施工管理で必要な一連の機能をワンストップで利用できるアプリです。

  • 自由度に富んだレイアウト

工程線の書き込みや移動、変形など直感的な操作で工程表を作成することができます。

 

  • 工程表をリアルタイムに共有

作成した工程表はネットワークを介してメンバー間でリアルタイムに共有されるため工期や工程の変更等に伴う再度の印刷・配布といった手間を削減できます。

 

  • バーチャート、ネットワーク工程表に対応

シンプルに管理できるバーチャート工程表、作業の順番やクリティカルパスを導けるネットワーク工程表のどちらにも対応しており、様々な現場や業態でご利用いただけます。

試用版もあるので是非、一度デモンストレーションしてみてください。

 

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2.工程表の種類とエクセルとの互換性

工程表は大きく分類すると「横線式工程表」「曲線式工程表」「ネットワーク式工程表」の4つの種類があります。

基本的にエクセルで作成できる工程表はバーチャート工程表やガントチャート工程表などの「横線式工程表」です。

工程表のカテゴリー

工程表の種類

エクセルとの互換性

特徴

横線式工程表

ガントチャート

各工程と作業の達成度を管理できる。

バーチャート

工程全体と施工期間を俯瞰的に管理できる。

曲線式工程表

斜線式工程表

各工程の出来高や生産性を管理することができる。

出来高累計曲線

施工速度による工事全体の工程の進捗予測を立てられる。

ネットワーク式

ネットワーク式工程表

作業の遅れによる全体の影響や関連性を的確に把握できる。

工程表の種類
画像出典元:安全衛生情報センター

一方で「曲線式工程表」や「ネットワーク式工程表」の作成は、高度なマクロを組む必要があり、関数やVBAといったプログラミングに関する知識が無いとカスタマイズできないためにエクセルでの作成は不向きです。

「曲線式工程表」や「ネットワーク式工程表」を作成する場合は既に、VBAでマクロが組まれたテンプレートを使用するようにしましょう。

下記のエクセルテンプレートが曲線式工程表やネットワーク工程表に対応しています。

テンプレート名 工程表の種類 特徴
工事工程表_埼玉県型6ヶ月と7ヶ月と8ヶ月 曲線式工程表 自動で出来高累計曲線を出力してくれる工程表のエクセルテンプレート
工程表ツール(F) ネットワーク式工程表 自動で簡易的なネットワーク図を出力してくるエクセルテンプレート

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3.工程表の管理はクラウドストレージDropboxを活用する

エクセルで作成した工程表はDropboxなどのクラウドストレージを活用することで活用の幅が広がります。

クラウドストレージに保存されたファイルは複数人数で共有できるようになるために、工程表の作成を各工程のベンダーや関係者全員で共有して作成することができます。

有料の工程管理システムとは異なり、エクセルとDropboxは誰でも簡単に使用することができるのために、操作方法の教育や指導の必要はありません。

このようにエクセルで作成した工程表はクラウドストレージを利用することで活用の幅が広がり業務効率化が促進されます。

Dropboxを利用したエクセル工程表の活用方法について解説します。

3-1.ファイルを共有できるため複数人で管理ができる

Dropboxでファイルを管理すると、同じファイルを複数人数で共有できるようになるために、情報共有が加速されます。

これまではベンダーの報告に基づいて工程の管理者が進捗状況を入力していた作業を、各工程の責任者やベンダーが直接入力することで、事務作業の手間を省きリアルタイムに最新の情報に更新できるようになります。

このようにDropboxで工程表を管理することで情報共有か加速され業務効率化に繋がります。

3-2.現場でもスマホやタブレットで工程表が閲覧・編集ができる

離れた場所からも同じフォルダにアクセス可能

Dropboxはクラウド上にファイルが保存されるために、PCなどの「デバイス」や「場所」に制限されることなく工程表を編集できるようになります。

現場での工程表の編集や各工程の責任者がリアルタイムで工程表を編集することができます。

このように工程表をDropboxで管理することで場所や環境に制限されることがなくなり、時間を有効活用することができるようになります。

3-3.AutoCADのファイルをスマホアプリ、ブラウザからソフトを起動せずにプレビューできる

Dropboxに保存されたエクセルデータ(.xlsm)はスマホやPCから簡単にプレビューすることができます。

さらにDropboxはAutoCADで作成したCADデータ(DWGファイル)も簡単にプレビューすることが可能です。
新しいプレビュー機能を使うと、他の担当者は AutoCAD をインストールすることなく、データの内容を確認しフィードバックができます。


AutoCAD のプレビュー

Dropbox工程表の閲覧・編集だけではなくプロジェクトのファイル管理ツールとして業務効率化を促進につながります。

詳細はこちらの記事をご参照ください。
新しいプレビュー機能でチーム作業がさらに効率的に

3-4.電波が弱い建設現場でも、スムーズにファイルのアップロード・ダウンロードができる

建設現場は様々で、携帯電話の電波が悪い場所の場合もあります。

通常のクラウドストレージだと、大きなファイル(図面、写真、動画)を回線の細い場所で無事にファイルのアップロード、ダウンロードができなくて、エラーが起こります。

しかし、そういった場所でもDropboxであれば心配ありません。Dropboxはスムーズにファイルのやりとりが行えるように様々な同期の技術を開発しています。

例えば、ファイルを更新した際、従来のクラウドストレージであれば再度ファイルそのものを送信するので負荷がかかりますが、Dropboxは更新した差分データのみを同期するので高速でファイルを送信できます。

その他にも差分同期、LAN同期、ストリーミング同期といったあらゆる場面を想定した3つの同期技術があり、このような技術を提供するクラウドストレージはDropboxだけです。

Dropboxの同期技術

この同期技術によって、高速でファイルのやりとりができるということもわかっており、ダウンロードスピードが最大6倍、アップロードは7倍、同期編集スピードは11倍と大きな差が出ています。

ベンチマークテスト

現場と事務所を往復する建築関係の方など、複数箇所で作業がある方は特にDropboxが便利です。

まとめ

工程表は独自の工程管理システムで作成する会社も多いですが、エクセルでも高機能な工程表テンプレートが配布されており、有料の図面管理システムと遜色ないテンプレートもあります。

今回ご紹介させて頂いた工程表のエクセルテンプレートも無料ですが有料級の高機能かつ使いやすい工程表テンプレートだけを厳選しました。

ぜひ、あなたの工程表の作成の参考になればと思います。

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2. 建設企業でのクラウドストレージ 6 つ活用シーン
3. クラウドストレージ導入後の失敗5つのケース
4. クラウドストレージ導入を成功するために見落としてはいけないポイント13
5. Dropbox で働き方がどのように変わるのか、他クラウドストレージとの違い
6. 成功している建設企業の紹介 

実際に200社以上の建設企業を訪問した Dropbox の営業たちが耳にしたリアルな声をたっぷり盛り込んでいますので、きっとお役に立つと思います。