Dropbox、AI 搭載型ユニバーサル検索ツールの新製品 「Dropbox Dash for Business」を発表

~ユニバーサル検索、整理、共有、高度のコンテンツアクセス制御の機能を搭載~

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2024年10月17日 – Dropbox, Inc.(NASDAQ: DBX)の日本法人であるDropbox Japan 株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:梅田成二)は、AI搭載型ユニバーサル検索ツール「Dropbox Dash for Business」の提供を米国で開始しました。Dropbox Dash for Businessは、ユニバーサル検索、整理、共有、高度のコンテンツアクセス制御の機能を搭載し、業務に必要な情報が見つからないという企業が抱える問題を解決します。Dropbox Dash for Business*は、ウェブおよびデスクトップの英語版が、現在米国で利用可能です。2025年初頭に、他の市場での提供を開始します。


分散化とオンライン化が進む職場では、大量のブラウザタブ、クラウドアプリ、AIツールに情報が散らばり、サイロ化されています。その結果、ナレッジワーカーは電子メール、共有ファイル、クラウドアプリを横断して情報を探すのに膨大な時間を費やしています。そのような問題を解決するために、Dropbox Dash for Businessは、各種ビジネスアプリのセンターとなり、1か所で複数アプリを横断して検索することを可能にしました。また、権限がある人のみに情報が表示されるように、同製品には強力なコンテンツアクセス制御機能が搭載されています

Dropboxの共同創設者でCEOのドリュー・ハウストンは次のようにコメントしています:
「Dropboxの提供を開始した理由は、その当時デバイスやプラットフォームに左右されずにコンテンツを見つけ、アクセスする良い方法が必要だったからです。そして本日私たちは、同じ問題の2024年版のソリューションを提供します。現在は、コンテンツがあらゆる場所に散りばめられ、仕事を完了するのに必要な情報を見つけるのが困難です。Dropbox Dash for Businessは、必要な情報を迅速に見つけ、毎日の障害を取り除き、機密情報を保護することで、この問題を解決します。実際にユーザーの皆様に使ってもらえるのを楽しみにしています」

AI搭載型ユニバーサル検索であらゆる情報を見つける
かつてデスクトップにあった何百ものファイルは、今では何百ものブラウザタブとアプリになりました。調査によると1日に60分もアプリ間の移動に時間を使っていると回答したナレッジワーカーは、69%に上ります。また、生成AIツールの急速な成長に伴い、社内に蓄積された貴重な情報を検索するよりも、ウェブ上で全人類の知識を検索する方が簡単になっています。日本のナレッジワーカーの83.4%は、AIを業務で取り入れたいと回答しており、AIの業務利用を期待する理由として最も多く挙げられたのが生産性向上(83.5%)でした。AIを業務で利用するシーンでは、48%の人がデータ発見などの情報検索に取り入れられると回答しました

Dropbox Dashは、保存場所や内容に関係なく社内にある情報を1つの検索ボックスで検索することを可能にしました。さらにDropbox Dash for Businessでは、ユーザーの検索体験をより向上しました。新たな管理者機能を使えば、Googleドライブ、Notion、Asanaなどの各種ビジネスアプリとDropbox Dash for Businessを簡単に連携できます。AIによる機械学習により、検索結果を改善し、リアルタイムの回答と要約も提供します。マクラーレンF1チームを含めた世界中の企業がDropbox Dashの効果をすでに実感しています。

マクラーレンレーシングのビジネステクノロジーディレクター、ダン・キーワース (Dan Keyworth) 氏は次のように述べています:
「Dropbox Dashは私たちに大きな変革をもたらしてくれました。単一のエコシステムに閉じ込めることなく、チームが利用しているさまざまなアプリやツールをシームレスに繋げ、全ての情報を1か所にまとめてくれます。常に向上を求めている私たちにとって、すべてを一元化することを可能にしたこのツールは貴重です」

詳細なコンテンツアクセス制御で情報を保護
Dropbox Dash for Businessにおいて、ユニバーサル検索は優れた機能の一例にすぎません。AIツールの人気が高まり続ける中、企業はセキュリティとコンテンツガバナンスへの懸念を強めており78%がセキュリティへの投資の増額を計画しています。Dropboxと同様に、Dropbox Dashはセキュリティ、プライバシー、制御を念頭に設計されました。強力なコンテンツアクセス制御により、管理者に機密情報の可視化機能を提供し、権限のあるユーザーしか許可された情報を参照できないようにしています。

Dropboxは、このたび、コンテンツガバナンスプラットフォームであるNiraを買収しました。Niraは、クラウドファイルを不正アクセスから保護するための機能を提供する企業です。この買収によりDropboxは、Dropbox Dash用のカスタムソリューションを設計し、企業の管理者は数回クリックするだけで機密文書を簡単に保護することができます。また管理者は、主要なコンテンツプラットフォームを横断して共有されている社内情報を、1か所で確認できます。機密性の高いデータを特定したり、アセット数に関わらず大量の変更を一括管理できるため、これまで情報ごとに行っていた煩雑な手作業が不要になります。

キーワース氏はさらに次のように述べています:
「Dropbox Dashは、期限切れの権限を介して機密データにアクセスできそうな場所を可視化します。この可視化される情報は、データ、クリエイティブキャンペーン、商業資産などの知的財産の保護に不可欠です。可視化機能のおかげで、セキュリティを強化でき、最も貴重な情報をより厳重に管理し続けられます」

ビジネスリーダーは可視性と権限の制御に加え、AIによる自社情報の使用方法についての透明性も求めています。Dropbox Dash for Businessは、デフォルトで自己ホスト型AIを使用する仕組みを採用しており、第三者のAIプラットフォームに依存することなく、ユーザーのデータをDropboxの信頼境界内に留めます。

ユーザーの集中力を助けるDropbox Dashのさまざまな機能
Dropbox Dash for Businessには、ベータ版ユーザーに好評だった機能のアップデートが含まれています。Start Pageは、ユニバーサル検索、最近作業していたコンテンツへのショートカット、ミーティングの開始などができる単一のダッシュボードです。このStart Pageにアクティブティフィードが追加され、資料の更新情報が1か所に表示されるようになりました。あらゆる種類の情報をグループにまとめる機能Stackは、個人レベルだけではなく、企業レベルで作成できるようになり、かつ社内外の人への細かな共有権限設定ができるようになりました。また、ユーザーが自社のコンテンツについて質問できるAI活用機能のAnswerは、元々の検索クエリに基づいてフォローアップの質問、回答、関連するコンテンツリンクを生成できるようになりました。これにより、ユーザーは一層深い知見が得られます。

Dropboxが日本のナレッジワーカーを対象に行った調査によると、「AIを業務で取り入れたい」と回答した人は83.4%に上りましたが、AIを業務で利用したことがあるナレッジワーカーは21.6%にとどまりました。期待とは裏腹に、業務でAIを利用できていない現状がわかりました。一方で、AIの業務利用を期待する理由として最も多く挙げられたのは、「労働生産性が上がると思うから(83.5%)」でした。Dropboxは、AIへの期待値が高い日本のナレッジワーカーがAIツールに最も期待している労働生産性向上を、Dropbox Dash for Businessを通じて提供することを目指します。

*Dropbox Dashのベータ版を使用しているユーザーは、 https://dash.dropbox.com/ からDropbox Dash for Businessの詳細を確認ください。
**Dropbox Dash for Businessのさらなる詳細(英語)は、こちらを確認ください。

以上

Dropbox Japanについて
Dropboxはプライベートと仕事、それぞれのコンテンツをわかりやすく整理し、生産性を維持できる場所を提供します。Dropboxの製品は、よりスマートな働き方を実現するために開発され、現在180か国以上で7億人を超える方々に愛用されています。米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置き、世界各地12か所にオフィスを構えています。Dropboxの使命と製品については、dropbox.comをご覧ください。
Dropbox Japanは、Dropboxの日本法人です。
詳細は、 https://www.dropbox.com/ja/business または https://navi.dropbox.jp/ をご覧ください。