きつい建設現場の味方!施工管理をスムーズに行うアプリ4選

施工管理アプリ
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あなたは、就業時間内に施工管理を行えていますか?

きっとほとんどの方は「No」と答えるでしょう。
特に現場で多い悩みとしては、

  • 毎日のように書類整理や写真管理に追われている
  • 人手不足により、現場の手伝いをしながら管理業務を進めなければならない
  • 早朝から肉体労働、定時後はオフィスに戻って夜22時まで事務作業、残業100時間は当たり前
  • 工事が集中して忙しい時や、工期が遅れている時はさらに残業が増える
  • 現場の責任を負う立場のため、精神的なプレッシャーが大きい
  • 予定の連絡ミスや「言った」「言ってない」などのトラブルになることがある

などがあると思います。

このように膨大な業務量に悩んでいる方は、ぜひ施工管理アプリを活用してみてください。
「従来1時間ほどかかっていた作業がアプリを利用することで10〜20分に短縮した」
「施工管理表をデータでアプリで共有できることで、関係者への確認の電話が半分以下になった」
などうれしい効果が報告されています。

この記事では、便利な施工管理アプリや施工管理のポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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【全施工管理アプリの表】 (*2018年8月時点の情報です)

1. 施工管理でアプリを使うと業務がこんなに楽になる

kizuku
画像参照元:kizuku 

施工管理者は、施工計画の作成や工程管理など様々な管理業務があるため、「 職人さんが予定通りに現場作業を行えているか」「なにかトラブルなど起きていないか」など、心配事は尽きないですよね。

かといって、一人でいくつかの現場を掛け持ちしている場合、すべての現場に足を運んで自身の目で確かめるのは現実的ではないですし、あまりにも業務量が多すぎて勤務時間も長く、疲労困憊している施工管理者が続出しているのは事実です。

そんな現状の中で施工管理アプリを使うと、日々の業務にどれだけの効果があるのか最初にお伝えします。

1-1. 工程表の共有をすることで工期遅れを事前に防げる

スケジュール表
画像参照元:kizuku

 

画像参照元:Photoruction

どの工程がいつ始まっていつ終わるのか、必要な人員は足りているのか、複数の案件を把握するのはとても大変ですよね。

現場の職人さんに最新の工程表が届いていなかったり、細かい進捗状況を把握できていなかったりすると、思わぬトラブルが起こって工期が遅れるリスクも高くなります。

そんな時は施工管理アプリを利用することで、

  • 工程表をわざわざ印刷する必要がない
  • 雨が降って必要書類が汚れてしまう心配や、紛失のリスクがないので安心
  • ペーパーレスでコスト削減につながる
  • 工程をリアルタイムで全員と共有できるので、なにか変更点があった時も伝達が早い
  • いつでもどこでも編集ができるため、わざわざ事務所に戻らなくて済む
  • 進捗状況がすぐに分かるので、不足している人員や資材の確保も事前にできる

 など、紙で工程表を印刷していた時よりもはるかに便利になります。

「せっかく新しい案件を受注したのに、稼働状況が手一杯で失注してしまった・・・」なんてことが起こらないよう、施工管理アプリで工程表は全員で共有できるようにしておきましょう。

1-2. いつでもデータの確認ができるため、事前に手戻りを防げる

図面
画像参照元:Andpad

今までは、現場が終わってから事務所のパソコンを使って写真のやりとりをしていたため、「この撮り方ではない!」となった時に撮り直しになったり、配筋などのように後から撮り直しができないものまでありました。

かといって毎回事務所に戻って施工計画書や図面、資料を確認したり、毎回他の職員や業者さんとやりとりするのはかなりの手間ですよね。

施工管理アプリを利用すれば、

写真の共有 

  • 社員や職人全員で図面や写真などのミスがないか確認ができるので、手戻りを防げる
  • 撮影した写真を関係業者や職人とその場で共有ができるため、引き継ぎもしやすい
  • 写真を共有しながらタイムリーに情報のやりとりができる
  • 現場監督代行や、新人監督でも、写真を撮ったらすぐに確認と指示出しができるので安心

図面や資料の共有

  • 広い現場や遠方とのやりとりでもすぐに確認ができる
  • 現場で職人さんに工程や図面について聞かれても、すぐに答えられる
  • 急に別件の話が出て確実に図面を持ち歩いていなくても、その場でデータの閲覧ができる
  • 小さな文字もスマホで拡大できるので見やすい

業務の効率化

  • 作業が終わったその場で日報作成ができる
  • 事務所に戻ってデータをメールで送ったり、スキャンしてPDFにする必要がない
  • データの閲覧や比較、工程表や報告書のためにわざわざ印刷する必要がない
  • 荷物がデバイスと予備の充電器くらいで済むようになった

など、あなたの徹底した確認作業が行えるため、まず手戻りになる心配がなくなります。

1-3. 連絡作業のタイムラグをなくしてさらに段取り上手

チャット
画像参照元:Andpad

電話やLINE、FAXでのやりとりは、電話が繋がらなくて作業を中断せざる得なかったり、仕事とプライベートが混同してしまったり、事務所に戻らないと確認ができなかったりと、なにかと不便なことが多いですよね。

アプリでやりとりする場合は、すべてチャットに集約することができます。
そうすることで、

  • 仕事とプライベートを分けられるため、誤送信を防げる
  • 現場ごとにグループ作成ができるため、効率よく情報の共有ができる
  • 実際に足を運ばなければ把握できなかった現場の状況を、関係者全員と共有することができる
  • 監督を介さない業者さん同士のやりとりも増えて、連携がとりやすい
  • 施主との会議などで決まった内容を一斉連絡できる
  • 急な仕様変更にもすぐに対応できる
  • 写真を見ながらやりとりできるため、工事箇所を特定するのが早い

など、今まで連絡に割いていた時間が大幅に短縮されます。

※「eYACHO」はチャットではなく共有ノートとして連絡のやりとりができます。 ※「Photoruction」タスク機能でチャットのようなやり取りができます。

1-4. 使い慣れたスマホで簡単に操作できる

施工管理は普段使い慣れているスマホやタブレットで利用できます。
従来は大量の写真や図面を持ち歩く必要がありましたが、今はスマホやタブレットに情報を入れて、離れている場所からでも簡単に閲覧・共有ができます。

また、アプリの場合は直感的に使えるように開発されているため、パソコンが苦手な方でも簡単に利用することができます。

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1-5. 無料でも機能は十分使える

新しいソフトやアプリを利用する際は、「本当に便利なのか」「上手く使いこなせるのか」色々不安ですよね。今回ご紹介しているアプリは、ほとんどのものが無料でインストールできます。無料というと性能的に劣ると思われがちですが、高性能で機能が豊富なものは多々あります。

また、多くのソフトやアプリが無料体験版を提供しているので、まずは無料で気軽に試してみて、「使いやすいな」「もっと他の機能も追加したいな」と思ったら有料版を検討してみても良いかと思います。

以上5つの理由から、施工管理アプリを利用するといかに業務効率が上がるかがお分かり頂けると思いますが、実際に利用した会社の導入事例も貼付します。

棟数は導入以前と比べて2倍に!
工程と関係職員のやりとりを関連付けて使えるので、総合的に良かった。
監督の人数はそのままで、管理できている現場の棟数は導入以前と比べて2倍になりました。


iPad
に慣れていない人でもすぐに使える
eYACHO化しても見た目は紙の帳票そのままなので、iPadに慣れていない人でもすぐに使えます。
帳票をPDF化してeYACHOに読み込ませ、数値や文字などの記入欄の部分に、テキスト枠やチェックボックスなどを配置するだけなので、これまで使っていた紙の帳票をeYACHO化するのは簡単にできました。 


1
時間以上かかっていた作業が10分~20分で済むように
シェア機能により現場と事務所間で画面共有ができるようになったため、これまで事務所と現場を行き来しながら1時間以上かかっていた作業が10分~20分で済むようになりました。
現場巡視記録や出面表をeYACHO上で作成でき、印刷する手間がなくなったほか、データとしてまとめておけるので利便性が向上しました。

2. 施工管理を効率よく行うためのアプリ

ここでは、施工管理の品質をより向上させ、日頃の業務量を大幅に削減できるアプリを4つご紹介します。

*2018年8月時点の情報です 全施工管理アプリの表

今回ご紹介するアプリ以外にも現場で便利なアプリは色々あるのですが、「一つのことしかできない」
「施工管理で必要な機能が不足している」ものが多く、それをカスタマイズするとなると開発費用が何百万・何千万とかかってしまします。

こちらでご紹介するのは、数あるアプリの中でも「施工管理で必須な機能

  • 工程管理
  • 写真や図面の共有
  • チャット機能

がありますので、安心してご利用いただけます。
また、どのアプリも基本的には法人として利用するアプリのため、利用するには事前のアカウント作成が必要となります。気になるアプリがありましたら、まずは30日の無料体験をお試し頂くなど、各ホームページにてご確認ください。

2-1. 導入実績 50,000 社!圧倒的人気のアプリ「kizuku」

kizuku

「Kizuku(キズク)」は、手軽にやりとりができるチャット機能をベースに、工程管理・物件管理・写真管理などをクラウド上で共有できるコミュニケーションアプリです。クラウドで管理している物件情報や設計図面等をスマートフォンやタブレットで確認できたり、メッセージや写真、動画を使って、現場の進捗状況を担当者全員で共有できるなど豊富な機能が揃っているため、忙しい現場監督・職人さんの負担を軽減します。

また、「国際基準規格「ISO/IEC27001:2013」の認証」や「C」「国際的なセキュリティ基準をクリアしているMicrosoftのクラウドサービス(Microsoft Azure)」などを利用しているため、セキュリティ面も安心です。

【HP】http://www.ctx.co.jp/kizuku2_pr/index.html

APP Store

 

【対応機種】iOS 8.0以降 iPhone、iPad、iPod touch

【対応言語】日本語・英語・タイ語

【料金】
kizuku の料金表

【機能】

工程管理

  • 工程表とグループトークが連動しているため、トーク内で投稿された「開始/完了スタンプ」がカレンダー上にも反映される
  • Kizuku上に登録した現場写真は自動でカレンダーにも反映されます。
  • 会議室や社用車などの予約も、予定と合わせて登録
  • Myスケジュール機能でプライベートな予定も公開・非公開を設定して登録できる

チャット

  • 現場の進捗報告、確認作業、指示出しすべてをトーク内で管理できる
  • 関係職員や協力会社などの人やテーマ別にグループを作成し、やりとりができる
  • 訂正箇所など直接写真に書き込みして投稿できる
  • 音声付きの動画で現場の状況を正確に伝えられる
  • 誰がいつ既読状態になったのかを確認できるので、行き違いによるトラブルを防げる
  • 工程の「開始/完了」の報告はスタンプを送信するだけ

写真・資料管理

  • クラウド上にファイルを保管することで、どこでもスマホからも確認できる
  • 閲覧権限を設定できるため、セキュリティ面も安心
  • 撮影日順に撮影業者別で写真を管理することができる
  • ファイルの更新/ダウンロードを行った人と日時を履歴として残せる

報告書作成

  • トーク内で共有した写真がそのまま報告書の作成時に利用できる
  • アプリ内で「作成・確認・承認 」がすべて完結できる
  • 工事別/案件別に報告書雛形を設定

2-2. 一万人以上の現場の声を反映させた「ANDPAD」

andpad

ANDPAD(アンドパッド)はリリースから2年半で800社と超える企業に導入されており、建築現場に精通した専門家と開発した施工管理アプリです。

工程表、図面、写真、カレンダー、資料の管理、OB管理、検査、チャット、日報、営業管理、見積作成、受発注データの管理などをクラウドで管理し、現場で使いやすい機能が豊富に揃っています。

【HP】https://andpad.jp/

APP Store

【対応機種】iOS 10.0以降 iPhone、iPad、iPod touch

【対応言語】日本語

【料金】
初期費用        ¥100,000 (契約期間は1年間のみ)
60アカウント     ¥36,000/月
100アカウント   ¥60,000/月
200アカウント ¥120,000/月
30日間無料体験あり

【機能】
工程管理

  • 各案件の着工・完工・竣工日や、工程ごとの担当者や日程変更などを一目で確認できる
  • 工程ごとに通知や進捗状況を設定できるので、工期遅れも予防できる
  • 工程表と自分用の予定表が連動しているので、各自のスケジュールと照らし合わせることができる
  • クラウド上にファイルを保管することで、どこでもスマホからも確認できる

チャット
チャットで関係者全員に一括送信ができる

写真・資料管理

  • アプリ内に写真や図面を保管することで、どこでもスマホからも確認できる
  • 案件の進捗状況が一覧でき、過去の提案書などもまとめて管理できる
  • 案件情報の履歴が残るので、担当者が変わってもすぐに引き継ぎができる
  • 案件を地図上に表示できるため、ルート営業も便利

報告書作成

  • 作業が終わったその場で日報作成ができる
  • 進行報告や完了報告もすぐにできるので、その日の進捗状況が明確になる

見積作成(オプション)

  • Web上で見積作成が可能
  • 一般的な表計算ソフトと同じ使い方なので簡単
  • 見積作成から発注の完了まで、まとめて完結できる

検査(オプション)
記入がしづらい検査項目も、スマホで内容を簡潔に記録できる

OB点検・メンテナンス管理(オプション)

  • 過去に施工したお客様へ、定期的にメンテナンスなどの提案ができるよう、DM配信機能や定期点検管理機能が利用可能
  • 過去のお客様情報を見える化することで、継続的により良い提案ができる

2-3. 慣れ親しまれた野帳をデジタル化!「eYACHO for Business」

eYACHO

eYACHO(ヤチョウ)は、建設現場で広く利用されている野帳の利便性を、スマホで活用できるアプリです。
メモや作図をデバイス上で手書きしたり、音声や写真、動画を活用して現場の状況を記録。
TODO管理・帳票作成・打ち合わせ記録・情報共有など、一連の業務を行えます。

【HP】 http://product.metamoji.com/gemba/eyacho/

APP Store

【対応機種】iOS 8.0以降 iPhone、iPad、iPod touch

【対応言語】日本語・英語

【料金】 
《法人利用の場合》
初期費用   ¥ 250,000 (初回のみ)
1ライセンス  ¥ 20,000/年
30日間無料体験あり

《個人利用の場合》
 ¥ 490/月額
¥ 5,020/年額 他

【機能】工程管理

  • 工程表には工程追加や変更があった場合もすぐにメモできる
  • メモや写真にもTODOタグを付けて管理できる
  • カレンダーは多彩な表示形式から選択できる
  • カレンダーとTODOを関連付けておくと、カレンダーから確認したい情報にすぐにアクセスできる

共有ノート

  • 複数人が現場の情報を同時に書き込める共有ノートを作成
  • 自分用とチーム用とそれぞれ作成し、一部の情報を共有することもできる
  • 複数のPDFを1つのノートに集約できる

写真・資料管理

  • 現場の写真を撮って手書きでさっと書き込める
  • 現場の状況を写真や動画に撮ってノートに貼り付ける
  • 写真や動画、PDFの上にもメモや指示を書き込める
  • 写真や動画、音声により現場の状況を正確に記録できる

帳票作成

  • フォーム部品を貼り付けるだけで、紙の帳票と見た目そのままの帳票を簡単に作成できる
  • 立ち会い検査時の隙間時間を利用して、帳票にデータを入力し、事務所に戻ったらプリントアウトをするだけ
  • 外気温やコンクリート打設場所の温度などを計測する帳票を取り込み、その上にメモを書くことも可能

報告書の作成

  • 杭の図面や現場の土質柱状図、杭の打設したときのトルク値グラフなどの図表は、事前に資料をPDF化し、eYACHOの報告書に取り込むだけ
  • 出面表や測定・検査記録表はeYACHOに貼り付けるだけで自動計算をしてくれる
  • 現場巡視記録や黒板・現場看板などのよく使うテンプレートを多数搭載

データの有効活用を支援

  • Evernote、WebDAV、iCloud連携やStorageExtensionにも対応しており、ノートのインポート/エクスポートができる
  • eYACHO形式・テキスト・PDF・JPEG・CSVでの出入力に対応

2-4. 検査項目の記録や帳票作成まで、あらゆる施工業務に使える「Photoruction」

photoruction

 

Photoruction(フォトラクション)は、工程表、図面、写真、電子黒板、書類、タスク、検査など施工管理で必要な一連の機能をワンストップで利用できるアプリです。

100,000 現場数を超える(2021年8月時点)現場で導入いただき、「ゼネコン」「設計事務所」「専門工事」「工務店」「不動産」などの建設に関するあらゆる職種でご利用いただいています。

また、 ISO 27001 認証サーバーの利用、端末内のデータや通信の暗号化、端末紛失対策など、セキュリティ面も安心です。

【HP】 https://www.photoruction.com

【対応機種】iOS 12.0、Android 7.0以上

【対応言語】日本語

【料金】

  • 1ユーザーあたり¥4,500~/月

 

【機能】

工程管理

  • 工程線の書き込みや移動、変形など直感的な操作で工程表を作成することができます。
  • 作成した工程表はネットワークを介してメンバー間でリアルタイムに共有されるため工期や工程の変更等に伴う再度の印刷・配布といった手間を削減できます。
  • シンプルに管理できるバーチャート工程表、作業の順番やクリティカルパスを導けるネットワーク工程表のどちらにも対応しており、様々な現場や業態でご利用いただけます。

 

チャット/共有ノート

  • 検査から自分の TODO まで、仕事はタスクで一元管理できます。 「誰が」「何を」「いつまでに」といった基本的な業務情報の設定が可能です。
  • タスクに対して、コメントや写真などをチェック形式で記録することができ、割り振られた業務の進捗はリアルタイムに他のメンバーに共有できます。
  • タスクには担当者を設定することができます。 業務を割り振られたメンバーにメール通知を自動で行い、確認漏れを削減します。

 

写真・資料整理

  • 現場の状撮影した写真は自動的に関係者と共有され、手戻りを防ぎます。
    複数のプロジェクトを一括管理できるためバックオフィスの工数削減にも繋がります。
  • 写真に設定している情報を用いて Photoruction が自動整理します。
    撮影のあとで事務所に戻って整理する必要はありません。
  • 黒板を記録する履歴機能、予め黒板を作成しておける定型黒板機能など、現場での操作を削減します。
    電子小黒板機能は JACIC の信憑性確認(改ざん検知機能)に対応しています。

 

報告書作成

  • あらゆる書式をクラウドで管理することが可能です。
  • 文字入力、チェック項目、お絵描きや写真の挿入、項目リストからの選択、手書き署名など、様々な入力をサポートしています。
  • モバイルからも操作できるため、現場で日報や作業指示書を作成できます。

 

見積もり作成

  • 報告書と同様、見積もり書をクラウドで管理することが可能です。
  • モバイルからも操作できるため、外出先でも見積もりを作成できます。

 

検査項目の記録

  • さまざまな検査の進捗状況を一元管理します。 検査を行う場所ごとにタスクを設定することで、検査の状況を把握できます。
  • 図面をベースに検査ごとのシートを作成します。 検査する内容はテンプレート化することで、同様の検査箇所に一括設定できます。
  • 配筋リストから豆図を切り出して、検査項目・電子小黒板をまとめて作成できます。 検査箇所で撮影する際、予め対象の豆図が設定された電子小黒板での撮影が可能となります。

 

帳票作成

  • 面倒な書類もワンクリックで簡単に作成できます。 また、作成した後でも写真の追加・編集・並び替えが可能です。
  • 作成した書類は Microsoft Excelまたは Adobe PDF形式で出力できます。 Photoruction で編集した書類をすぐに印刷することも可能です。

 

データの有効活用を支援

  • Dropboxと連携できる「Dropbox Connector」を使えば、dwgなどCADファイルの閲覧、Word/Excel/PowerPointなどの書類の閲覧が可能になります。
  • 図面解析用の人工知能エンジン「Aoz Cloud」により、Photoructionに蓄積されたデータを有効活用できます。

3. 施工管理において大切なポイント3つ

アプリを使うことは、施工管理の業務を効率化する手段の1つです。

その他にも施工管理者として意識すべきことはたくさんあります。特に、「品質管理」「安全管理」「工程管理」は工事竣工まで毎日欠かさず行う業務です。この章では、これらをスムーズに行うために大切なポイントをご説明します。

<3-1. 施工管理で重要な品質管理と安全管理は一緒に行う

品質管理で最も大切なのは、工事写真の撮影です。

搬入材料の確認や出来高の確認、職人の作業状況などを工程ごとに細かく撮り、施工計画書や設計図通りにきちんと進んでいるのかをチェックするために記録します。
この時のポイントは、工程の流れと使用する工具や材料を事前に確認して、撮り忘れがないように気をつけましょう。

たとえば「鉄筋」のように、後から二度と撮影できなくなるようなものもあるため、現場のどこの柱や壁がどのタイミングで組み上がるかを把握し、職人さんたちともよくコミュニケーションをとりながら撮影に臨むことも必要です。

また、建設現場において安全管理は施工管理の中でもとくに大切な部分です。

安全管理は、現場を見回って危険なところがないかを調べたり、作業員の保護具は適正かどうかを確認したりします。現場が散らかっていると思わぬ怪我の原因になりますので、整理整頓もきちんとするようにしましょう。

工事写真の撮影は、常にあちこち見回るため、その際に一緒に安全確認をするようにクセづけると、効率よくチェックができます。
万が一危ないところを見つけたら、すぐに全員に知らせて事故を未然に防ぎましょう。

手間のかかる工事写真の撮影から写真台帳の作成までを簡単に行えるアプリを利用したい方は、こちらの記事をご覧ください。建設現場の強い味方!工事写真台帳を簡単に作成するためのアプリ5選

3-2. 余裕を持った工程管理を行い、万が一のトラブルにも備える

工程管理は、計画的に工事を進めるための的確なスケジュールを作成し、それが予定通りに行われているか進捗状況の確認までします。
この時の大切なポイントは、「余裕」です。

余裕のないスケジュールを組んでしまうと

  • 少しのミスでも全体に遅れが生じ、多くの人に迷惑がかかる
  • 遅れを取り戻すために無理なスケジュールを強いるため、職人の士気が下がる
  • 結果的に工事のクオリティも下がり、工事成績評定に響く

ギリギリのスケジュールは精神的なゆとりを奪い、事故の原因にもなります。

ただどうしても難しいのは、天災・労災・事故などの突発的に起きる問題です。
これらが原因で工程の変更、工事中止が起きるのは仕方がありません。
このような万が一のトラブルが起きたとしても工期に間に合わせられるよう、念のため余裕を持った工程を組むように心がけましょう。

また、工期だけでなく、可能であれば人員や資材に関しても余裕をみれると良いです。
なぜなら人員不足や資材不足で作業が止まると、その皺寄せが必ず別のところに出てきてしまうからです。そうなると残業が続き、ワークライフバランスが崩れてしまいますので、工期、資材、人員、精神的な面において余裕をもった工程管理をするようにしましょう。

3-3. 工事を円滑に進めるためにもコミュニケーション力を上げましょう

大きな現場であるほど、建設コンサルタントや職人・作業員・元請け業者などの様々な人が関わるため、施工管理者の統率力は非常に重要です。多くの人が同時に動くため、お互いがどのタイミングで何をするのかを共有していないと、効率的な仕事ができません。

また、職人の中には穏やかな方から気難しい方まで様々な性格の方がおりますので、人間関係に悩むことも多いかもしれませんが、職人たちの士気を高めてスムーズに工事を進めるためには、高いコミュニケーション能力が必要不可欠です。

日頃からこまめに進捗状況などを確認しながら、円滑な現場が維持できるよう心がけましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
施工管理は工事を安全に確実に進めていくために必要不可欠ですが、業務量も膨大なためいかに効率的に行うかが大切です。

そのためのポイントは2つ

・情報をいかに簡単に集めて共有するか

・集まった情報をどのように活用するか

従来の紙ベースでメールやFAX、電話でのやりとりをしていてはあまりにも時間と手間がかかりすぎますし、ご自身はもちろんのこと、関係職員や協力会社の方まで多くの方に影響を及ぼします。
ですから少しでも早く便利なアプリに移行し、過酷な業務から解放されると良いですよね。

今回ご紹介したアプリは、導入事例にもあったように非常に満足度の高いアプリばかりですので、ぜひこれから日々の業務に役立てて頂ければ幸いです。

失敗&成功例付き!
建設企業がクラウドストレージ導入で成功するために見落としてはいけない 13 のポイント

建設企業としてクラウドストレージがどのように仕事に貢献するのか興味ございませんか?
こちらの記事では、自社にぴったりなクラウドストレージを選ぶときに気をつけるポイントなど併せて下の内容を紹介しています。是非ともご覧ください。

1. 多くの建設企業が抱えている 3 つの課題
2. 建設企業でのクラウドストレージ 6 つ活用シーン
3. クラウドストレージ導入後の失敗5つのケース
4. クラウドストレージ導入を成功するために見落としてはいけないポイント13
5. Dropbox で働き方がどのように変わるのか、他クラウドストレージとの違い
6. 成功している建設企業の紹介 

実際に200社以上の建設企業を訪問した Dropbox の営業たちが耳にしたリアルな声をたっぷり盛り込んでいますので、きっとお役に立つと思います。