生産性ばかり求めてもダメ?創造力が枯れないようにする 5 つのコツ

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あなたにとって、「今日はいい仕事ができたな!」と思える日はどんな日ですか?

2 時間かけて、80 通のメールに猛スピードで返信できた日でしょうか。それとも、何週間も悪戦苦闘していた問題を解決できる新しい方法を見つけた日でしょうか。たぶん、一番たくさん仕事をした日より、最高の仕事ができた日の方が記憶に残っているのではないですか?

では、それはなぜでしょうか。何か行動を起こすたびに、それを記録し、成果を測り、常に向上することを分刻みで求められているようなときは、思うままにアイデア探しをしているだけでも、贅沢で満ち足りた気持ちになることがあります。

創造力を働かせることは、生産性を損なうことではなく、エンジンを回し続けるための燃料補給です。私たちは、これが創造力の真の価値であると考え、Dropbox によって創造力を絶えず湧き上がらせる方法を探すことに情熱を注いでいます。

私たちは、退屈で面倒な仕事のことは忘れたいのです。回し車に乗ったハムスターのようにではなく、日曜日にドライブをするように気持ちよく仕事をしたいのです。あなたも、次の 5 つのステップで今日から働き方を変えてみませんか?

1. 時間を気にしない

創造力を数字で表すのは難しいことです。1 日 8 時間の仕事で考え出したアイデアの数によって創造力を測ることはできません。大切なのは結果です。ビジネスでどんな成果があったかだけではなく、あなた自身と、仕事に対する思いにどのような影響を与えたかです。

我を忘れて取り組んでいるときに、(1)時が経つのに気づかないのは結構なことじゃないですか。考えていて迷ったときに、人は時計を見ません。勤めが終わって帰れる時間を待ち望んでいるわけでも、締め切りを気にしているわけでもないでしょう。

アート・マークマン氏は次のように指摘しています。「生産性の高い人々は、やらなければならない作業を筋道を立ててどんどん進めていきます。時間の使い方は効果的かつ効率的です。でも創造力のいる仕事で、時間を効率的に使うことはありません。」(2)

それは、創造力を働かせて問題を解決するには膨大な量の調査が必要だからです。アウトプットより必要なインプットの方が多いこともしばしばです。でもそれは、費やす時間が生産的でないという意味ではありません。

ステップ 1:

何度も繰り返す作業をもっと効率的に済ませる方法を探すのはやめましょう。週に 1 時間、新しいプロジェクトに専念する時間を確保します。その時間は、やれと言われたことではなく、自分がやりたいことのために使ってください。アイデアの実現に取り組むのではなく、アイデアで遊ぶことによってどう感じるのかを確かめましょう。手探りをするその時間は、毎週の定例ミーティングよりも時間が経つのが早いと思いませんか?

2. タスクにとらわれずに考える

どんなに生産性の高い日であっても、「何もしていないのに時間が経ってしまった」ように感じる日もあります。特にそれを感じるのは、低い枝先にある果実を摘み取るように、簡単にできる作業をひたすらこなすだけで一日が過ぎてしまうような日でしょう。

でもあなたはハムスターではありませんし、仕事はケージの回し車ではありません。研究によれば、人は誰しも意味のある仕事をしたいと望んでいます。これはミレニアル世代だけのことではありません(3)。

しかし、あなたがキリのない作業や To-do リストに縛られて身動きできないように感じているなら、仕事全体の目的を見極めるのは難しいかもしれません。

ステップ 2:

作業を繰り返す手を休め、長期的な目標を見据えて大きなアイデアに取り組む日を設けてください。Dropbox では、社員が 1 週間日常業務を離れて、非現実的なアイデアを掘り下げてみることを奨励しています。この Hack Week という 1 週間には、決まりきった仕事を離れて休むという以上の意味があり、いくつかのプロジェクトでは、Dropbox スマート シンク機能のような新機能の開発という成果が上がっています。

Dropbox Paper でアイデアを形に

3. 量よりも質を優先する

雑用をギリギリまで減らして、意味のある仕事にもっと時間を費やせたら、どうなるでしょうか。量から質へ重点を移すことは、企業の収益を脅かすことのように思えるかもしれません。

しかし、最近の研究(4)によれば、イノベーションの気風がある企業は、実際には成長性と収益性の点でも有利です。

一日の仕事が終わっても、生産性を高めようとする気持ちに終わりはないようです。エンターテイメントへの接し方にも、その影響が見られます。テレビ画面に携帯端末の画面を表示するセカンド スクリーン機能は、私たちがオフタイムでも生産性を高めようとしている何よりの証です。テクノロジーのおかげで、私たちはメディアを非常に効率よく消費できるようになりました。おそらくあなたは今、子供の頃よりも映画をたくさん見て、より多くの音楽を聴いているでしょう。

でも、今の方が楽しいと感じていますか?次々と出てくる話題作を見逃すことの恐怖に怯えているだけではないでしょうか。

ステップ 3:

25 の見出しを斜め読みするのではなく、長い記事を 2 本、最後まで読んでみてください。あるいは、動画サイトのビデオを 10 本観るのではなく、新しい映画を 1 本選んで観てください。1 つのストーリーにより深く踏み込んでも、得られる情報は同じかもしれませんが、より満足のいく結果になるはずです。

4. 物差しを変える

時間は限られた資源です。しかし、創造力と生産性のどちらかを選ばなくてはいけない、ということではありません。それぞれの価値を測る物差しを変えて、バランスが取れるポイントを見つければよいのです。

自分のアイデアがもたらす効果に、働いた時間の長さと同じ価値があると感じられるとき、創造力の流れに身を任せる時間が有効に使われたと言えるでしょう。

企業の中には、事業の拡大に執着して、毎年生産量の増大を迫るところがあります。

しかし、雇用が成長に追いついていない場合、圧倒的な作業負荷によって従業員が疲れ果ててしまうことになりかねません(5)。成果を測る方法を変えるだけで、従業員の定着率を改善できるのではないでしょうか?それに、従業員が仕事にやりがいを感じられれば、疲れ果てるような結果にはならないのではないでしょうか?

ステップ 4:

仕事を数量化する新しい方法を考えます。To-Do リストのボックスを塗りつぶして作業済みの項目を数えるのではなく、いつもの作業に新しい方法を試してみることをもっと考えてみてください。プロジェクトの枠からはみ出すような発想を書き留めるシートを作成しましょう。毎週、空想する時間を数分間増やしていくことを自分に課してみてはいかがでしょうか。

5. しばらく横道にそれる

問題を解決しようと四苦八苦しているときは、他の人が同じような問題にどう対処してきたかを延々と調べる癖がつきやすいものです。

しかし、集中しすぎることで必要な情報を見落とし、逆効果になる場合もあります。ある研究によれば(6)、とりとめのないことを考えることで、創造力を働かせて問題を解決するのが容易になるそうです。

だから、外部の情報を遮断して、直感に任せるのもよいでしょう。たとえ、自分がクリエイティブな仕事はしていないと思っていても、イマジネーションを働かせて問題を解決するときは、誰もが創造力を活用しているのです。

ステップ 5:

今度、文章を書くときに適切な言葉選びに詰まったら、オンライン類語辞典を引きたい衝動を抑え、外に出て近所を散策しましょう。完璧な言葉を探すのに執着するのではなく、頭を空っぽにして、全身の注意を払って五感を働かせてください。問題のことをしばらく忘れていると、天から答えが自然に降りてくるかもしれませんよ。

いかがでしたか?あなたの創造性をさらに発揮するヒントになれば幸いです。

1 https://www.psychologytoday.com/blog/the-playing-field/201402/flow-states-and-creativity
2 https://hbr.org/2015/11/to-get-more-creative-become-less-productive
3 https://hbr.org/2017/07/every-generation-wants-meaningful-work-but-thinks-other-age-groups-are-in-it-for-the-money
4 https://sloanreview.mit.edu/article/are-innovative-companies-more-profitable/
5 https://hbr.org/2017/04/employee-burnout-is-a-problem-with-the-company-not-the-person
6 https://www.scientificamerican.com/article/allowing-the-mind-to-wander-aids-creativity/

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