建築業界では、ここ 5 年以上にわたって材料費の高騰が続き1、さらに建設会社の 70 % が有能な人材の確保に苦労している状況もあって2、時代の変化に対応するための新たな方法を模索しています。2018 年を迎えるにあたり、チーム ワークをさらに効率化できるようなツールとなる、新たなテクノロジーが求められているのです。
「今後も多くのプロジェクトにおいて、チームによる共同作業が増えていくことが予想されます。私はこれを、建築技能から建築科学への移行と呼んでいます。」— Gilbane Building Company、オペレーショナル エクセレンスおよびプランニング部門シニア バイス プレジデント兼ディレクター、スー・クローアンズ氏3
新たな課題を最新のソリューションで解決
昨今の人手不足は、建設業界全体に影響を及ぼしています。優秀な働き手がなかなか見つからず、人件費も高くつくおそれがあります。その一方で、建設費は 2017 年度も落ち込んでおり、2018 年も同じ傾向になると考えられています4。
有能な人材が見つからないために、プロジェクトが遅れるのは避けたいところです。では、その損失をテクノロジーで補うという方法はどうでしょうか?実際に、新入社員の代わりにテクノロジーを採用したことで目覚ましい結果が得られたという例は、いくつもあります。
「さまざまなテクノロジーが建設業界に導入されていることを、新卒者の多くは知りません。こうしたテクノロジーに触れるなら、今が絶好のタイミングです。」– Aconex、建設部門戦略的アカウント担当バイス プレジデント、ギャレット・ハーリー氏5
建設業界では人手不足に加えて、材料費の上昇という深刻な問題も抱えています。原油価格が 20 % のペースで、金属が 10 % のペースで、それ以外の一般的な建設資材も 10 % 未満とは言え、高い水準で価格が上昇しています4。しかし、テクノロジーをうまく利用すれば、資材に関する課題にも対処できます。
最新のテクノロジーで道を切り開く
最新のテクノロジーは、プロジェクトのスピードや品質を短期間で高めるだけでなく、時間の節約も可能にするため、人手不足やコストの上昇による損失もカバーできます。
専門家の多くは、工場で事前に組み立てる工法が今後広まると見ています。時間や人手の問題などから、この手法を検討している建設会社が増えているからです3。
適切なテクノロジー ツールがあれば、どこで作業していてもファイルにアクセスしてコメントを付けられるので、短時間で成果を出せます。建設関係者の間では、投資効果が最も高いのは、BIM(53 %)や高度なデータ分析(48 %)ではなく、プロジェクト管理情報システムであることがわかっています(68 %)6。
たとえば Dropbox のようなツールがあれば、建物の完成予想図に使用される CAD や BIM ファイルから、領収書の PDF、予算編成のための Excel ファイルまで、デバイスから簡単にアクセスできます。帯域幅やアクセスに制限がなければ、チーム ワークの効果を高めたりプロジェクトを完了させることに、今よりも多くの時間をかけられます。
Dropbox で時間を節約
建設業界の変化に対応することは、テクノロジーを上手に活用することにほかなりません。
2018 年は Dropbox の統合テクノロジー ソリューションを導入して、時間を節約し、コストを削減しましょう。
詳しくは e ブック「テクノロジーで建築をスマートに」 をご覧ください。
1. 「Construction Economic Update(建設業界の最新経済学)」2017 年、Associated Builders and Contractors, Inc.
2. 「2017 Workforce Survey Results(2017 年労働者アンケート結果)」2017 年、Autodesk および Associated General Contractors of America
3. 「10 Construction Industry Trends To Watch in 2017(建設業界に見る 2017 年注目の 10 の傾向)」 2017 年、ConstructionDive
4. 「Moderating economic growth triggers construction forecast downgrade for 2017 and 2018(スロー ペースの経済成長により、建設業界の 2017 年および 2018 年の成長予測に陰りが)」 2017 年、AIA
5. 「What the evolving con-tech industry looks like to one new Aconex exec(Aconex 社の新しいエグゼクティブが見る、建設業界の進化)」 2017 年、ConstructionDive
6. 「Make it or break it: Global construction survey(成功か失敗か:世界の建設業界の調査)」 2017 年、KPMG